プロミスの審査落ちる理由!審査に落ちたのはなぜ?
プロミスは最短30分審査、即日融資にも対応している頼れるカードローンです。
消費者金融の審査はそれほど厳しくないと考えている人が多いようですが、プロミスはしっかりと審査をおこなっており、誰でも審査に通過できるわけではありません。
そのため審査のポイントを押さえていない人は、プロミスで審査落ちしてしまうことも珍しくありません。
プロミスの審査に何度も落ちるような人はそれなりの理由があります。
この記事では、プロミスで審査落ちする理由と審査に落ちたあとの対処方法について解説します。
プロミスの審査に落ちるのはなぜ?
プロミスの審査に落ちるのはなぜか?まずはプロミスの審査基準からおさらいしてみましょう。
プロミスの審査は仮審査と本審査の2段階でおこなわれます。
仮審査では、信用情報への照会とスコアリングの2つがありますが、スコアリングに至っては自動審査システムによりほんの数秒程度で完了します。
また、本審査は人間の手でおこなわれるためスムーズに進めば数分、時間がかかる場合には何時間もかかってしまうこともあります。
プロミスではそれぞれどのような内容を審査するのか、以下で詳しく説明していきます。
信用情報の照会
信用情報への照会の際には、主に以下の4つを信用情報から読み取り、プロミスの審査に反映させています。
- 金融事故情報
- 他社債務
- クレジットヒストリー
- 申込情報
金融事故情報の照会
金融事故情報とは、信用情報における債務整理(自己破産、任意整理、民事再生再)、延滞(61日以上の長期延滞)、強制解約、代位弁済などのいわゆる「異動情報」のことを指します。借りたお金を踏み倒したか、長期間の支払遅れがあったかという情報です。
信用情報にこのような金融事故情報がある人をブラックといいますが、ブラックの人はプロミスの審査には絶対に通過することはできません。
審査のテーブルにあげてもよい人かを知るためにまずはブラックか否かを照会し、ブラックの人はその後の審査に進むことすらできずこの時点で審査落ちとなります。
他社債務の照会
仮審査では他社債務(他社からの借り入れ)がどの程度あるのかを信用情報から調べています。
ここで調べていることは「①他社債務の合計額」「②他社債務の件数」の2点です。
①他社債務の合計額
プロミスは消費者金融ですので、貸金業者(消費者金融やクレジットカード会社)などのいわゆるノンバンクからの借入額の合計が年収の3分の1を超えることはできません。これを総量規制といいます。
総量規制とは貸金業者が金銭の貸付をする際に、他社債務を含めた個人の借入総額が年収の3分の1までに制限される仕組みをいいます。
信用情報の照会ですでに他社債務の額が年収の3分の1を超えている場合には、法律的なルールに則ってそれ以上の金額を借りることはできないためこの時点で審査終了になります。
また、総量規制の範囲内だったとしても、ギリギリまで借りているような人も審査落ちしやすいです。
②他社債務の件数
プロミスは他社債務の本数にも非常に敏感です。いわゆる多重債務者がプロミスからお金を借りることは非常に困難です。
具体的には4本目以上の融資はおこなわないため、すでに借入件数が3本以上ある人も審査に通過することは難しくなります。
なお、総量規制には住宅ローンや自動車ローンなどの使い道が限定されているローンはカウントされません。カードローンやフリーローンなどの使い道が自由で無担保の融資がカウントの対象となります。
また、クレジットカードのショッピング枠は対象外ですが、キャッシング枠を利用して現金を借り入れした分は無担保融資として扱われます。
クレジットヒストリーの照会
クレジットヒストリー(クレヒス)とは、信用情報へ記録されているクレジットカードや借入金の支払状況の過去24ヵ月の情報です。
実はクレジットヒストリーが審査では非常に重要な鍵を握っています。お金があろうがなかろうが支払いに対して厳格で期日を守る人と、お金があってもなくても支払いにルーズな人がいるためです。
このためクレジットヒストリーはローンの申込者の支払いに対する人格を判断する情報といっても過言ではなく、クレジットヒストリーに遅れがまったくない人は、他の情報が悪くても審査に通過することができる場合が多いですし、遅れが多い人はほかの情報が良好でも審査に落ちることもあります。
