イオン銀行カードローンの審査の流れと審査基準

イオン銀行カードローンの申し込みで「イオン系列の銀行が発行するカードローンだから主婦に有利なのかな?」とか「口座不要らしいけど申込前にイオン銀行の口座を作っておくべきなのかな?」など気になることがたくさんありますよね。
イオン銀行カードローンの審査の流れや審査基準を知っとくことで、その不安はきっと解消できるはずです。
イオン銀行カードローンは金利年3.8%~13.8%、借入限度額10万円~800万円まで。カードローンの利用にあたってはイオン銀行の口座開設を条件としないので、わざわざ口座を作りたくない人にはそれもメリットです。
この記事では、イオン銀行カードローンの審査の流れと審査基準について解説します。
どんな人がイオン銀行カードローンの審査に落ちてしまうのか、またどのようにすれば審査に通るのかを詳しく説明していきます。ぜひ最後まで読んでみてください。
イオン銀行カードローンの審査の流れ
イオン銀行カードローンの審査の流れと審査基準を知るためには、まずその申込条件を確認しておく必要があります。
なぜなら、それらがイオン銀行カードローンの審査を通るための最低条件として機能しており、さらにイオン銀行カードローンの審査基準とも大きく関係しているからです。
イオン銀行カードローンの申込条件は以下の4つです。
以下のすべての条件を満たす個人のお客さま
・日本国内に居住している方、外国籍の方については永住許可を受けている方。
・ご契約時の年齢が満20歳以上、満65歳未満の方。
・ご本人に安定かつ継続した収入の見込める方。
※ パート、アルバイト、自営業者、専業主婦(夫)の方もお申込みいただけます。学生の方はお申込みいただけません。
・保証会社であるイオンクレジットサービス(株)、またはオリックス・クレジット(株)の保証を受けられる方。
商品概要|カードローン|イオン銀行
イオン銀行カードローンは24時間365日、土日祝日に関係なくいつでもインターネットから申し込みが可能です。
イオンの各施設内にあるイオン銀行の店舗窓口でもカードローンの申し込みは可能ですが、電話での受付はしていないようです。
イオン銀行の店頭窓口でカードローンに申し込むときも、店舗に設置されている端末に入力する方式となっており、スタッフの説明を聞きながらカードローンに申し込むことはできません。
- イオン銀行公式サイトから申し込み
- 仮審査
- スコアリング・信用情報の照会
- 仮審査結果の回答
- 本審査
- 勤務先への在籍確認
- 契約完了
イオン銀行カードローンの審査基準
イオン銀行カードローンの審査は、他の銀行カードローンと同じように、その金融機関独自の審査基準に基づき行われます。
ただし、カードローンは個人向けの無担保融資という性質から、金融機関で共通している審査基準が多いのもまた事実です。
一方、カードローンは業界や商品ごとにそれぞれ特徴があり、審査基準にもそれが反映されてきます。
そこでこれらの違いを踏まえ、イオン銀行カードローンの審査基準について詳しく解説します。
属性のスコアリング審査
イオン銀行カードローンの審査基準の1つに属性のスコアリング(自動与信システム)があります。
スコアリングとは、申込者の属性(年収や職業)をコンピュータが数値化して、スコアの合計がイオン銀行の定めた基準点を超えた人をスコアリングの合格者とする審査方式です。
ただし、スコアリングはあくまで仮段階での審査に過ぎず、申込者が最終審査に合格するためにはさらに次の複数の審査基準を乗り越える必要があります。
信用情報に基づく審査
イオン銀行カードローンの審査基準で属性のスコアリングよりも重要なのが個人の信用情報です。
イオン銀行(および保証会社)では、加盟する信用情報機関に申込者の信用情報を照会して、ローンやクレジットカードの利用状況を確認します。
イオン銀行カードローンの問題となるのは、信用情報に異動(金融事故)の登録があった場合です。
異動情報とは、長期延滞、債務整理、代位弁済、強制解約などの情報を指します。これはローンやクレジットカードなどの取り引きで金融業者に対して金銭的な被害を与えたことを意味しています。
異動は金融事故やブラックリストとも呼ばれており、金融機関が最も取り引きしたくない相手です。
なぜなら仮に同一人とまた、取引しても、遅からず同様な金融事故を起こされる可能性があり、いったんトラブルを起こされるとその対応に業者が払う労力とコストは半端でないので、できればそのような人とは関わりたくないのが金融機関の本音です。
そのため、このような異動情報が確認できると、どの業者も申込者に対し審査を否決することで対応することが一般的になっています。
