秋田銀行カードローン スマートネクストの審査とメリット・デメリット

秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」は、秋田銀行でイチ押しのカードローンです。WEB経由で申込ができるので平日の昼間に秋田銀行の店舗に行く必要がありません。公式WEBで簡易診断ができるので、不安な審査も事前にある程度見通しを立てることができます。
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の金利は年利5.8%~14.8%と銀行ならではの低金利。返済金額は最低2千円と返済の不安もありません。秋田銀行のみならず、コンビニATMなどの提携ATMで借入ができるため、いざという際に非常に力強い存在となってくれます。返済は秋田銀行の口座引き落としなので秋田銀行利用者にとっては非常に便利です。
秋田銀行カードローンの申込みは、専用WEBからできるので、印鑑などを持って秋田銀行の窓口などに行く必要はありません。また、ローンカードは自宅に郵送してくれますし、借入も近くの秋田銀行やコンビニのATMで可能です。
本記事では、秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の審査とメリット・デメリットにつて解説します。
秋田銀行カードローン あきぎんスマートネクスト
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」を発行する秋田銀行は、秋田を代表する地方銀行です。秋田県秋田市に本店を置き、秋田県・秋田市などの指定金融機関を受託しています。秋田県内ではダントツのシェアを持ち、法人のメインバンク割合は秋田銀行だけで半数程度のシェアを持っているほどです。
店舗数は本店以下96店舗あり、うち秋田県内には80店舗と県内ナンバーワンを誇ります。また、秋田県外にも16店舗あり、県外へ転居などしても秋田銀行を利用し続けることが可能です。また、ネット支店もあるので店舗に行かなくても銀行口座の開設ができます。
秋田銀行は「地域共栄」をキャッチフレーズとしていることでわかるように、地域密着型の営業方針を取っている銀行です。地域ナンバーワンの店舗網を生かして秋田県の人々と深い付き合いをしています。
秋田銀行カードローン あきぎんスマートネクストの商品概要
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の商品概要は次のとおりです。
カードローン | |
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商品名 | 秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」 |
金利 | 年5.8%~14.8%(固定金利・保証料込) |
借入限度額 | 10万円~500万円 |
審査時間 | 最短翌日 |
即日融資 | 不可 |
※2018年12月現在のデータ
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の注目すべきポイントは金利の低さです。この金利水準は銀行系カードローンだからこそ実現できる金利といえます。カードローンを申し込んでも金利が高いと返済を心配して使いづらくなることもありますが、この金利ならいざというときに思い切って利用できるはずです。
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」は金利の低さに特徴のあるローンですが、同様に最大500万円という余裕の借入限度額もメリットのひとつです。
カードローンは必要最低限の利用に留めることが上手な使い方ですが、限度額が大きければ大きな買い物が必要になった際にも余裕で対応できます。
ちなみに秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の金利は借入限度額とリンクしており、実際の借入額が少なくても最初の適用金利から高くなることはありません。そのため借入限度額が大きいからと限度額近くまで借りる必要はないのです。
秋田銀行その他のカードローン
秋田銀行では、カードローン「あきぎんスマートネクスト」以外にもいろいろなローン商品の取り扱いがあります。住宅ローンやマイカーローンのようなベーシックなローンだけではなく、秋田県ならではの需要に応じたローンもあります。いずれも銀行ローンならではの低金利で、秋田に住む人にとって頼りがいのあるローン商品です。
特に住宅ローン利用者は「あきぎんLIFEサポート」として、金利の優遇もあるので、新しく住宅を建てようとする人には非常に心強い味方となってくれるのではないでしょうか。サポート対象のローンもマイカーローンなど6種類ありますから、住宅ローン返済期間に渡って便利に利用できます。
秋田銀行には、カードローン「あきぎんスマートネクスト」同様にWEB経由で申込ができるローン商品も多く揃っているので、気軽に申込ができる点もメリットといえるでしょう。
以下では秋田銀行が取り扱う他のカードローン商品を紹介します。