プロミスの場合は年間3~5回までの遅れであれば許容されることも多いようです。
申込情報の照会
信用情報には過去6ヵ月間のローンやクレジットカードへの申し込みの情報が記録されています。
1ヵ月間に3回以上の申込情報がある人を一般的に「申し込みブラック」といい、審査に通過することは困難になります。
何度もなんどもローンへの申し込みをおこなっていることから、「よほどお金に困っている」「信用情報からは見えない隠れた借金があるのかもしれない」などと思われてしまうためです。
申込情報がどのくらいあるのかも審査の対象となるため、申し込みが多い人は最後の申し込みから半年以上は空けてから審査に臨んだほうがよいでしょう。
スコアリング
上記の信用情報への照会と申込書で申告した勤務先、勤続年数、年収などの情報をコンピューターが点数化し、その合計点が審査通過点を超えた人のみが仮審査通過となります。
スコアリングの配点に関する情報は公開されていないので詳細は不明ですが、一般的には勤務先が公務員か上場企業の会社員であれば審査には有利になりますし、会社役員や自営業者であれば配点は低くなります。
また、勤続年数は長ければ長いほど現在の収入が今後も継続できると推測できるため審査では配点が高くなり、年収も高ければ高いほど返済に問題がないと判断されるため高い配点をもらえることになります。
ここまでの一連の審査が仮審査になり、この判定をプロミスではコンピューターがおこなうため申込完了から数秒で判定されます。
在籍確認
仮審査を通過した人のみが次の本審査に進むことができます。
本審査でおこなわれることは在籍確認です。在籍確認とは、申込書に申告した勤務先に本当に勤務しているかどうかをプロミスの審査担当者が電話で確認することです。
具体的にはプロミスの審査担当者が勤務先へ電話をかけ「〇〇様(申込人名)いらっしゃいますか?」と電話で確認します。
この電話で本人に電話がつながるか、不在や休み中などで席にはいないが会社への在籍が確認できる言葉を得ることができれば確認完了です。
- 只今席を外しております
- 本日お休みです
- 会議中です
- 他の電話に出ております
- 出張中です
- 打ち合わせ中です
なお、お金を借りるということが会社にバレないように在籍確認ではプロミス名ではなく審査担当者個人名でおこなわれるため、会社の人に借り入れがわからないように配慮されています。
審査では唯一人間の手でおこなわれる審査ですので、会社に誰も人がいないような場合には在籍確認が取れないため本審査に時間がかかることもあります。
プロミスの審査に落ちた理由
上記のような手順と視点でおこなわれるプロミスの審査ですが、審査落ちしてしまうことも珍しくありません。
ではプロミスの審査に落ちてしまう人にはどのような特徴や原因があるのでしょうか?
審査落ちの理由①:信用情報に問題がある
先ほど述べたように信用情報がブラック、クレジットヒストリーに遅れが多い、申し込みブラックのような場合には審査通過は非常に困難になります。
- 信用情報がブラック
- クレジットヒストリーの状態
- 申し込みブラック
このような場合には時間の経過とともに信用情報が改善することを待つしかありません。
審査落ちの理由②:総量規制オーバー
他社債務の合計額が年収の3分の1にすでに達している場合にも審査に通過することは不可能です。
これは法律上の決まりですので、他の情報にまったく問題がなくても絶対に審査を通過できません。
返済とともに他社債務の借入額が少なくなるのを待つか、昇給などによって年収が増えないと借り入れはできません。
審査落ちの理由③:申込内容に虚偽がある
プロミスは50万円超の借り入れをする場合には収入証明書の提出が必要になりますが、提出した収入証明書の金額と申告した年収の金額が異なる場合や、いつまでたっても在籍確認ができない場合、本人確認資料を提出した際に氏名、住所、生年月日などの個人情報が違っていた場合などは審査に通過できないこともあります。
通常は正しい情報に直したうえで仮審査から再審査となりますが、明らかに故意による虚偽と判断された場合には即刻審査落ちとなることもあります。
プロミスの審査に落ちたら?
プロミスの審査に落ちた人はその後、二度とカードローンを利用することはできないのでしょうか?