その他で審査に悪く影響する信用情報はいくつかありますが、これについては下記別章で解説します。いずれにしても信用情報には何も問題がないことが理想です。
勤務先への在籍確認
在籍確認は、イオン銀行カードローンの審査において信用情報のチェックと並ぶ重要な手続きです。在籍確認を無事に終わらせることが、イオン銀行カードローンの審査を通るための基準となります。
在籍確認とは、カードローン会社の審査担当者が申込者の働いている勤務先に電話をかけて、在籍している事実を確かめるための手続きのことです。
同時に勤務先を確認することで、カードローンの返済財源である収入の発生先を確認する目的も兼ねています。
電話をかけるときはイオン銀行名でなく審査担当者の個人名で連絡をしてくれますが、もし電話を受けた相手から社名を尋ねられるとか、申込者から前もって希望があれば「イオン銀行」を名乗ります。ただし、銀行が必要と判断した場合には理由にかかわらず「イオン銀行」で電話連絡します。
申込者が派遣社員である場合、勤務先は派遣(元)の情報をイオン銀行に申告しましょう。決して派遣(先)ではないので間違えないように注意しましょう。
保証会社の審査
イオン銀行カードローンの審査において、保証会社の審査をクリアすること、および保証の承認を得られることが4番目の審査基準です。
イオン銀行カードローンも含め、ほとんどの銀行カードローンは、審査業務を提携する保証会社に頼っています。
そしてイオン銀行カードローンの場合、審査を行うその保証会社はイオンクレジットサービス(株)、またはオリックス・クレジット(株)の2社です。
イオン銀行カードローンでは、どちらか1社の審査を通過し保証を得られればカードローンが借りられる仕組みになっています。
イオン銀行カードローンの審査で面白い点は、このように保証会社が2社あることであり、これは申込者にとっても審査上大きなメリットです。
なぜなら仮に1社で審査に通らなくても、イオン銀行の判断で、そのまま審査をもう1社に引き継いでくれるため、審査機会が1回しかない他の銀行カードローンに比べても、審査のチャンスが2回あるからです。
さらにこのような仕組みを作っている銀行カードローンの場合、2社の保証会社の審査基準に違いがあり、それがそのまま審査の難易度の差にもなっています。
そのため、最終的にはイオン銀行カードローンの審査に通って借りられる可能性が高くなるので、申込者には大きなメリットになってくるのです。
ただし、これはあくまで可能性についての話であり、確実に審査に通るかどうかはあくまで申込者の信用度、返済能力にかかってきます。
警察庁データベースの調査
イオン銀行カードローンの審査では、イオン銀行や保証会社が加盟している信用情報機関に申込者の信用情報を照会すると共に、反社会的勢力の調査も実施されます。
イオン銀行の公式サイトを見ると、「反社会的勢力対応基本方針」が書かれており、ここで「会社として反社会的勢力とは一切の関係を遮断すること」を宣言しています。
銀行はカードローンの申込者が反社会的勢力の当事者またはその関係者でないかどうかを調査するために、預金保険機構を経由して警察庁のデータベースにアクセスして調査を行なっています。
もちろん反社会的勢力の関係者だと判明した時点でカードローンの審査は即却下されてしまいます。
イオン銀行カードローンの審査時間
イオン銀行カードローンの審査がいつ行われているか、申込者なら興味のあるところですよね。
そこでこの章では、イオン銀行カードローンの審査期間(時間・日数)とそれに関わるいくつかの疑問について解説します。
イオン銀行カードローンの審査は年中無休?
イオン銀行カードローンの審査は年中無休です。
イオン各施設内にあるイオン銀行の有人店舗、インターネット、どちらでも申込みしても年中無休で審査が受けられます。
ただし、イオン銀行の店舗で申し込みをする場合、インターネット申し込みと同じように、店舗に備え付けの端末を操作して申込者自身で情報を入力する必要があります。
店舗で申込みといっても、イメージは自宅のパソコンやスマホからWeb申込みをするのとほぼ同じです。
店舗行員の対応は端末への案内など最小限と思ってください。(ただし、行員により対応に差があります)
また、店舗によって端末があったりなかったりします。身近な店舗で申込みを考えている人は、訪問前に店舗に電話をかけて端末の有無を確認してから出向くようにしてください。
※上記イオン銀行店舗の対応等については筆者が銀行のコールセンターに問い合わせた結果です。
※イオン銀行の店舗は年中無休(正月三が日やゴールデンウィーク含む、ただし、営業時間は毎日9:00~21:00)
イオン銀行カードローンの審査日数は?
