カードローンの審査に落ちる理由・落ちた人の特徴

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カードローンの審査に落ちる理由・落ちた人の特徴

カードローンの審査に落ちる人の特徴はさまざまです。解決には時間がかかる場合もありますが、ちょっとした工夫ですぐに改善できるものもあります。

カードローンの審査に落ちるケースは決して珍しいことではありません。なぜならカードローンの審査通過率は高いところでも50%を下回っており、申し込んだ人の約半数以上が審査に落ちるからです。

カードローンの審査に落ちたにもかかわらず、何も改善しないまま続けて他社のカードローンに申し込んでも、無駄に審査落ちを繰り返すだけです。そして、最終的には個人信用情報に傷がつくのです。

この記事では、カードローンの審査に落ちる理由や落ちた人の特徴を解説します。

銀行や消費者金融など、どのタイプのカードローンにも共通するものをピックアップしていますので、2回以上続けてカードローンの審査に落ちている人はぜひ参考にしてください。

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カードローンの審査に落ちる理由

カードローンの審査に落ちるといっても、審査落ちにはいくつかの段階があります。

例えば、カードローンの仮審査で落ちたのか、本審査で落ちたのかで改善すべきポイントは異なります。

カードローンの審査に落ちる理由はさまざまありますが、落ちる要素を改善したり除いたりすることで審査の通過をより確実なものにできると筆者は考えています。

この章では、カードローンの審査に落ちる人の特徴や審査に落ちないためにできる対策法について提案します。

本人の年収と比べて希望金額が過大

自身の収入(年収)に比べて大きすぎる希望限度額で申し込むと、担当者に「自分の返済能力がわかっていない」と判定されてしまい、カードローンの審査で落ちる理由となります。

カードローンの審査に落ちないためにも、自分の収入に見合った希望限度額を申告することが通るための近道です。

さらに返済にゆとりのある限度額を申告すれば、カードローンの審査に落ちにくくなります。そのためには、事前に自分にとって適切な限度額はどれくらいなのかを知っておく必要があります。

カードローン会社の公式サイトには、借り入れの目安を知ることができる返済シミュレーションが設置されています。

無理のない返済の目安としては、借入総額が自身の年収の3分の1までとされています。借入金額が年収の3分の1を超えてしまうと、徐々に返済が苦しくなっていくことが過去の経験として利用者から語られています。

カードローン会社の返済シミュレーションを活用して自身にとっての適切な希望限度額を見つけることこそが、カードローンの審査に落ちないための対策の一手となります。

担当者に借り入れの動機を怪しまれた

審査の途中で担当者に借り入れの動機が怪しまれると、それがカードローンの審査に落ちる理由となることがあります。

無担保の個人向けカードローンは資金使途が原則自由(事業資金は除く)なのですが、それはあくまでも公式の建て前であり、カードローン会社としても貸したお金を闇金で借りた借金の返済やギャンブル資金に使われることを前提として貸付しておりません。

資金使途自由となっている以上、どのような目的にお金を使おうと違法ではありませんが、その一方で「借入金をどのような目的に使うのか」というモラルの問題もあります。

カードローン会社としてもお金を貸した以上はきちんと返済してもらわないと困りますが、ギャンブル資金などを目的にカードローンを借りられる方は総じて生活もだらしなく返済面でもルーズです。ローンを貸してもすぐに返済遅延や滞納を起こす可能性もあり回収リスクが極めて高くなります。

審査の担当者が申込者とのやり取りの中でカードローンがモラルに反する目的に利用されるリスクを感じたら、組織防衛のためにカードローンの審査で落とすかもしれません。カードローンを借りる側もあくまで健全な利用目的を前提に借りるようにしましょう。

本人確認書類や収入証明書を提出しない

カードローン会社の要請に対して、申込者が本人確認書類や所得証明書類を提出しなかったことが、カードローンの審査に落ちる理由となります。

カードローンの審査では、運転免許証などの本人確認書類は提出が必須であり、所得証明書類は一定の条件下で提出が義務付けられています。

しかし、審査の途上でカードローン会社がいくら必要書類の提出を依頼しても、申込者が理屈をつけてなかなか提出しないとか最後まで拒んでいると、それが理由となってカードローンの審査で落とされてしまいます。

