絶対借りれるカードローンはある?元銀行員が解説

絶対借りれるカードローンはあるのでしょうか?

お金に困っている人の多くが、カードローンを申し込む時に「借りれなかったらどうしよう」と思うのではないでしょうか?

絶対借りれるカードローンを探したい気持ちは分かりますが、残念ながら絶対借りられるカードローンなんて存在しません。

むしろ、絶対借りれるカードローンを探したいという気持ちに付け込まれ、闇金からお金を借りてしまうリスクがあり、闇金もこのような人を狙っています。

絶対借りれるカードローンはありませんが、借りれる可能性を高くすることは可能です。

絶対借りれるカードローンが存在しない理由と、絶対借りれるローンを探すリスク、絶対借りれる自分になるための方法について解説していきます。

絶対借りれるカードローンはある?

絶対借りれるカードローンなど存在しません。

カードローンで審査を行うことは法律によって義務付けられていますし、審査がある以上は、絶対審査に通るなんてあり得ないからです。

カードローンは絶対に審査が行われる

消費者金融や信販会社などの貸金業者は貸金業法という法律を守って業務を行わなければなりません。

貸金業法では「返済能力の調査」のために、顧客の信用や収入を審査することが義務付けられています。

審査は法律によって定められた義務ですので、審査なしで融資が行われることはあり得ません。

絶対に審査に通るローンはない

そして、審査が行われる以上は審査に落ちる可能性も十分にあります。

消費者金融などの貸金業者の審査基準は各社で異なり、どのように審査をしてどんな判断で融資をするのかについては業者の自由ですので、一応形だけ審査をして、全員審査に通してしまうこともやろうと思えば可能です。

しかし、登録貸金業者には定期的に金融庁の検査が行われているので、明らかに返済能力のない顧客に対して融資を行なっていたら、金融庁から「なぜ返済能力のない顧客へ融資をしたのか」と突っ込まれることになり、場合によっては行政処分となる可能性もあります。

したがって、審査で返済能力がないと判断された顧客は審査に落ちてしまう可能性が十分にあるのです。

絶対借りれるカードローンがない理由

それではなぜ、絶対審査に通過できるカードローンは存在しないのでしょうか?

それは、法律上の理由と、消費者金融の収益上の理由が大きく関係しています。

また、そもそも申込基準に該当しない人がいくらローンに申し込んでも審査に通過することは絶対に不可能です。

絶対借りれるカードローンが存在しない具体的な理由について、詳しく解説していきます。

申込基準が決まっている

第一に、カードローンには申込基準が決まっています。

例えばほとんどの大手消消費者金融のカードローンでは申し込むことができる年齢は20歳以上69歳以下となっています。

カードローンに20歳未満の未成年や70歳以上の人が申し込んでも、年齢が申込基準の対象外となっている時点で審査には通りません。

一定範囲の年齢の人しか審査に通らないという点で、絶対借りれるカードローンは存在しないと言えるのです。

働いて収入がないと借りられない

またカードローンは働いて収入のある人しか借りることができません。

無職の人で借りることができるのは、専業主婦への融資を取り扱っている一部の銀行カードローンだけです。

無職の人が申し込んでも絶対に審査には通らないので、この点でも絶対借りれるカードローンは存在しないということが言えます。

総量規制の決まりがある

貸金業法には、債務者を借り過ぎから守るためのルールである総量規制という決まりがあります。

総量規制とは、消費者金融や信販会社などの貸金業者からの借入額の合計で、年収の3分の1以内までしかお金を借りることができない決まりです。

すでに他社からの借入で総量規制の枠を使い切っている場合には、どんな人であれ絶対にそれ以上のお金を借りることはできません。

総量規制の決まりがあるという点でも、絶対借りれるカードローンは存在しないと言えるのです。

消費者金融はお金が返ってこないと商売にならない

消費者金融は貸したお金に利息がついて戻ってくることで収益を確保することができます。

そのため、カードローンの申込者が「ちゃんとお金を返すことができる人かどうか」を判定することが非常に大切になります。

お金を返済できない人にまで融資をしてしまったら、消費者金融とすれば大きな損失になってしまうので、自分たちの収益を確保するためにも審査はしっかりと行います。

大手消費者金融の審査通過率は40%〜50%程度ですので、申し込みに来る半分くらいの人は「リスクが高い」と判断されて審査に通過することができていません。

申し込みに来る人が全員お金を貸しても安心な人であれば、絶対借りれるカードローンと言えるかもしれませんが、実際には「お金を貸しても返ってこない」と判断できる人が相当数存在するので、消費者金融の収益上の観点からも絶対借りれるカードローンは存在しないのです。

カードローンを絶対借りれる人の条件とは?