イオン銀行カードローンの審査にかかる日数は、イオン銀行公式サイトには明確に書かれていません。
しかし、イオン銀行公式サイトには「必要書類のアップロードを早く対応頂くほど審査にかかる時間は短くなります。」となっているので、カードローンを申込みしたらできるだけ早く書類送付するよう心がけてください。そうすれば多少なりとも審査時間は早くなるでしょう。
ただし、これは手続きがスムーズに進んだケースであり、申込時間や審査状況によってはさらに数日かかる場合もあります。
ちなみに、イオン銀行カードローンでは審査完了後、最短でローンカードが受取りできるのは5日程度です。(借入可となるのはローンカード到着後。ただし、イオン銀行口座保有者は除く)
審査の途中でもキャンセルはできる?
カードローンを申込みした後に急に気持ちが変わったり状況が変わったりすると、申込みをキャンセルしたくなることがありますよね。
このような場合、審査の途中でもイオン銀行カードローンはキャンセルはできるでしょうか?
結論から先に書けばできます。イオン銀行カードローンでは申込みしたあとに審査完了後の必要書類を提出期限までに出さないと申し込みは自動的にキャンセルされるルールになっています。
したがってイオン銀行カードローンを申し込みしたあとに必要書類を出さず、一定期間放置すれば最終的に申込みがキャンセルされるので、いちいち銀行に断りの連絡を入れたくないものぐさなタイプの人にはこのルールは好都合かもしれません。
また、そのルールを使わず、審査完了前に申込みをキャンセルしたい人は、直接コールセンター(0120-48-1258)に途中キャンセルできるかを問い合わせる方法も使えます。
ただし、同時に公式サイトには「審査状況によってはキャンセルできない場合もある」とも書かれているので留意しておいてください。
審査結果の連絡方法
イオン銀行カードローンの審査結果は、イオン銀行より本人のメールアドレスに通知されるルールになっています。
ただし、メール内容に関しては、審査結果が確認できる専用ページのURLが本人のメールアドレス宛に送られるので、申込者本人がそのURLに直接アクセスして、審査結果を確認する必要があります。
イオン銀行カードローンの場合、ただ送られてきたメール内容を確認したらいいだけのものではないので注意が必要です。
イオン銀行カードローンの審査に落ちる人の特徴
審査の流れと審査基準に続いて、ここからはイオン銀行カードローンの審査に落ちる人の特徴とその対策について紹介します。
逆に言えば、審査に落ちる人の特徴を分析して強化すれば、イオン銀行カードローンの審査に通る可能性を上げられることを示しています。
イオン銀行カードローンの審査にぜひ活用して頂きたいと思います。
収入が安定していない
イオン銀行カードローンも含めて、あらゆるカードローン審査で最も重要な条件がこの「安定かつ継続した収入が見込めること」です。
したがっていくら本人収入が高くても、それが臨時的性格の強い収入であり安定性や継続性に欠けたものだと審査に落ちやすくなります。
例を挙げれば、歩合給が本人収入の多くを占めている申込者なら審査に落ちやすいでしょう。
一方で、イオン銀行カードローンの審査では、収入の高さについては重要度がそれほど高くありません。
その証拠として、アルバイトやパートや派遣などの非正規雇用者でも申し込みできる点です。
申込者本人に安定した収入があり、借り入れと返済のバランスを意識した借入希望額で申し込みをすれば、イオン銀行カードローンの審査を通過することは可能です。
年収に対して借り入れが多すぎる
本人の年収に対して借入額が多すぎると、イオン銀行カードローンは審査に落ちやすくなります。
この場合、イオン銀行カードローンは新たな借入となるので、イオン銀行カードローンの限度額を含めて本人の総借入額が年収の4割を超えるようになると、イオン銀行の審査姿勢も厳しくなっていくでしょう。
ただし、イオン銀行は流通系の銀行であり、顧客の多くが働く女性や主婦層、年金生活者であるとか、カードローンの保証会社が2社あることを考えれば、他の銀行より審査基準がそれほど厳しくはないと考えています。
そのため、年収に対する借入比率が多少高くても審査に落ちる可能性は低いと考えますが、それでも借入額が低いことに越したことはありません。
イオン銀行カードローン申込前には、自分でも「どれくらいまでが無理せず返済できる借入か」適切な目安を立てて申込みするようにしましょう。
信用情報に問題があった
信用情報機関の登録情報に問題があった場合、審査落ちしやすくなるのは「審査基準」の章で解説した通りです。
特に「異動情報」の登録があれば即審査落ちとなるのは説明済みですが、それ以外にもいくつかイオン銀行に問題視される情報があります。
