アイフルの審査は甘い(緩い)?厳しい?

アイフルの審査は甘いのでしょうか?それとも厳しい?
アイフルは京都に本社がある大手消費者金融です。
ほかの大手消費者金融がメガバンクの子会社としてグループに入る一方、アイフルは大手の中で唯一、独立資本の消費者金融として事業展開しています。
そのため銀行グループの信用力を背景に精力的に事業展開できる他社と異なり、アイフルは独立系としてハンディもありますが、その分、他社の方針に縛られることなく独自に経営戦略を立てられるメリットもあります。
カードローンについても、アイフル独自の販売戦略の下、オリジナルな審査を行い多くのアイフルファンを獲得しています。
この記事では、実際のところアイフルの審査は甘い(緩い)のか、それとも審査は厳しいのか、これからアイフルの申込みを検討している方のために徹底的に解説します。
アイフルの審査は甘い?厳しい?
アイフルの審査は甘いか、厳しいかと問われると、甘いのではないかと考えている一定の層がいます。はたしてそれは事実なのでしょうか?
確かにアイフルのいろいろなサービスを見ていると、「アイフルの審査は甘いのではないか」と捉えられるような状況もあります。
ただし、それはあくまで個々人の主観に過ぎず、それをもって「アイフルの審査が甘い」といえるわけではありません。
そこでまずはなぜ「アイフルの審査が甘い」と思われているかについてその理由をいくつか上げてみます。
そしてあくまでアイフルで借りられるのは審査後の結果によるものであり、最初から甘いものではないことを解説します。
手続きが簡単だから審査が甘い
アイフルのカードローンは、申し込みから借り入れまでたったの3ステップで手続きが完了します。
そのため、「手続きが簡単だから審査も甘い」と考える人も少なくありません。
しかし、アイフルは大手消費者金融として貸金業法に基づき厳格なる審査のうえ貸付けを行なっていますので、申込者のうち一定数は審査に落ちてしまいます。
過剰貸付防止の観点から、返済能力の調査や総量規制の遵守も徹底されていますので、誰でも借りられるほどアイフルの審査は甘くありません。
即日融資も可能だから審査が甘い
アイフルのカードローンは、申し込みから最短20分で即日融資も可能です。
※お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。
これが人によっては「アイフルの審査は甘い」という根拠になっていますが、実はこれも間違いです。
即日審査や即日融資はあくまでアイフルを含む大手消費者金融が顧客のニーズや利便性を追求した結果、提供しているサービスのひとつであり、これをもって「アイフルの審査は甘い」と結論付けるには無理があります。
即日審査や即日融資が受けられるのは、あくまでアイフルの借りられる条件を問題なくクリアした人の場合であり、すべての申込者が受けられる対応ではありません。
誰にも知られず借りられるから審査が甘い
アイフルのサービスには、申込みから借り入れまで、「誰にも知られずWEBで完結」「郵送物一切なし」というものがあります。
あまりにサービスが良すぎるので、申込者の中にはこれをもって「アイフルの審査は甘いに違いない」と期待する人もいるでしょうが、残念ながらこれも誤解です。
これもまた、即日審査、即日融資と同様に、アイフルが顧客の利便性を突き詰めた結果、できたサービスのひとつに過ぎません。
手持ちのスマホやパソコンから申込みでき、借り入れまですべてWEB完結できるサービスは、いまや大手消費者金融が得意とする定番のサービスです。
さらにアイフルではWEB契約時、「カードレス」「口座振替」の条件を選べば「郵送物も一切なし」にできます。つまり、誰にも知られずアイフルを利用できるのです。
また、アプリを手持ちのスマホに入れるだけで、セブン銀行ATM経由、すべての取引が可能なサービスもアイフルは提供しています。しかし、これもまた、他社でも利用できるサービスです。
したがってこれらをもって「アイフルの審査は甘い」と断定することはできません。
はじめてなら最大30日間利息0円だから審査が甘い
アイフルでは顧客サービスのひとつに、キャッシングの借入利息について「最大30日間利息0円」というものがあります。(ただし、「無利息期間は契約日の翌日から30日間」「初回限定」)
初めてアイフルを利用する申込者には大変魅力的なサービスなので、これをもって「アイフルの審査は甘い」と感じる人がいても無理はありません。
しかし、これも事実とは違い、審査が甘いわけではありません。