ここまで説明したように、絶対借りれるカードローンは存在しません。

しかし、審査のポイントというのはどのようなカードローンでもおおよそは決まっていますので、審査に有利になる条件を多く持っている人は審査に通りやすくなります。

絶対とまでは言い切れませんが、以下のポイントを押さえておけば、絶対借りれる自分に近づくことはできます。

審査に通りやすくなる人の条件を詳しく見ていきましょう。

上場企業の会社員や公務員

上場企業の会社員や公務員などは審査で有利になります。

上場企業の会社員や公務員は年収が高く離職率も低いので、高い年収を継続的に確保することができると判断できることから、このような勤務先に勤務している人はカードローンの審査で有利になります。

3年以上勤務していればさらに審査で有利になるでしょう。

借入希望額の10倍以上の年収がある

年収が高ければ高いほどカードローンの審査ではプラスになります。

1つの目安として、借入希望額の10倍以上の年収があれば審査にはかなり有利です。

希望額の10倍も年収がある人は、総量規制の枠である年収の3分の1からかなり余裕があることになるので、カードローン会社からしてみれば、借入可能な枠が残っている「ぜひ借りて欲しい人」ということになりますので、審査ではかなり有利になります。

他社借入が何もない

他社借入が何もない、もくしは住宅ローンしか借りていないという人も審査で有利になる属性です。

カードローンなどの個人向け無担保ローンの借入が1件もない人というのは、やはりカードローン会社からすれば「ぜひともお金を借りてほしい人」ということになります。

クレジットヒストリーが完璧

信用情報にはクレジットヒストリーという情報があります。

クレジットヒストリーとはクレジットカードや借入金の支払状況を過去24ヶ月分記録したもので、期日通りに支払うと「$」、期日に遅れると「A」などと記録され、24ヶ月間すべてに「$」が記録されている人は「支払いは期日通りに行うしっかりとした人」と判断されるのでカードローンの審査ではかなり有利になります。

クレジットヒストリーはクレジットカードを持っており、毎月少しでも利用しないと記録されない情報です。

そのため、毎月1,000円でもいいのでクレジットカードを利用して、期日通りに支払うということを継続していくだけで審査にかなり通りやすくなります。

審査に絶対はありません。

しかし、上場企業の会社員や公務員が3年以上勤務して、希望額の10倍以上の年収があり、他社借入が何もなく、クレジットヒストリーが完璧であれば、「絶対借りれる」と言っても過言ではないほど、かなり高い確率でカードローンの審査に通過することができるでしょう。

勤務先や年収は変えられませんが、クレジットヒストリーは自分の努力で良化させることができるものですので、ぜひチャレンジして下さい。

どんな人でも絶対借りれるカードローンは闇金

街中やネット上やスポーツ新聞などの広告欄で「100%融資」「必ず借りられる」などと書かれた広告を見たことがある人も多いのではないでしょうか?

