知らなきゃ損!時間を味方にする複利の力でお金を増やす方法

コツコツ貯めるだけではお金が増えない時代です。

人生100年時代。
「将来に備えて貯蓄しなければ!」「だけど給料はなかなか増えないのに税金や社会保険料は上がり続けている…」

苦労して節約したお金をコツコツ貯めるだけでは、なかなかお金は増えていきませんよね。

もちろん、急な支出に備えて預貯金を蓄えておくことはとても大切なことです。しかし、日本を含めたほとんどの先進国が超低金利です。

苦労して貯めたお金を銀行の定期預金に預けても金利はわずか年0.002%…。つまり、銀行に100万円を1年間預けても、わずか20円しか増えません。

お金を増やす方法はシンプルです。

  1. 収入を増やす
  2. 支出を減らす
  3. 運用利回りを上げる

たったこれだけです。

1.と2.で半年〜1年分の生活資金を貯蓄して、余裕資金を複利の力を利用して運用すれば、お金をグングン育てることができます。

複利の力にどのくらい威力があるかというと、たとえば30歳の会社員が毎月5万円を積立て、30年間(360ヶ月)・年利7%で複利運用すると、総額で60,998,550円(そのうち元本は5万円×360ヶ月=1,800万円)になります。

一方、年0.002%の金利で積立貯蓄する場合は総額18,005,386円です…。

いかがでしょうか?これが時間を味方にした複利の力です。

単利と複利の違い

複利という言葉は聞いたことがあるけれど、単利との違いがわからないという方も多いのではないでしょうか。

  • 単利…預けた元本のみに利息がつく
  • 複利…「元本+利息」に利息がつく

例えば100万円を年利3%で預けた場合、単利と複利でどれくらい貯まる金額が違うのかシミュレーションしてみました。

単利の場合
1年後1,030,000円
2年後1,060,000円
3年後1,090,000円
10年後1,300,000円
複利の場合
1年後1,030,000円
2年後1,060,900円
3年後1,092,727円
10年後1,343,916円

時間の経過によって資産がグングン増えていくのがわかりますね。

このように、複利の力を利用すれば、資産は雪だるま式に増やすことができるのです。

覚えておきたい72の法則

複利の力を理解できたところで、次にぜひ覚えておいてもらいたいのが「72の法則」です。

これは元本が2倍になるのにかかる年数を簡単に計算する方法です。

例えば年利1%の場合、計算式は72÷1=72となり、元本が2倍になるまでに72年もかかります。

  • 年利3%の場合…元本が2倍になるのに24年(72÷3=24)
  • 年利8%の場合…元本が2倍になるのに9年(72÷8=9)
  • 年利0.002%の場合…元本が2倍になるのに3万6千年(72÷0.002=36,000)

100万円を年利3%で複利運用すると、24年後には約200万円になりますが、100万円を銀行の定期預金(0.002%)に預けても200万円になるまでに3万6千年もかかります…。

若い世代の方は、「この低金利時代に年利8%なんて信じられない」と思うでしょうが、私が子供の頃(バブル期)には定期預金の金利が年利8%くらいだったんです。

もらったお年玉を預けるだけで、10年後には2倍になって戻ってきました。親世代が言う、「ムダ使いせずに貯金しなさい」はその時代には正解だったのです。

20世紀を代表するドイツの物理学者であるアインシュタインも、複利について「人類最大の発明」と言ったとされています。

運用利回りの高いところにお金を置いておけば、複利の力で資産形成できることが理解できましたか?

元本保証で高い年利の投資は要注意

「複利の力がすごいのはわかったけど、今は低金利だしね…」

たしかに冒頭でも書いたように、先進国は超低金利の時代ですので、元本保証の預貯金では無理です。

日本だけで考えれば人口減少・超高齢社会です。経済成長率が大きく伸びることもイメージしにくいでしょう。

しかし世界に目を向ければまだまだ人口は増加傾向にあり、世界経済も年間で3〜4%ほど成長を続けています。

株式投資なら年利5〜7%程度はまったく無謀なものではありません。人間が便利さや快適さを求め続ける限り、これからも経済は成長するでしょう。

注意すべきは元本保証で高い年利をうたう投資です。

投資の神様、ウォーレンバフェットの平均リターンが約20%です。

長期でこれだけのリターンは一般人には到底真似できません。これ以上のリターンを得られるような投資は詐欺の可能性が高くて危険です。

FXや暗号資産(仮想通貨)で瞬間的にお金儲けをできるかもしれませんが、長期的に勝ち続けられる人はわずかしかいません。結果的にはほとんどの人が大切なお金を失ってしまうことになります。