大手消費者金融では借入利息について、一定期間無利息の対応は一部業者を除きほぼ定番サービスであり、あえて違いを上げれば無利息期間適用の開始日が各社ごと違う点だけです。
したがってこれをもって「アイフルの審査は甘い」と考えるのは間違いなのです。
限度額50万円以下は原則収入証明書不要だから審査が甘い
アイフルのカードローンは、利用限度額が50万円以下であれば収入証明書の提出が原則不要になっており、運転免許証などの本人確認書類を提出するだけで申し込みが可能です。
そのためこれをもって「アイフルの審査は甘い」と考える人がいるようです。しかし、これもまた、事実ではありません。
アイフル含む消費者金融は貸金業者として総量規制を受けています。
その規制の中でルールとして、「単独の申込みで利用限度額が50万円以下、かつ他社を含めた借入総額が100万円以下の場合」には、申込者は原則所得証明書を出さなくてもいいようになっています。
しかし、これはあくまで「原則」に過ぎず、申込者の属性や信用力、また消費者金融独自の判断によって、仮に申込額が50万円以下でも、申込者は求められれば所得証明書を業者に提出しなければなりません。
その点でこれをもって「アイフルの審査は甘い」と考えるのは無理があります。
アイフル審査が甘くない理由
まずは前章で「アイフルの審査は甘い」と申込者が期待する理由をいくつか挙げて、それは誤解や思い込みに過ぎないことを解説しました。
そこでこの章では、アイフルの審査は甘くないその理由について、5つの視点から詳しく解説します。
申込者の約半数が審査に落ちている
アイフルの審査は甘くありません。
なぜなら申込者の約半数が審査に落ちているからです。
また、それはアイフルが月次で定期的に公表している「新規成約率」のデータからも読み取ることができます。
もしアイフルの審査が甘いならもっと審査合格者は増えていることでしょう。
審査は甘いなと期待を持たず、まずはどのようにすればうまくアイフルの審査を通りやすくなるか、その対策を練ることが肝心だと考えます。
初回から高額の借り入れは厳しい
アイフルの審査は甘くありません。
なぜなら初回から高額の借り入れすることは厳しいからです。
確かにアイフルではカードローンで最高限度額800万円まで借りられるようになっていますが、そのような大きな金額が借りられるのは、申込者のうちほんの数パーセントもいないでしょう。
なぜなら消費者金融で800万円も借りるには総量規制により年収が2,400万円も必要だからです。
また、アイフルの場合、基本が小口金融なので、ほとんどの申込者が多くても限度額30万円~100万円クラスの利用者と考えています。
そうなると仮に100万円借りるなら、他社にまったく借り入れがない条件でも本人収入は300万円必要です。
それだけの条件を満たせる方がはたしてアイフル全体の申込者の何パーセントいるのでしょうか?
また、アイフルでは、初回の申込者に対しいきなり高額の融資をすることはリスクも高いので、まずは利用限度額を下げて貸付を行い、そのあと借り入れや返済の利用状況を確認します。
そういう意味でアイフルの審査はけっして甘くないのです。
他社の審査にアイフルも落ちると厳しい
アイフルに申し込みする前に、他社のカードローンやキャッシングの審査に落ちているとアイフルの審査に通らない可能性があります。
アイフルでは申込者の信用度や返済能力を調査するために、アイフルが加盟している指定信用情報機関のCICと日本信用情報機構に個人の信用情報を照会しています。
信用情報に他社のカードローンやキャッシングの審査に落ちているという情報が登録されていると、アイフル側も「この申込者は信用情報に何か問題があるに違いない」という疑念から慎重に審査を始めることとなります。
アイフルは他社の審査落ちにはとても敏感ですので、他社への申し込みで何回も審査に落ちている人がアイフルの審査に通るほど甘くはありません。
初回の金利は18.0%と高め
新規の貸付けはアイフルにとってリスクが高いため、最初の貸付金利は最も高い年18.0%を付けられます。
消費者金融の利用者は貸し倒れとなる確率が高いため、アイフルとしてもリスクを避けるために最初は金利を高くせざるを得ないのです。
ただし、金利が高いことでアイフルもある程度はリスクが取れるので、あとは本人の信用情報に問題がなく、収入と返済のバランスが取れていれば、アイフルの審査を通過できる可能性は十分にあります。