必要書類を提出しないのは、書類を出してしまうと本人の信用を落とすような何か不味い事実がわかってしまうとか、虚偽の申告をしていることがバレてしまうとかいろいろ理由が考えられるので、カードローン会社としても「拒むならやむなし」と考えて、カードローンの審査で落とす判断をするでしょう。

カードローン会社から書類の提出を求められたら、申込者は迅速に必要書類を提出しましょう。書類を遅れて提出したり拒んだりするという行為は、カードローンの審査に落ちる要因のひとつであるということを心に留めておいてください。

申し込みの入力ミスや嘘の混入

過度の入力ミスや嘘は、程度や担当者の受け取り方次第によってはカードローンの審査に落ちる理由となります。

入力ミスも軽微なミスなら問題になりませんが、与信の判断で重要な情報が抜けている、間違いが多くて判読不能な状態だと担当者も困ってしまいます。

嘘に軽重をつけること自体おかしいですが、カードローン審査では担当者が見過ごしてくれる軽い嘘と絶対見過ごせない嘘の種類があるのは事実です。

見過ごせない嘘を書いていたら審査に落ちますが、程度の軽い嘘でも数がいくつもあればやはり担当者の心証を悪くしてカードローンの審査に落ちてしまうことがあります。

担当者からの質問にうまく答えられなかった

カードローンの審査では、途上で申込内容について審査担当者から確認のため電話がかかってきますが、その担当者からの質問でうまく答えられなかったときに審査に落ちる原因となることがあります。

カードローン会社から申込者に電話がかかってくるとき、その電話の目的は主に借入意思の確認と申込内容について矛盾なく受け答えできるかということをチェックするためです。

いくらカードローンの審査といえども、担当者より聞かれることは自分自身のことや入力済みの申込内容であるため、質問を受けても言い淀んでしまうということはありませんよね。

しかし、それがうまく受け答えできなかったり、カードローンの申込内容と矛盾したことを言ってしまったりしたということは、何か答えに窮する怪しいことがあるに違いないと審査担当者に思わせてしまうことになります。

審査担当者が一度でも「この申込者は信用に欠ける」と判断すれば、残念ながらカードローンの審査で落とされてしまいます。

もし不幸にも審査に落ちてしまったら、次のカードローン審査で同じ間違いを起こさないよう手元に必要な情報をすべて準備して担当者からの質問に答えるようにしてください。

転職を繰り返している

申込者が転職を繰り返しているとそれがカードローンの審査に落ちる理由となります。

カードローンの審査で担当者が優先的にチェックするのが「申込者には安定継続した収入があるか」「安定した勤務先に勤めているか」「一定期間きちんと勤務しているか」などの点です。

いずれの項目も、申込者がカードローンを借りたあとに毎月の返済期日をしっかり守って返済できるかどうかを判定する重要な審査ポイントです。

ところが申し込みしてきた本人が短期間に転職を繰り返してきたようだと、「今はこの職場で働いて収入があるけど、またすぐに転職して収入が下がったり、最悪無職になって返済できなくなったりするのではないか」と審査担当者に思われてしまうかもしれません。

さすがにそのような信頼性に欠ける申込者に担当者もカードローンを貸したくないですよね。カードローンの審査を受けるときには、申込前に最低でも6ヵ月~1年位は同じ勤務先で継続して仕事を続けている状態を作っておきましょう。