〈あきぎん〉プライムカード
〈あきぎん〉プライムカードは、秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」と同じ秋田銀行のカードローンです。金利は年利5.0%~9.8%と秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」より低いですが、申込の際に秋田銀行の店舗で申込手続が必要です。
秋田銀行には土日営業のローンプラザはありますが、場所と時間は限定されています。必ずしも平日の昼間に秋田銀行の店頭に行く必要はないとはいえ、休日の昼間にわざわざ銀行窓口に行くのは面倒なことは確かです。
秋田銀行で住宅ローンを申し込んでいると、「あきぎんLIFEサポート」により金利が最大1.3%下がる点もひとつのメリットです。また、返済口座の残高不足に対応する自動融資機能もあります。秋田銀行をメインバンクとしている人には便利なカードローンです。
〈あきぎん〉教育カードローン
〈あきぎん〉教育カードローンは、カードローンタイプになっている秋田銀行の教育ローンです。金利は年利4.0%ですが秋田銀行で住宅ローンを利用している方は「あきぎんLIFEサポート」により年利3.5%に下がります。
教育ローンは一括融資の形式が多いのですが、自己資金の不足額だけを学費納入の都度借りたい親御さんも多いはずです。そんな場合は、一括融資の教育ローンは融通が利きません。
また、教育ローンの金利は借りた期間に応じて計算されます。一括融資型の教育ローンは年利2.5%とカードローン型の教育ローンより低いですが、遠方の大学に進学させる場合のアパート代などは毎月発生します。その都度お金を借りたほうが、結果的に金利の節約になるかもしれません。
〈あきぎん〉教育カードローンなら、大学への納入時期のみならず、実習費などの支払が多くなったときにも便利に利用できます。
秋田銀行カードローン あきぎんスマートネクストのメリット
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」のメリットは、WEB完結である点と、地方銀行ならではの使いやすい金利です。カードローンの金利は利用限度額によって決まりますが、利用限度額が高いほど金利は下がりますから、信用がある人ほど有利に利用することができます。
また、銀行のローン商品は店舗での申込が必要なことが多いのですが、秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の申込にあたり、銀行まで行く必要はありません。すべてWEBで処理できる「WEB完結」なので、手軽に申込ができる点もメリットです。
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の返済は、秋田銀行の口座を指定されます。しかし、秋田銀行にはネット支店があり、口座開設はスマホアプリからできるため店舗に行く必要はありません。つまり、口座の有無にかかわらずWEBで手続が終わります。
来店不要のWEB完結
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の申込をする際、秋田銀行の店頭で申込手続をする必要はありません。すべてWEB上でできますから、会社帰りの夜や休日に自宅のパソコンから申込が可能です。
銀行ローンを利用した経験がある人の中は、平日の昼間に休暇を取って申込などをした経験がある人もいらっしゃるのではないでしょうか。そのような経験があると秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」が魅力的でも、申込に手間がかかるからと敬遠してしまうかもしれません。
しかし、秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」ならそんな手間はいりません。カードローン申込のために上司に休暇届を出すのも面倒ですし、何か用事があるのかと詮索されたくはないでしょう。WEB完結で申込ができることは秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の大きなメリットです。
地方銀行ならではの金利
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の金利は年5.8%~14.8%と使いやすい金利設定です。年5.8%の金利で10万円を1ヵ月借りた際の金利支払額は483円と街のカフェ並みの金額です。
「カードローンは金利が高いから使わないほうがいい」と聞いたことがあるかもしれません。しかし、使いやすいカードローンであればタイムリーに返済することができるので金利の額はあまり多くなりません。必要最低限の金額を借りて、できる限り早く返済すれば金利の額は案外低く抑えられます。
このような低い金利でカードローンを提供することができるのは、地元密着の経営方針を貫いている秋田銀行だからできることです。