・毎月の返済で約定日に返済せずたびたび返済遅延を起こしていた→当初契約の約束ごとを守らず信頼性に欠ける。
・短期間に他社の申込みを集中して繰り返していた→資金繰りがかなり厳しそう、貸してもすぐに返済遅延・滞納を起こされそう。
・イオン銀行または保証会社で金融事故を起こしていた→過去の取り引きで迷惑をかけたにもかかわらず、カードローンに申し込んでくるなんて厚かましい。利用者として自覚に欠ける。
このような申込者と取引をしてしまうといずれ問題を引き起こされる可能性の高い情報ばかりなので、イオン銀行としても審査で落としてカードローン取引を回避する行動を取ることでしょう。
このような情報が信用情報機関に登録されている人は、イオン銀行カードローンへ申込みしても審査に落ちる可能性も高いので、しばらくはカードローンの申し込みはやめておいたほうが得策です。
在籍確認が取れない
イオン銀行カードローンでは在籍確認が取れないと審査が完了しません。
それだけに申込者は何としても在籍確認が取れるよう銀行に協力する必要があります。しかし、在籍確認が取れない理由にもさまざまあり、それぞれに取るべき対策も違ってきます。
・事例1.勤務先が「個人情報保護法」により在籍確認に応じてくれない→対策として、申込者が在籍確認の前に社内で十分に根回ししておくことが必要です。
・事例2.銀行が何度電話をかけても勤務先(含む自宅)につながらない→当初銀行の登録情報(連絡先)が間違っている可能性があります。銀行からその旨連絡を受けたら即訂正してください。
・事例3.銀行が連絡を入れても勤務先が電話に出ない、電話がつながっても相手に話がうまく伝わらない→銀行が電話をかけたときにあいにく勤務先が休日で全社員がいなかった、派遣社員が派遣元でなく派遣先を連絡先として登録していたなど確認不能の原因が異なるのでこれらは個別対応が必要です。
以上のように在籍確認が取れないケースはいくつもあるので、申込者としても銀行と上手く協力して在籍確認が確実に取れるよう臨機応変に対応してください。
イオン銀行カードローンの審査に関するよくある質問
イオン銀行カードローンの審査では申込予定者としていろいろと疑問点もあるかと思います。
そこでその中からイオン銀行カードローンの審査に関する疑問点をいくつか拾い出し、イオン銀行公式サイトも参考にしながら回答したいと考えます。
申し込みに必要な書類は?
イオン銀行カードローンの審査を受けるうえで、用意しておくべき必要な書類とはどのようなものでしょうか?
イオン銀行カードローンの審査では以下の書類が必要になります。
- 本人確認書類
- 運転免許証
- パスポート
- 外国籍の人は在留カードもしくは特別永住者証明書のどちらかひとつ
- 収入証明書
- 源泉徴収票(前年度分、勤め先の記載があるもの)
- 直近3ヵ月以内に発行の給与明細2ヵ月分(勤め先の記載があるもの)
- 住民税課税決定通知書(個人事業主または法人代表者*1)
*1.個人事業主または法人代表者は、借入金額に関係なく、住民税課税決定通知書の提出が必須となります。
収入証明書については、審査結果によりイオン銀行から提出を依頼する場合があります。
一方、他行カードローンの申込条件にあるような「限度額50万円超える場合、提出は必須」という断りもイオン銀行カードローンではありません。ただし、あくまで公式サイトに書かれていないという意味です、収入証明書がいらないという意味には取らないようにしてくださいね。
アルバイトやパートや自営業者でも審査に通る?
イオン銀行カードローンは、パートやアルバイト、自営業者でも審査を通過することは可能です。
申込者本人に安定かつ継続した収入があり、信用情報にも問題がなければイオン銀行カードローンの審査を受けられます。
ただし、イオン銀行カードローンの審査では、アルバイトやパート、自営業者は以下の点に注意してください。
・アルバイト、パート
パートやアルバイトのようないわゆる非正規雇用者は、正社員や公務員と比べて収入が安定性していないため銀行からの評価もそれほど高くありません。
そのため、イオン銀行カードローンの申し込みでは、自行・他行・貸金業者からの借入総額が年収の2分の1以下になるように借入希望額を調整すると共に、勤続年数は最低でも6ヵ月以上(できれば2年以上)は必要です。
・自営業者
自営業者は銀行にもよりますが、パート・アルバイトより職業評価が低い場合があります。
理由は事業規模が小さい場合、景気の変動を受けがちで売上や所得が安定しないからです。
自営業者がイオン銀行カードローンの審査を受ける場合、満たすべき条件はパートやアルバイトと基本的に同じですが、さらに事業年数が長いほど有利です。
できれば年度を超えた決算書類が少しでも多く出せるよう、最低限2~3期事業実績を作ってから申込みするようにしましょう。
年金受給者や学生でも審査に通る?