返済遅延の回数が多い

申込者に返済遅延の回数が多いとカードローンの審査に落ちる理由となります。

審査ではカードローン会社の加盟している信用情報機関に申込者の信用情報を照会するので、申込者が他社との取り引きで返済遅延を起こしているかどうかわかります。

カードローン会社によって返済遅延の回数に取り扱いの差はありますが、おおむね3回以上返済遅延を繰り返していたらかなりの確率で審査に落ちます。

返済遅延を繰り返している方は、一度も返済遅延していない方と比べて最終的に長期滞納を起こすリスクが高いので、金融業者もそのような方の申し込みには対応も消極的です。

返済遅延を理由にカードローンの審査に落とされないためにも、できるだけ返済遅延は起こさないほうがいいでしょう。

返済日をノートやメモで管理するなど、自己管理を徹底することで返済遅延は防げますが、カードローン会社には、毎月の返済日が近づけばメールで知らせてくれるサービスもあります。いろいろな管理方法を駆使して、絶対に返済遅延を起こさないよう注意しましょう。

短期間に複数のカードローンに申し込んだ

貸金業者の信用情報機関への問い合わせで申込者が短期間のうちに複数他社に申し込みしていたことがわかると、それがカードローンの審査に落ちる理由となる場合があります。

短期間のうちに複数他社に申し込みしている状態というのは以下のようなケースです。

  • 1ヵ月間に3社以上の集中申込み
  • 3ヵ月間に4社以上の多重申込み

いずれも多重債務者になりかけているかもしくはすでに多重債務状態にあり、申込みを受けている金融業者がさらに本人に貸しても単に過大債務を悪化させるに過ぎず、返済不能になると真っ先に自社の融資が焦げ付いてしまうリスクがあります。

このような申し込みを繰り返している貸付リスクの高い方にはさすがに業者も貸すことをためらってしまうでしょう。

信用情報機関に登録されるカードローンの申し込みや契約に関する情報の保有期間は6ヵ月です。期間を空けてから申し込みをすればこのようなリスクは避けられるので、節度のある申し込みを心がけてください。

個人の信用情報がスーパーホワイト

個人の信用情報にクレジットヒストリーの履歴がない「スーパーホワイト」の人は、カードローンの審査に落ちる可能性があります。

例えば今の時代ではお金の決済方法も多様化しており、個人が決済に使うクレジットカードを1枚も持っていないのはおかしい、何か理由があるのではないのか?とカードローン会社は考えます。

そうなると次に疑うのは、「スーパーホワイトなのは、過去に起こした金融事故情報が信用情報機関での保有期間を過ぎて、登録が抹消された直後だからではないのか?」という可能性です(※金融事故情報は通常5年~10年で削除されます)。

カードローン会社の審査というのは常に物事を否定的に捉える側面があるので、このような業者による判断は避けることができません。

仮に本人がクレジットカードやローンを利用するのが苦手でこれまでまったく利用せず、その結果がスーパーホワイトであっても、金融業者はその理由を知る由もありません。

カードローンの審査では、貸付リスクを避けることが優先されるので業者もスーパーホワイトの方の申し込みを否決する場合もあります。

もちろんカードローン会社によって与信判断はさまざまです。信用情報がスーパーホワイトの方すべてがカードローンで審査落ちするということではありません。

中小消費者金融からの借り入れが問題視された

カードローン会社が審査中に申込者が中小消費者金融を利用していたことに気づき問題視すると、それが理由でカードローンの審査に落ちる時があります。

カードローン利用者の中には自分の信用ということをあまり深く考えず、「審査が緩く借りやすい」という理由だけでいきなり中小消費者金融に借りに行く方がいます。

中小消費者金融が大手消費者金融や銀行カードローンよりも審査の敷居が低く借りやすいことは事実ですが、その分、素性の不明な信用度に乏しい業者も多くいるし、違法業者である闇金も紛れこんでいます。

そのような業者に真っ先に借り入れに行く個人は、大手カードローン会社では「金融のリテラシーが低く、貸付リスクの高い個人」とみなす傾向が強く、あまり融資したくない相手です。

