カードローンの在籍確認ではどんな嘘がどうやってバレる?

カードローン申込みで、勤務先や勤続年数など嘘をついてもいいか?というのは素朴な疑問です。

銀行員としてお答えします。嘘はダメです!

もちろんカードローンの申込みで嘘をつく人は大勢います。審査を有利にしたい、不利なことを隠したい、そうした心理からでしょう。では、嘘はバレないのでしょうか?

銀行員としてお答えします。嘘をついたらバレます!

カードローンも融資であり、融資審査は「嘘をついているんじゃないか?」と疑うことから始まります。銀行を含め金貸しとはそういうところです。

カードローン審査で重要な勤務先・勤続年数を確認する作業が在籍確認です。勤務先などで嘘をついていないか、銀行がウラを取っているというわけです。

では、ウラを取ったら嘘をついていた。それがバレた場合どうなるのでしょうか?

銀行員としてお答えします。カードローンの在籍確認で嘘がバレると、あとあと大変になりますよ!

今回は「カードローンの在籍確認で嘘はバレる?」にスポットを当て、以下のように説明していきます。

在籍確認とは?

カードローンの審査では、勤務先情報に嘘・偽りがないかを調査するために在籍確認をおこないます。

在籍確認とは文字通り、その会社に在籍しているのかを確認することです。

もう少し具体的にいうと、

  • 申込みにある勤務先は正しいか?
  • 勤続年数は正しいか?

この2点を中心にして、審査する側(銀行、消費者金融、カード会社など)が電話で調査します。

在籍確認の基本事項

次に在籍確認の基本事項について、いくつか簡単に説明します。

①なぜ在籍確認をするのか?
カードローンは借金です。返済能力を判断するには収入と安定性が重要になります。収入は勤務先、安定性は勤続年数が判断材料になるので、在籍確認が必要なのです。

②在籍確認は必ずやるの?
ほとんど全てやる、やらない会社のほうが少ないといえます。金融機関によって対応が違いますし、また同じ金融機関でも在籍確認をするかどうか?はケースバイケースです(私の勤務する銀行でもケースバイケースですが、やるかどうかの基準は審査にかかわるのでお話しできません)。

③在籍確認ってどうやってやるの?
これは大きく2つに分かれます。

  • 金融機関名と、在籍確認だということをハッキリ告げる→銀行系カードローン
  • 金融機関名も要件も告げず、個人名で連絡する→消費者金融系カードローン

在籍確認はどうやってやるのか?これについては次の項、具体例「銀行が健康保険組合に電話で確認するケース」で説明します。

在籍確認の具体例~銀行が健康保険組合に電話で確認するケース

  1. 健康保険組合に電話する(勤務先や健康保険組合の名称・電話はHPなどで調査済み)
  2. 銀行『〇〇銀行です。▲様から申込みをいただき、在籍の確認でお電話させていただきました。連絡をすることは、▲様から承諾をいただいております』
  3. 相手『かしこまりました。では折り返し連絡しますので、そちらのお電話番号を…』

これで在籍確認ができます。ほぼ成功率100%です。

ハッキリ銀行名と在籍確認であることを告げる、会社の人事部ではなく健康保険組合に電話するというところがミソです。

銀行はどうやって「在籍確認の嘘」を見破るの?

銀行はどうやって「在籍確認の嘘」を見破るのでしょうか?

カードローンの在籍確認で嘘がバレる具体例を交えて説明いたします。

カードローンにおける在籍確認の嘘ってどんなウソ?

  • 申込みでは勤続年数が3年なのに、在籍確認したら勤続2年6ヶ月だった
  • 勤務先は正しかったが、在籍確認したら所属部署は本社ではなく地方の支社だった

他にもいろいろなケースがあります。もちろんそれが全て嘘だということにはなりません。

例えば勤続年数が数ヶ月違うのは勘違いもあるでしょう。また本社ではなく支社だったというのは、ご本人の見栄なのかもしれません(勤務先は違わないので審査には影響なし)。

勘違いなどの、いってみれば罪のない間違いはまず問題になりません。問題になるのは、明らかに自分にとって有利になるように嘘をついた場合です。

例としては、「勤務先名は有名企業だったが、在籍確認したら子会社の中途採用で勤続年数も違う」というケース。次の項で詳しく説明します。

カードローンの在籍確認で嘘がバレた具体例

カードローンの在籍確認で嘘がバレた具体例。「勤務先名は有名企業だったが、在籍確認したら子会社の中途採用で勤続年数も違う」。

  1. 私が実際に受付けたカードローン申込みでは「有名企業■■(株)、勤続5年」だった
  2. 在籍確認した結果「勤務先は子会社、3年前中途採用で勤続年数は2年」
  3. 本人に聞いたところ『3年前に子会社に出向した。出向なので■■に勤めていることに変わりない』と回答があった。(※出向→子会社へ再雇用なら、銀行では転職とはせず、勤務は連続していると考えます)
  4. いろいろ調査し、納得できなかったので、私はもう一度在籍確認をおこないました
  5. 再度在籍確認した結果「■■に勤務したこと、3年前に出向したことは記録にありません」との会社の回答
  6. 再度本人に確認→審査を有利にするため嘘をついていたことが発覚

在籍確認で嘘をついていたことがバレたので、当然カードローンは即審査落ちになりました。

カードローンの在籍確認で嘘がバレるとどうなる?

カードローンの在籍確認で嘘がバレると、勤務先にも次の2つがバレてしまう可能性があります。

  1. カードローンを申込んでいること
  2. 在籍確認で嘘をついたこと

カードローンの申込みが会社にバレてしまう

はっきりカードローンと分からなくても、例えば銀行から在籍確認の連絡があれば、たいていはカードローンや自動車ローンなど、要するに借金の申込みをしていることは、会社の担当者には気づかれてしまいます。

もちろん担当者は他言などしません。そういう教育を受けていると、会社の人事担当の人に聞いたことがあります。

他にも以下のように言われているそうです。

  • 個人情報なので、本人の同意があるのか?確認しなければ答えてはいけない
  • 何の申込みですか?など余計な詮索をしてはいけない
  • どこからどんな質問があったか、あとで上司に報告する(これは従業員の行動をチェックするためだそうです)

ただ、カードローンを申込むことくらい、誰でもやっていることなのでそれほど問題にはなりません

在籍確認で嘘をついたことは会社にもバレてしまう

在籍確認は銀行から「〇〇さんの勤続年数は3年で間違いはありませんか?」と聞きます。それが事実に相違していれば、相手は「違います」と答えるでしょう。

これはつまり、申込者(=社員)がカードローンの申込みで嘘をついていることが、銀行の在籍確認により会社にもバレてしまうということです。

これが影響大であることは誰でも想像できるでしょう。勤務している会社に、あなたは嘘つきだと思われてしまうのです。しかも借金を申込んだことが原因で!

具体例で嘘がバレた人も、嘘をついていたことが勤務先にもバレてしまいました。その結末がどうなったかは、残念ながら聞いていません。

カードローンの審査で在籍確認の嘘は必ずバレます。そしてバレたときのデメリットは多いのです。ですから、勤務先や勤続年数は下手に隠そうとはせず、正直に申告しましょう。