また、契約したあとでもカードローンの増額が可能ですし、増額に伴い適用金利が引き下げられる場合もありますので、「金利が高いのは最初だけ」と割り切ることも大事です。
アイフルの審査は甘くないがはじめての方におすすめ
前章でも証明したように、アイフルの審査は決して甘くありません。
しかし、以下に述べる3つの理由からアイフルは初めての方にもおすすめできる消費者金融です。
新規顧客に魅力的な最大30日間利息0円サービス
アイフルの申込みにおいて、新規顧客に魅力のひとつは最大30日間の利息0円サービスがあることです。ただし、初回申込みに限ります。
もし借入契約日の翌日から資金を利用する機会がある人にとって、アイフルで借り入れすると、まるまる1ヵ月間支払金利がタダになるのでとてもお得です。
これから消費者金融の申込みを検討している方には、最大30日間利息0円サービスのアイフルはおすすめの消費者金融です。
初回10万円以下の小額なら審査は厳しくない
アイフルの審査は決して甘くありませんが、もし初回の申込額を10万円程度に低くして申込みすれば、審査に通る可能性は大きくなるのでおすすめです。
カードローン利用者の多くは、初回申込みで一度にできるだけ大きい利用限度額を得たいので、返済能力を超えた希望限度額を申込みするなど無理をしがちです。
しかし、これはカードローン会社にとって、貸付リスクを高めるだけの行為なので、「自分の支払い能力がよく分かっていない」として、申込者に対する印象もよくありません。
一方最初から申込額を低くして申込みしたら、アイフルにとってもその顧客は審査に通しやすくなる対象となり、審査に通る可能性も上がります。
特に限度額10万円程度ならその可能性がより大きくなるでしょう。
審査が甘くないアイフルでも貸付リスクの低い限度額なら前向きに検討してくれます。
独立系消費者金融ゆえの柔軟な審査が魅力
アイフルは大資本からは独立した大手消費者金融です。
そのため大手資本をバックにした他社と闘って業績を上げなければならない宿命もありますが、同時に独立系ゆえの自由さもあります。
一人ひとり、属性も貸付条件も異なるカードローン申込者に沿って、アイフルは弾力的に審査態勢を組むことも可能です。
アイフルの審査も決して甘くはありませんが、自分の属性や信用力に自信がない人も、独自性の強いアイフルに申込みすれば、親身になって申込者の状況に応じた解決方法を一緒に検討してくれると考えています。
審査が甘い(緩い)ローン業者とは?
それではアイフルから少し離れて、そもそも審査が甘いローン業者とはどのような特徴を持った業者なのか、この章で確認しておきましょう。
他社借入があっても通るローンは審査が緩い
他社から借金していても審査に通るローンは、審査が甘いといえます。
もちろんどれくらいを過剰な債務と判断するのかは金融業者によって異なりますが、目安としては総契約数が4社以上になると多重債務者の状態になりますので、以後はどのローンやキャッシングでも審査の通過が厳しくなります。
それでもお金を貸してくれるような業者があるとすれば、間違いなくその業者は審査に甘いといえるでしょう。
個人信用情報に傷があっても通るローンは審査が緩い
もし本人の信用情報に問題があってもカードローンの審査に通るなら、その業者の審査は甘いといえます。
信用情報はまともな貸金業者なら、審査で行うスコアリングや在籍確認以上に審査で重視する項目です。
ところが「信用情報に問題あり」と情報機関が警鐘を鳴らしているにもかかわらず、審査を通してカードローンを貸す業者というのは、その業者自身が審査基準を甘くして誰でも貸す業者か、審査基準さえない闇金の可能性もあります。
そのような業者は、普通の申込者ならあまり関わらないのがいい相手だと筆者は考えています。
他社の審査に落ちても通るローンは審査が緩い
他社の審査に落ちているにもかかわらず、申し込みしたら意外と簡単に審査が通ってカードローンを借りられたら、その貸金業者は審査の甘い業者といえます。
個々の貸金業者は審査態勢も審査基準も異なっており、また審査結果も公表もされていないので、申込者によって、ある業者で審査落ちして、ある業者では審査に通ったということも起きます。しかし、それも程度によります。
何社申込みして審査を受けても審査に通らない場合、それは申込者本人に何か原因があるはずであり、特に信用情報で異動情報(破産、債務整理、長期延滞等)の登録があればほぼ審査に通りません。
もちろんそれ以外の原因で審査落ちする場合もありますが、各社とも審査落ち情報には神経をとがらせてチェックしているので、それでも通る場合、それは審査の甘い業者といえるでしょう。