もし審査途中に申込者が中小消費者金融を利用していた、あるいは利用中であることが分かると、それを理由にリスク回避のためカードローンの審査で落とす可能性があります。

お金を借りるときの基本はいつも同じです。自分の信用度に応じて、必ず大手金融業者→中小金融業者の流れで申し込みするようにしてください。

逆の流れで申込みしても、審査において本人に良いことなどまずないので、この借り方の基本はしっかり理解しておいてください。

他社のカードローンに何度も審査落ちた

審査中に他社で何度も審査落ちしていたことが担当者に知られると、それが担当者の心象を悪くしてカードローンの審査に落ちる理由となることがあります。

「過去に何度もカードローンの審査で落ちていた」ことが審査担当者に知られるルートはいくつかあります。

申込者が担当者との電話や面談の受け答えで自ら気安く話してしまうケース、業者の信用情報機関への照会で判明するケースなどなど。

申込者がカードローンの審査に落ちた事実をどれだけ隠そうとしても、信用情報を見ればすぐにわかります。

カードローンやキャッシングの審査に何度も落ちているという事実は、カードローン会社として決して好ましい情報ではありません。

申込者に何か信用面で問題があったから何度も審査落ちしているのであり、意思決定の早い審査担当者ならその事実を知っただけですぐに落とす判断をするでしょう。

もし過去に続けて何度も審査に落ちていたのなら、すぐに他社のカードローンを申し込みするようなことはせず、しばらくは申し込みを控えて期間を空けるようにしてください。

そして「自分はどのような理由で審査落ちを繰り返すのか?」冷静にその原因を分析してみましょう。それが次のカードローン審査を通過するための最初のステップとなります。

自身に収入のない専業主婦や無職

申込者が専業主婦または無職だったことが、カードローンの審査に落ちる理由となることがあります。

カードローンの審査に落ちてしまう最大の理由は本人に安定した収入がないからです。カードローン会社としても、収入がない人からいくら申し込みされても、そもそも返済財源がないのでお金を貸すことができません。

これに対する解決策としては、パートやアルバイトでもいいのでとにかく働いて毎月安定した収入を確保することです。そうするだけで一定の申込条件はクリアできるので、カードローンの審査に落ちる可能性を下げることができます。

あるいは別の策として、銀行カードローンの一部では専業主婦でも融資してくれる先もあるので、専業主婦でもお金が借りられる銀行カードローンをインターネットで検索して探してみてください。

ただし、公式サイトには記載されていませんが、専業主婦の配偶者が安定した収入のあることを前提に審査している可能性があります。さらに契約限度額には50万円までなどの上限があります。

無職の人は「私も専業主婦と同じ立場」と拡大解釈して専業主婦と同じように銀行カードローンに申し込んでも審査で落とされるので気をつけてください。

ちなみに、消費者金融は総量規制により自身に収入のない専業主婦や無職には融資できない決まりとなっています。配偶者貸付という方法もありますが、手続きに時間と労力がかかるため積極的に行っている貸金業者は少ないのが現状です。仕事に就いて安定した収入を確保することが、カードローンに申し込みができる唯一の解決法です。

カードローンの審査に落ちた人の特徴

カードローンの審査に落ちた人の特徴を説明します。どれか1つでも該当すると、即審査落ちするような致命的なものばかりです。

審査に落ちないためにできる対策としては、このような状態にならないように日頃から万全の注意を払いながら未然に防止するしか方法はありません。

カードローンの審査に落ちた人の特徴のいずれかに思い当たる節がないか、よく考えながら読み進めていってください。

安定した収入がないから審査に落ちた

カードローンの落ちた人の特徴として、「安定した収入がない」ことが挙げられます。

カードローンは借りたら毎月返済していくことが必須条件なので、その安定した返済財源(収入)がない方には業者は貸すことができません。

カードローン会社の「安定した収入」の定義とは、「毎月1回継続的に安定して一定額の収入が入ってくること」です。

この原則は、正社員、パート、アルバイト、自営業者や会社経営者など、誰が申し込んでも同じです。たとえ一回あたりの収入金額がいくら大きくても、収入が入ってくる頻度が不定期では業者は「安定した収入」とみなしてくれません。

カードローンを申込予定の方は、審査落ちを防ぐため、自分の収入がどのようなタイプか、事前に見極めたうえで申込みを検討しましょう。

異動情報(金融事故情報)の登録があった

金融業者の信用情報機関への照会で、申込者に異動情報の登録があったとき、それがカードローンの審査に落ちた原因となります。

異動情報とは金融事故情報のことで、具体的には3ヵ月または61日以上の長期滞納、破産等の債務整理、代位弁済(保証債務履行)、強制解約(ローン、クレジットカード、携帯電話等)などを指します。