イオン銀行カードローンは年金受給者や学生でも審査に通るでしょうか?
年金受給者でもイオン銀行カードローンの審査に通ることは可能ですが、一方で学生は通りません。
学生の場合、他社では「申込時の年齢が満20歳以上、パートやアルバイトなどで安定した収入がある」という条件を満たせば申し込みができるケースもありますが、そもそも学生はイオン銀行カードローンには申し込みができません。なぜなら学生は最初から申込対象者から外されているからです。理由は不明ですが、ただイオン銀行のカードローン条件でそうなっているとしか書けません。
一方、年金受給者でも申し込みが可能です。なぜならイオン銀行カードローンでは年金受給者はその年金支給分だけで「安定かつ継続した収入の見込める方」と見なしてくれるからです。
他社では最初から年金受給者をカードローンの申込対象者から外したり、あるいは年金以外の別の安定収入をカードローンの申込条件に求める先もあったりで対応はバラバラです。
その点、イオン銀行は年金受給者に対して年金以外の特別な条件も求めていないのでそれだけでも大きなメリットです。
ただし、申込時の年齢の制限は満65歳未満となっているので、年金受給者がイオン銀行カードローンを借りられても利用できる期間は短いです。それを納得できる人だけ申し込みを検討してください。
イオン銀行カードローンで増枠(増額)審査は受けられる?
イオン銀行カードローンで増枠(増額)審査は受けられるでしょうか?(※イオン銀行では増額とよばず増枠という表現をしています)
結論としては受けられます。増枠のメリットは利用限度額が増えるとともに借入金利が下がる可能性があることです。できれば増枠の機会を利用してカードローンの利便性を上げたいものですね。
しかし、イオン銀行カードローンで限度額を増やすためにはあらためて所定の増枠審査を受けて通過する必要があります。
イオン銀行カードローンの増枠審査への申し込みはカードローン専用マイページからログインして依頼すれば可能です。
また、イオン銀行では、原則増枠の手続きに関してカードローンの利用期間制限はないので、契約したばかりの人でも増枠ニーズがあれば申し込みはできます。ただし、そうはなっていても、やはり増枠審査は初回審査より厳しいことは間違いありません。
そこで審査通過をより確実にするためにも、できれば一定期間利用実績を積んでからあらためて増枠審査を受けたほうがいいと考えます。
利用実績の目安は6ヵ月以上です。なお、イオン銀行カードローンの増枠審査で50万円を超える借入れ限度額を希望する場合、所得証明書類の提出が必要な場合があります。
過去に審査を通らなかったけど再申込みは可能?
過去に一度、イオン銀行カードローンの審査を受けて落ちた人が再び同じイオン銀行を申込みできるのでしょうか?
結論からいえばできます。これはイオン銀行公式サイトにも明確に書かれています。
ただし、以前イオン銀行カードローンの審査に落ちたということは何かの原因があって審査落ちしたということなので、何も対策をせずそのまま再度申込みしても審査落ちすることが目に見えています。
やはり審査通過を確実にするためには、「何が原因で落ちたのか?」を分析して、もし自分でも落ちた原因が分かるようなら、その点を強化して再び申込みすれば審査通過の可能性が上がります。
ただし、それが返済遅延や過大債務など、一定期間が過ぎないと問題解決できないような事由で落ちた場合、たとえ急いで申し込んだとしても結局は審査に落ちてしまいます。
当面の間はイオン銀行カードローンの申し込みを控えるか、銀行よりも柔軟な消費者金融に変更したほうが得策です。
まとめ
イオン銀行カードローンの審査の流れ、審査基準について詳しく解説してきました。
イオン銀行カードローンは、イオングループの金融事業部門の中核、イオン銀行のローン商品として、イオンの利用者なら持ってぜひ活用してもらいたい1枚です。
ローンカードを財布に入れておけば、イオン各施設での日々の買い物、食事、その他のシーンで、もしお金の持ち合わせがない場合や急な出費を強いられたときにも、すぐにATMからお金を借りて役立つ便利な道具です。
ただし、イオン銀行カードローンを手に入れるためには、イオン銀行所定の審査を通過しなければいけません。
この記事がイオン銀行カードローンの審査を突破するためのカギになることを願っています。