低年収でも通るローンは審査が緩い
年収が少なくても審査に通る場合、その業者は審査に甘い業者といえます。
年収は、各業者とも審査で最も重視している項目のひとつで、特にその安定性をチェックします。
しかし、あくまで安定性の判断は業者の個々の判断に任されているので判定結果が異なることもあります。そのため年収が低くても業者が安定性ありと判断すれば審査に通る場合もあります。
一方、アイフルを含めた消費者金融では、総量規制の制限によりその業者がいくら多くお金を貸したくても年収の3分の1を超えて融資することはできませんし、最近では銀行カードローンでも総量規制に沿って融資する銀行が増えてきています。
その点では、年収が少ないにもかかわらず、あまり審査に時間をかけずに通してしまう業者は審査に甘い業者といえるし、総量規制で制限された金額を超えて大きな融資額を貸すような業者も審査に甘い業者といえます。
アルバイトやパートや年金受給者でも通るローンは審査が緩い
パートやアルバイト、年金受給者でも問題なくお金を貸してくれる消費者金融は審査が甘いといえます。
カードローンは安定した収入さえあればパート・アルバイトや年金受給者でも申し込みは可能ですが、会社員や公務員などに比べると収入が安定していないため融資の審査では不利です。
そのため、パート・アルバイトや年金受給者に対して積極的に融資している貸金業者は審査が甘いといえるでしょう。
無職や学生でも通るローンは審査が緩い
無職や学生でもカードローン審査に通る場合、その業者は審査に甘い業者といえます。
無職では収入がないので消費者金融に申込しみしても総量規制ルールから融資が受けられないし、審査基準の厳しい銀行カードローンならなおさら無理です。
学生は申込時の年齢が満20歳以上でアルバイトなどにより一定の収入があればカードローンの審査を受けられます。
しかし、身分は学生でも年齢が19歳以下で借りられる業者は大手では皆無ですし、あるとしても対応しているのは一部の街金業者だけです。
そういう意味では、信用力がほぼないに等しい無職や学生でも審査に通るような金融業者がいれば、それは間違いなく審査が甘いといえます。
アイフルの審査に甘いや緩いといった対応なし
アイフルの審査に甘いや緩いといった対応はありません。審査結果のすべては申込者個人の信用力次第だといえます。
そのため申込者の審査結果で本人が「アイフルの審査は甘かった」「アイフルは審査が厳しかった」と個人的感想は抱くことはあっても、それで「アイフルの審査が甘い」と一般化することはできません。
申込者はこの事実をしっかり理解したうえでアイフルの審査を受ける必要があります。
審査が甘い金融業者は闇金の可能性大
繰り返しとなりますが、審査が甘い業者の中には闇金が混じっている可能性も高く、絶対に関わらないよう注意してください。
カードローンを借りたい人の中には、目先の条件には目をつぶって、たとえ高金利でもまずは借りたいと考えている人もいることでしょう。
しかし、それがまさに闇金の思うつぼなのです。「審査が甘い」「審査なし」「ブラックでも借りられる」「他社で落ちた人でもOK」とありとあらゆる甘言を弄して、申込者の弱点を突いてくるのが闇金等、違法業者の常とう手段です。
こんなときほど、カードローンの申込者は冷静になって、まともな業者と違法業者を見分ける目を持たねばなりません。
貸金業を行う場合、まず業者は申請を出して登録を受けねばなりません。自分が借り入れしようとする業者が登録業者かどうか、金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」でチェックするか、財務局または都道府県に問い合わせすれば確認することができます。くれぐれも闇金と関係を持たないよう、心の余裕を持って行動してください。
まとめ
アイフルの審査が甘いか、厳しいかの視点から、「アイフルの審査は甘くない」「審査結果で甘い、厳しいを感じることはあってもそれは個人的感想に過ぎない」ということを詳しく解説してきました。
ただし、アイフルの審査といえども、すべてが厳しいわけでなく、きちんと対策をして審査に臨めば、審査に通ってカードローンが借りられることは説明した通りです。そのためにはまずは用意周到な準備が必要になります。
アイフルの審査基準や特徴をつかみ、この記事でも紹介した方法も駆使して審査に挑んでください。よい結果となることを期待しています。