秋田銀行が人気の理由は、秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」のような秋田県民が利用しやすいローン商品を提供しているからなのです。
秋田銀行カードローン あきぎんスマートネクストのデメリット
ただ、秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」もメリットばかりではなく、デメリットも存在します。カードローンを申し込む際には、このデメリットも知ったうえで申し込むことが大切です。
デメリットの1つに即日融資ができないことが挙げられます。秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の公式WEBには即日融資についての記述がありません。可能であればアピールするはずですが、記述がないということはできないことを意味します。
デメリットの2つめは秋田銀行の口座が必要なことが挙げられます。秋田銀行にとっては返済口座として自行口座が一番確実であることはわかるのですが、秋田銀行の口座を持っていない人が秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」を申し込む際には口座開設が必須な点は面倒です。
即日融資ができない
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」のように使い勝手のいいカードローンは、給料日前の飲み会のような緊急の資金不足に大きな力を発揮します。
そんなカードローンなのに最初の申込の際だけは、タイムリーな借入ができないのはちょっと残念です。他サイトのブログ記事などを参照すると、時間帯を狙えば可能であるような記載もあるようですが、朝一番に申込んだからといって即日融資ができるわけでもありません。
即日融資とは、申し込んだその日に融資が受けられることを意味しますが、審査時間などの手続が必要なことを考えると、現実的に難しいことも事実です。秋田銀行の審査体制が不備であるわけではないですが、既に秋田銀行の口座を持っていれば審査終了とともに口座振込ができるとしても事実上、即日融資は無理です。
秋田銀行の口座が必要
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」は返済口座に秋田銀行の口座を指定しています。口座開設自体はインターネット支店である「こまち支店」で開設すれば店舗に行く必要はありませんが、既に別の銀行にメインの口座を持っている人にとっては、新たに口座開設するというのは少し面倒ですね。
普通預金口座をいくつ持っていても邪魔にならないことは確かですが、秋田銀行がメインバンクではない(さらに給与振込専用の口座ではない)方の場合、返済日の都度入金の必要があります。入金を忘れることで引落不能となってしまうと信用情報に登録されるため、若干ながら自分の信用が落ちるリスクが生じるのです。
全国の銀行を引落対象にしなくてもいいのでしょうが、秋田県民のための秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」なので、秋田県内に展開する地銀からの引落は実現させてほしいですね。
秋田銀行カードローン あきぎんスマートネクストの審査
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」を申し込むと審査があります。審査では借入限度額も同時に検討しており、単に借入の可否を検討するだけではありません。
秋田銀行カードローンの審査では、個人信用情報機関に信用情報を照会したうえで検討をします。
そのときに利用される信用情報機関は次の3つです。
- 全国銀行個人信用情報センター(全銀協)
- 株式会社日本信用情報機構(JICC)
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
JICCは消費者金融系・CICは信販会社系です。今まで消費者金融やクレジットカードの支払遅延等があると、審査では不利になります。もっとも、クレジットカードの支払が1回程度遅れただけで審査に通らないことは殆どありません。ただ、借入限度額の決定において不利になることがあります。
秋田銀行カードローン あきぎんスマートネクストの保証会社
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の保証会社は、「エム・ユー信用保証」で、実際の審査はこの保証会社が実行します。
ちなみに「エム・ユー信用保証」は、三菱UFJ銀行系の保証会社です。秋田銀行は三菱UFJ銀行との資本関係はありませんが、以前、三菱東京UFJ銀行(現:三菱UFJ銀行)を構成していた旧三和銀行の支店を、秋田銀行が業務引継ぎをしたことなどもあり、業務提携の関係も少なくありません。
とはいえ、秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の審査内容が三菱UFJ銀行の審査基準とまったく同じではありません。「エム・ユー信用保証」がカードローンの保証を行っている提携金融機関は23行もあり、秋田銀行はそのひとつに過ぎないのです。
審査で在籍確認はある?