この広告を信じるならば、「絶対借りれるカードローンは存在する」という話になるかと思います。

しかし、審査は法律によって定められた行為である以上、法律に則って業務を行っている業者が「絶対借りれる」と広告することはあり得ません。

つまり、「絶対借りれる」と謳っている業者は非合法の業者、つまり闇金です。

闇金からは確かに絶対借りられるのですが、絶対借りれるという甘い言葉に乗せられてお金を借りることは絶対にやめてください。

闇金は法律を守らない

お金を貸すことを商売にする場合には国や都道府県へ登録を行い、貸金業法を遵守し、金融庁の監督のもとで業務をする必要があります。

登録貸金業者は必ず審査を行わなければいけないので、審査があるからこそ絶対借りれるカードローンは存在しないのです。

しかし、闇金は無登録の業者ですので、貸金業法を守りませんし、行政の監督を受けることもありません。

法律や行政は消費者を守るために存在していますが、無登録の闇金からお金を借りるという行為は、債務者を守ってくれるものが何もないということになります。

そのため、審査がない代わりに、利息も取り立ても違法行為が行われるのです。

異常な高金利

登録貸金業者は利息制限法の上限金利を守って融資をするので、いくら高くても金利は20%です。

しかし法律を守らない闇金の金利は10日で10%(トイチ)というのが当たり前です。

10日で10%ということは年利360%ですので、実に大手消費者金融の20倍の金利ということになります。

10万円借りても利息だけで年間36万円にもなってしまうのです。

お金のない人に貸し付け、脅して回収する

お金に困ってどこからも借りることができない人に対してこのような金利で融資をするのですから、普通に考えて「返済できない」と思います。

しかし闇金は督促に関するルールも守らないので、精神的に徹底的に追い詰める督促を行い「お金を払えば苦しみから解放される」という精神状態にして、無理やりお金を回収します。

先ほどの例で言えば10万円を一度貸してしまえば、その後は利息だけで毎年36万円取れるので、利息しか払うことができないような高金利を設定し、脅して延々と利息だけを払わせ続けるというのが闇金の手口です。

絶対借りれるが後が大変

闇金の督促で被害を被るのは自分だけではありません。

個人の携帯電話や自宅の固定電話にも早朝深夜問わず督促の電話がかかってきますし、自宅に張り紙が貼られることや、訪問されることもあります。

ひどい場合には子どもに付きまとうことまであるので、家族にも甚大な被害があります。

勤務先にも督促の電話があるので、会社に迷惑になりますし、実家にも督促が行われることもあります。

最近ではSNS上の友達やフォロワーにも督促が行われることもあるので、一度お金を借りてしまったらとにかく後が大変です。

闇金なら、確かに絶対借りれるということはできますが、後の被害が大きすぎるので闇金からは絶対にお金を借りてはいけません。

絶対借りれるその他の方法

闇金以外では絶対借りれるローンは存在しません。

しかし、以下の方法であれば危険なく絶対借りることができます。

正確に言えば、以下の方法であれば審査なしでお金を借りることができるのです。

もしも自分に定期預金や生命保険の積立金があるのであればお金を絶対借りれるでしょう。

クレジットカードのキャッシング枠

自分の持っているクレジットカードにキャッシング枠がついていないかどうか確認しましょう。

クレジットカードの中には特に希望していないのに最初からキャッシング枠がついているものもあります。

クレジットカードにキャッシング枠がついているのであれば、カードの限度額の範囲内ですぐにお金を借りることができます。

総合口座の定期預金担保貸付

銀行に定期預金を積み立てているという人は、この定期預金を総合口座(表が普通預金通帳で裏が定期預金通帳になっている、普通預金と定期預金が1つの通帳になっている口座)の定期預金に移すことで、普通預金のキャッシュカードで定期預金の90%までをキャッシングすることができます。

これを総合口座貸越と言いますが、総合口座貸越は審査がないので、ある意味「絶対借りれるカードローン」と言えるかもしれません。

生命保険の契約者貸付

こちらはカードローンとは異なりますが、絶対借りれる方法です。

解約返戻金がついている生命保険に加入している人は、解約返戻金の範囲内で保険会社からお金を借りることができます。

これを契約者貸付と言います。

お金が必要な時に生命保険を解約することによって、現金を手に入れることができますが、これでは保険の補償もなくなってしまいます。

契約者貸付であれば、保険を解約することなく、解約返戻金を借りることができ、しかもカードローンのように審査はありません。

絶対借りれる手段の一つとして、覚えておいて損はないでしょう。

絶対借りられるカードローンはない|まとめ

総合口座貸越にしても生命保険の契約者貸付にしても、自分が貯めたお金を借りているだけですので、審査はなく、正確にはお金を借りるとは言えないかもしれません。

審査のあるローンで絶対借りれるカードローンなどは存在しませんし、「絶対借りれる」と謳っている時点で闇金です。

ないものを探しても時間の無駄ですので、それよりも絶対借りれる自分を作った方がいいでしょう。

勤続年数を伸ばしたり、クレジットカードを期日通りに支払ったりするなどのそれほど難しくない努力で、絶対借りれる人に近づくことができますので、日頃から意識して取り組みましょう。