いずれも業者との過去の取引で、本人が業者に金銭的被害を与えた記録であり、このような登録がある方は業者も取引をできるだけ避けたい相手です。

異動情報まで登録されてしまうということは、最後まで責任が持てないことを意味しており、このような方と融資の取り引きをしても、再び同じような被害に遭う可能性があります。

そのため、異動情報の登録がある方に対しては、ほぼすべてのカードローン会社が貸付けリスクを回避するために審査で落とす判断をします。

総量規制(年収の3分の1)を超過していた

申込者にすでに総量規制に超えるほどの他社借入があれば、それがカードローンの審査に落ちた理由となります。

貸金業法における総量規制では、消費者金融等の貸金業者は年収の3分の1を超えて融資することを禁じられています。

カードローンの受付時に、申込者の借入総額がすでに年収の3分の1を超えていたら、残念ながら消費者金融の審査は通りません。

また、消費者金融を避けて銀行カードローンを申し込みをしたとしても、結論はあまり変わらないでしょう。

なぜなら、最近の銀行カードローンは自主規制により総量規制の主旨に則ってカードローンの審査をしており、年収の3分の1を超えて融資することを抑制しているからです。

唯一の例外は銀行法で規制を受けていない信用金庫や信用組合、JAバンク(農業協同組合)、労働金庫等で、これらの金融機関のカードローンは、今のところ、銀行カードローンほど審査は厳しくはありません。もちろん年収制限もありません。

債務が多すぎて銀行や消費者金融で借りられない状態の方は、まずはこれらの業者に相談されてはいかがでしょうか。

少なくても中小消費者金融や闇金にいきなり借入れに行くより安全だと思います。

他社借入の件数が4社以上

カードローンの申込時にすでに他社借入件数が4件以上あれば、それがカードローンの審査に落ちた原因となります。

他社借入件数が4件以上あるというのは、いわゆる多重債務者状態だといえます。

過剰貸付を抑制するため国が貸金業者に対し総量規制や自主規制を強いているぐらいであり、すでに多重債務者状態である方に対して、積極的に対応してくれるような業者は闇金やルーズな中小貸金業者除き、まずありません。

自分が現在どの程度カードローン契約をしているか、振り返ってみて、すでに4件以上の契約数ならば、追加の申込みをしてもまず審査に通らないので、対策として、ローンのおまとめを検討するか思い切って法的債務整理を検討してください。

勤務先への在籍確認がとれなかった

審査の途上で在籍確認が取れなかった場合、それがカードローンの審査に落ちた原因となる場合があります。

在籍確認が取れない理由はいろいろあります。

  1. 勤務先の在籍期間が短く、そもそも社内で存在が認められていない
  2. 派遣社員だが派遣元では登録のみで派遣先で勤務した実績がない
  3. 勤務先が個人宛ての電話を一切取り次いでくれない
  4. 会社の代表電話だけ申告し、自分の在籍している部署の連絡先を登録していない
  5. 無職なのに元勤務先の情報を申告していた

上記の中には、申込者が登録内容を修正したり、社内に根回しをしておくなど早めに対応することで在籍確認が取れるようになる事例もありますが、対応が遅れたり放置したりしているとカードローンの審査に落ちる原因となります。

「勤務先が個人宛ての電話を一切取り次いでくれない」のような場合なら、在籍を証明する確認書類(社会保険証や社員証等)をカードローン会社に提出することで例外的にカバーする方法もあります。