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の審査では、公式WEBに「勤務先にご連絡させていただきます」とある通り、勤務先に対して在籍確認があります。
在籍確認の方法は、保証会社の「エム・ユー信用保証」が本人が働いている勤務先に電話をしてきます。その際に、保証会社の名前は名乗らず担当者の個人名で申込者を呼び出すので、周囲の人に在籍確認があったとはほぼわかりません。
在籍確認の目的は「会社にいること」の確認だけです。自分が不在であっても同僚などから「現在出張でいません」と回答があればそれで目的は達せられます。再度電話がかかってくることはありません。
審査の前にWEBで「簡単診断」ができる
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の審査に通るかどうかわからないと不安に思う人もいらっしゃるかもしれません。そんな不安を解消する手段のひとつとして公式WEBの「簡易診断」があります。
診断に際して入力する項目は以下の4つ。
- 生年月
- 性別と結婚の有無
- 健康保険の種類
- 他社借入の有無
この4項目だけですから、気軽に利用ができます。融資可能と表示されればたいてい融資できることが多いです。もちろん確定的なものではありませんが、不安は解消されるでしょう。
秋田銀行カードローン あきぎんスマートネクストの借り入れ
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の借り入れは難しくありません。審査終了後に秋田銀行から送られる、秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」のローンカードを使って秋田銀行や近くのコンビニATMでキャッシングするだけです。銀行窓口にカードを持って行くような必要はありません。
また、既に秋田銀行の普通預金口座を持っている人であれば、ローンカード到着前であっても自分の口座に振込入金してもらうことができます。ただし、振込限度額は100万円かつ最初の1回だけなので、次回以降の融資はローンカードが到着してからに限られます。
秋田銀行カードローン あきぎんスマートネクストの返済
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の返済方法は次の2つがあります。
- 毎月の自動返済
- 秋田銀行ATMで随時返済
毎月の自動返済は、毎月5日です。返済金額は返済日前日の利用残高に応じて次のように金額が決まっています。
借入残高 | 自動返済額 |
---|---|
10万円以下 | 2,000円 |
10万円超30万円以下 | 5,000円 |
30万円超50万円以下 | 10,000円 |
50万円超100万円以下 | 15,000円 |
100万円超200万円以下 | 25,000円 |
200万円超300万円以下 | 30,000円 |
300万円超400万円以下 | 40,000円 |
400万円超 | 50,000円 |
ただ、この金額から利息が差し引かれてカードローンの利用額が返済されるため、自動返済額だけの返済をしていると利用残額はあまり減りません。そのため、利息を最低限にするためには随時返済が欠かせません。随時返済の方法は、秋田銀行のATMでできますから、資金的な余裕があるときに早めの返済をおすすめします。
秋田銀行カードローン あきぎんスマートネクストの申し込み
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の申し込みはWEBからできます。秋田銀行の普通預金を持っていなくても、スマホアプリを使うことで同時開設が可能です。手順はEメールで案内してくれますから心配いりません。
また、WEBやスマホの操作が不慣れな人は電話での申込みが可能ですし、秋田銀行のATMにはカードローン「あきぎんスマートネクスト」の申込用紙が準備されていますから、これを利用して申し込むことができます。
秋田銀行カードローン あきぎんスマートネクストの必要書類
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」の申込みの際には本人確認書類が必要です。これは既に秋田銀行に口座を持っている人でも必要になります。必要書類は次のどれかひとつです。
- 本人確認書類
- 運転免許証
- 健康保険被保険者証
- パスポート
- 住民基本台帳カード(写真付きのもの)
- 在留カード
また、審査の結果、借入限度額が50万円超と決定し、その金額を借入限度額として申し込む場合には収入確認資料が必要です。
※50万円以下の場合でも、審査結果に応じて収入証明書の提出を求められる場合があります。
収入確認資料は次のどれか1つです(給料所得者の方)。
- 収入証明書
- 源泉徴収票
- 給与証明書
- 所得証明書
- 住民税決定通知書
- 給与明細書(勤続1年未満の場合)
個人事業主の方は、税務署で発行する「納税証明書その2」、もしくは税務署の受付印のある確定申告書の控が必要です。
まとめ
秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」は、このように地銀ならではの金利と大きめの借入限度額がメリットのカードローンです。WEB完結で口座開設までできてしまうのもありがたいポイントといえます。
ただ、秋田銀行カードローン「あきぎんスマートネクスト」は即日融資に対応していません。カードローンを申し込むときはお金が足りない緊急事態のことが多く、即日融資に対応していないと意味がありません。
これに対して、消費者金融のカードローンは最短即日融資も可能です。また、銀行がお休みの日(土日や祝日)でも融資審査してくれるので忙しい方にはこちらのほうがおすすめ。
さらに金利で選びたい方は、秋田銀行カードローンよりも都市銀行のカードローンが金利面では有利です。大手の銀行なら全国対応しており、来店不要でWeb完結申込みができます。
秋田銀行のWEB内に専用ペーシを設けて大々的にプッシュしていますが、カードローンの商品性としてはちょっと中途半端ではないかと思われます。借入限度額を高くできる信用力がある人なら大手の銀行カードローンがおすすめですし、即日融資だけを重視するなら消費者金融のカードローンがいいように思えます。