どうしてもリスクを取りたくないという方もいます。けれどもリスクを取らなければリターンも得られません。

投資の世界ではリスク=危険ではありません。リスク=値動きの振れ幅です。

リスク許容度は人によって違います。たとえば100万円で買った株が1円でも下がるのを嫌う人もいれば、50万円下がっても耐えられる人もいます。

大きなリスクが取れる人は大きなリターンが得られる。お金を増やしたいなら自分のリスク許容範囲内で投資をすることです。

普通の会社員が資産形成をするなら積立投資が王道

では、ごく普通の会社員が「少しリスクを取って投資をやってみよう」という場合に、何から手をつけたらよいのでしょうか。

それは証券口座を開設し、投資信託で長期・分散・積立投資をすることです。

筆者のオススメは「楽天証券」や「SBI証券」などのネット証券の利用です。銀行などの窓口販売だと、相手の売りたいものを勧められる可能性が高いからです。

日本で販売されている投資信託は5,000本以上もありますが、投資経験のある筆者からすれば、その9割以上が手数料が高いものばかりで資産形成には向いていないゴミ商品です。

最初に選ぶべきは世界経済に投資するインデックスファンド(投資信託)です。

運用益が非課税となる「つみたてNISA(積立型の少額投資非課税制度)※」なら、金融庁が提示した厳しい条件をクリアした約180本の銘柄に厳選されていますので、どの商品を選んでも大失敗することはないので初心者でも安心です。

※つみたてNISA(積立NISA)とは、毎年40万円を上限に、最長20年間の利益が非課税となる制度です。

それでも選べないなら「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「ニッセイ外国株式インデックスファンド」などから試してみるといいでしょう。世界経済の成長の波にあなたのお金を乗せることでリターンを得ることができます。

あなたのお金で世界中のトップ企業を応援することができ、企業が成長して利益をあげることができるのです。つまり、投資は立派な社会貢献活動ともいえるでしょう。

ネット証券のつみたてNISAなら、100円からでも積立ができます。まずは少額から始めてみて、値動きの感覚を覚えましょう。

つみたてNISAのおすすめ証券会社
  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
  • 松井証券
  • auカブコム証券

「しっかり勉強してから」という気持ちもわかりますが、走りながら学ぶのがオススメです。

まとめ

貯蓄だけではお金はなかなか増えません。余裕資金の一部を運用して、時間を味方に複利の力を利用すれば、運用利回りの高い資産形成ができます。

お金を大事に抱えていても増やすことはできませんが、お金に働いてもらえば増やすことができます。

あなたのために働いてくれるお金を増やしていくことで資産形成が加速します。あなたが眠っている間も、お金は働いてくれますから。

ただし、長期投資はギャンブルではないので一気にお金を増やすことはできません。悪くいえば退屈です。種を撒き、苗木を育て、沢山の果実を収穫できるまでは時間がかかるイメージをしてください。

成長を続ける世界経済に焦らずゆっくり投資し続ければ、いつの間にか資産が大きく育ちます。

この記事の監修者プロフィール

吉井 徹
吉井 徹YOC代表
プロフィールホームページ

金融機関に所属せず、保険・証券の販売をしない独立系FP。家計の見直しのみならず、将来に向けた資産形成をサポートしている。投資歴10年以上の個人投資家でもある。広告代理店で完全歩合給の飛び込み営業、コンサルティング会社でマネージャー業務、製造業に10年間勤務、そしてFP資格取得後に開業という異色の経歴を持つ。「自由な時間とお金を手に入れる」をテーマにしたマネーブログが好評。開業時からオンライン相談を取り入れており、利用者のニーズに応えている。非破壊検査技術者とフォトグラファーとしても活動。趣味は楽器演奏(ピアノ、ギター)、葉巻・パイプ。