そのようなことはありません。審査に落ちた原因を分析し、適切な期間を空けて、審査落ちの原因を解決できれば審査に通過できる可能性は十分にありますし、他のカードローンへ申し込むことでカードローンを利用できることもあります。
以下、審査落ちのパターンごとに今後の対策を考えてみました。
はじめての申し込みで審査に落ちた
プロミスのカードローンは大手消費者金融の中でも貸付金利が最も低く、審査も難易度が高いと言われています。
このためプロミスの審査に落ちたから他のカードローンの審査に通らないかといえば必ずしもそうではありません。
ただし、審査落ちすると信用情報に記録が残り、他社の審査にも通りづらくなるため、プロミスの審査に通るか不安があるのであれば、業界大手のアコムやアイフル、プロミスの子会社であるSMBCモビットなどに申し込んだほうがよいかもしれません。
なお審査が厳しい銀行のカードローンでは、プロミスの審査に落ちた場合には審査通過は難しいでしょう。
直近6ヵ月以内で2件目の審査に落ちた
申込情報が2件程度であれば申し込みブラックではありません。このため再度ほかのローンに申し込んでみる価値は十分にあるでしょう。
しかし、この2件の申し込みが直近1ヵ月とか2ヵ月以内に集中している場合には、「短期間に複数の申し込みをした」とみなされ審査でマイナス要員になってしまいます。
無駄に審査落ちしないためにも、最後の申し込みからできるだけ期間を空けた方がよいでしょう。
申し込みブラックというのはあくまでも審査の目線の1つであって、何が申し込みブラックかという定義はありません。
申込情報が短期間のうちに集中していると、「お金に困っている」「信用情報からは見えないお金に困った事情があるかもしれない」と見られてしまうので、最後の申し込みからできる限り時間を空けてから申し込んだ方が審査に通る可能性は高くなります。
直近6ヵ月以内で3件以上に審査に落ちた
6ヵ月以内で3件以上の申込情報がある場合には確実に審査にはマイナスになります。
それ以上申し込みを重ねても審査通過の可能性は低いうえに、申込情報が蓄積するだけとなりますので、最後の申し込みから半年以上空けて、申込情報が信用情報からクリアになった段階で再び申し込みをおこなった方が審査通過の可能性は非常に高くなるといえるでしょう。
半年以内に申し込みを重ねるのは3件までで、3件目の審査に落ちてしまった場合には、4件目以降の申し込みは審査通過の可能性は圧倒的に低くなります。
3件目の審査に落ちたら、そのあと半年間はおとなしく申し込みを控えた方が良いでしょう。
プロミス審査に落ちたら連絡はこない?
プロミスの審査に落ちたときはどのように連絡がくるのでしょうか?
プロミスの審査は最短30分審査回答と時間はかかりませんが、以下の2つの場合には回答に時間がかかることもあります。
- 申し込みが殺到している
- 審査結果が微妙で、最後の判断を人間がおこなっている
いずれのケースでも原則的に3営業日以内には審査回答があります。それ以上待っても連絡が来ない場合には自分からプロミスに電話をかけてみましょう。
とはいえ原則的には即日で回答がありますし、回答がないというのは事務的なミス以外ではあり得ません。
ローン会社の一部では審査に通った方へのみ連絡をするところも中にはありますが、プロミスでは審査に落ちたら必ず本人に審査落ちの連絡が行くようになっています。
審査結果はメール?それとも電話?
プロミスの審査落ちの連絡は電話かメールいずれかの方法できます。
どちらの方法で連絡がくるのかは申込方法によって異なります。基本的にWEBで申し込んだ場合はメールで連絡が来ますし、電話で申し込んだ場合には電話で連絡が来ます。
なお、どちらの方法で申し込んでも、直後にプロミスから本人確認の電話が来ますので、その電話の際に審査結果の連絡方法を伝えておけば、指定した方法でプロミスは審査結果を連絡してくれるようです。
まとめ
プロミスの審査の大きなウェイトを占めているのは信用情報です。
信用情報で以下の2つのいずれかに引っかかっている人は審査にはまず通過できません。
- 信用情報がブラック
- 年収の3分の1を超える借り入れ
これらに抵触している人は信用情報がクリアになるか、総量規制の枠が空くまでは審査には通過できないため、おとなしく我慢しましょう。
上記2つの条件に該当しない場合には、クレジットヒストリーにさえ問題がなければ金額はともかくとして審査通過の可能性は決して低くはありません。
そのためクレジットカードや借入金の支払いは期日通りに厳格におこなうようにしましょう。
3回目以上の審査落ちはアコムかアイフルやSMBCモビットでも審査に通過できない可能性が高いため、最後の申し込みから半年以上空けて、信用情報から申込情報が消えるのを待った方がよいでしょう。

この記事の監修者プロフィール

- ライター・経済ジャーナリスト
- プロフィール/ホームページ
金融業界紙元編集長。銀行・信用金庫、ノンバンク(クレジットカード・信販・消費者金融)、保険・証券の取材・執筆歴は30年以上。1999年から大手経済情報誌などに寄稿しています。秀和システム社の「図解入門業界研究」シリーズでは2003年から「金融業界」「銀行業界」「クレジット/ローン業界」「小売業界」の執筆を担当、改訂版を重ねる一方、2014年からは投資家向け企業情報誌の記者も務めるなど、取材範囲を広げています。
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