在籍確認は、本人の勤務先での在籍を確認することで収入元をチェックする大事な審査手続きなので、カードローン会社も絶対欠かすことができません。

在籍確認が取れなければ、最終的に高い確率でカードローンの審査に落ちると考えてください。

カードローン会社と過去にトラブルを起こした

カードローンの審査で、申込みした金融業者の過去の取引で申込者がトラブルを起こしていたことが分かると、それがカードローンの審査に落ちた原因となります。

また、これはトラブルを起こした先が申込みしたカードローン会社のグループ会社や関連会社だったケースでも同じ結果になります。

取引上のトラブルは、内容によっては信用情報機関に登録されることもあります。

信用情報機関に登録されている信用情報には保有期間が定められています。そのため、保有期間が過ぎると信用情報は削除されるものの、トラブルを起こされたカードローン会社が保有する情報までは消えません。

また、近年はグループ会社間で情報を共有することが当たり前になっていますので、申込者がカードローン会社やその系列会社との取り引きでなにかトラブルを起こしてしまうと何年経っても審査には通りません。

どうしてもカードローンを利用したいのなら、なにもトラブルを起こしていないカードローン会社に申し込みましょう。

偽造書類を提出したことがカードローン会社にバレた

カードローンの審査途中、または申込みの段階で、偽造した書類を出したことをカードローン会社にバレたら、それがカードローンの審査に落ちた原因となります。

偽造書類とは、実際の就労実態がないにもかかわらずアリバイ会社に頼んで嘘の源泉徴収票を作ってもらったり、偽物の健康保険証(社会保険証)を作ってもらったりすることです。

偽造した書類を金融業者に出すこと自体犯罪です。しかし、世の中には法律に疎い方や、また偽造書類を作ることに何の罪の意識もなく平気でこのような行為をする方もいます。

もちろん業者が偽造に気づきその事実を警察に告発すれば事件化するので、その後は業者への対応だけでは済まなくなります。

また、犯罪と認定されるとこの種の情報はすぐに金融業者間で共有されるので申込者の信用は地に堕ちてしまうでしょう。

したがってカードローンを健全に利用したい方だけは絶対このような愚かなことをしてはいけません。偽造書類を作るくらいなら、まだ正当に申込みして審査で落ちたほうがマシです。

一回くらい審査に落ちてもカードローン会社の審査基準はバラバラなので、別の業者に申込みすれば審査に通る可能性もあります。

闇金の利用がカードローン会社にバレた

申込者が過去あるいは現在、闇金を利用していた(または利用している)ことが申込み業者にバレたときも、それがカードローンの審査に落ちた原因となります。

筆者は元銀行員なので、各種ローンの申込みや審査の機会を通じて、闇金からお金を借りていた顧客と対面し相談を受けた経験を多く持っていますが、実は闇金を利用した方の多くは性格的には善人が多いのです。しかし、その善人で温和な性格がお金を借りる場面では仇となって自分を苦しめることになります。

こういう方は金銭の貸し借りに対する責任感やリテラシーが低いため、闇金を利用することにあまり罪悪感を覚えないタイプなのです。

したがって闇金を借りていたことが、取引先の銀行や親族などに知られたときにはすでに借り過ぎでほとんど信用回復が不可能な状態になっています。

このような方がカードローンを申込みしても審査に通ることはまずありません。残念ながらこのような人は自らローンを利用するのは不向きな方です。

借金することに不向きなタイプの方に、必要以上に借金させないためにも、また絶対闇金を利用させないためにも、家族間でこの方の借金に目を光らせ、適宜チェックする誰かの存在が必要となります。

まとめ

カードローンの審査に落ちる人の特徴について説明してきました。

カードローンの審査には、単独の理由で落ちるケースもあれば、いくつかの原因が重なって審査に落ちる場合もあります。

金融業者も審査に落ちる理由を本人には一切説明してくれないので、自分で考えてその原因を特定するしか方法はありません。

再びカードローンに申し込むのであれば、まずは審査落ちの理由を特定して日々改善していくことがとても大事です。

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この記事の執筆者

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知って得するお金の情報サイト「知っ得!カードローン」の運営者です。キャッシング専門ライターとして活動を始めてから、今年で6年目になります。貸金業務取扱主任者資格、ファイナンシャル・プランニング技能検定2級(FP)、日商簿記検定2級に合格。生活困窮者や自己破産者を救いたい一心で記事を書いています。