楽天銀行カードローン「スーパーローン」は審査甘い?

楽天銀行

楽天銀行カードローン「スーパーローン」を審査が甘いと評価する口コミサイトをよく見かけますが、これって本当なのでしょうか?

楽天銀行カードローンといえば、テレビCMやSNS広告などで盛んに宣伝している同社のクレジットカードブランドである楽天カード同様、利用者も多いことから「みんな使ってるし、楽天銀行カードローンは審査甘いのでは?」と考えられても不思議ではありません。

ではどうして楽天銀行カードローンは審査が甘いといわれるのか、その根拠や理由を知りたいですよね。

また本当に楽天銀行カードローンの審査は甘いのか、検証する必要もあります。なぜなら楽天銀行も商売でカードローンを販売しているので、噂を真に受けて何の準備もせずに通るほど甘くはないからです。

この記事では、楽天銀行カードローン「スーパーローン」の審査は本当に甘いのか?をテーマに徹底的に掘り下げて検証します。

楽天銀行カードローンが審査甘いと思われる理由

楽天銀行カードローン「スーパーローン」の審査は甘いのでしょうか?

審査が甘いと思われる場合、当然ですがそれには何か比較する対象があるはずです。

たとえば、メガバンクや地方銀行のカードローンよりも審査が甘い、同じネット銀行カードローンの中では甘いほうだなど、比較できる先が色々あります。

申込者はそれぞれ比較する対象を頭に描きながら、それらと比べて「楽天銀行カードローンは審査が甘いのでは?」と考えている可能性があります。

ではもう少し掘りさげて、楽天銀行カードローンのどの点が申込者に審査が甘いと感じさせているのか、カードローン審査に係るさまざまな項目の中から該当しそうな項目を9点取り上げてみました。

以下で個別に詳しく解説します。

審査する保証会社が2社あるから

楽天銀行カードローン「スーパーローン」は保証会社が2社あるため審査が甘いと思われている可能性があります。

楽天銀行カードローンの保証会社は楽天カード株式会社と株式会社セディナです。

また銀行カードローンにおける保証会社の役割は、カードローンの審査と利用者の借入れを銀行に対して保証することです。

そのため、利用者の返済不能時など、まさかのときに銀行は保証会社から返済を受けられる(代位弁済)ので、楽天銀行は積極的にカードローンを販売することができます。

一方、1つのカードローンに対して保証会社が2社あるメリットは申込者が審査を2回受けられるチャンスがあることです。

楽天カードは楽天グループの一員で、セディナは三井住友フィナンシャルグループに属しています。

そのため同じ保証会社といっても、判定方法も審査基準も違うことから、1社の審査で落ちても他社で通れば楽天銀行カードローンが借りられるのです。

これは楽天銀行カードローンの申込者にとっては大きなメリットですね。

この点を指して、申込者が楽天銀行カードローンの審査が甘いと捉えている可能性があります。

パートやアルバイトでも審査が受けられるから

楽天銀行カードローン「スーパーローン」はパートやアルバイトでも借入ができるので審査が甘いと思われている可能性があります。

銀行カードローンにとって上得意客は正社員です。

勤務先での身分も安泰で安定収入もあることから楽天銀行もぜひ借りてほしい相手です。

一方、パートやアルバイトなどいわゆる非正規雇用者といわれる身分の方はどうなのでしょうか?

じつは楽天銀行カードローンの場合は問題ありません。

商品概要書にもパート・アルバイトの方も申込み可能、ただし申込時年齢は満20歳以上60歳以下という条件付きで審査が受けられることがきちんと書かれています。

要するにパート・アルバイトの方でも条件さえ満たしてくれれば楽天銀行はカードローンを積極的に販売しますよと表明しているわけで、これが楽天銀行カードローンの審査が甘いという根拠になっている可能性があります。

楽天銀行の口座がなくても審査が受けられるから

楽天銀行カードローン「スーパーローン」の審査が甘いと思われる理由の一つとして、楽天銀行の口座がなくても審査が受けられるからというのがあります。

銀行カードローンの場合、その銀行の口座開設が必須の条件となる場合が多いです。

特に地方に本店をおいて営業活動をしている銀行にその条件へのこだわりが強く、そもそも口座開設なしにはカードローンの審査が受けられません。

ところがカードローンを取り扱う大手銀行やネット銀行の中には、全国展開する必要から、わざと自行の口座開設を不要、あるいは必須条件としない銀行があり、楽天銀行カードローンもそのひとつです。

カードローンを手にするため、わざわざその銀行の口座を作りたくない人には、楽天銀行カードローンは申込みのハードルがひとつ少なくなっているため、人によっては審査が甘いと感じる人もいるのでしょう。

毎月の最低返済額が2,000円からと他行に比べて低いから

楽天銀行カードローン「スーパーローン」が審査甘いと思われるその理由に、毎月の最低返済額が2,000円からと他行に比べて低いからというのがあります。

ちなみに楽天銀行カードローンで最低返済額2,000円に対するカードローンの利用限度額は10万円です。

カードローンを発行している業者がどのような方を利用対象者として求めているか色々な見方がありますが、そのひとつが毎月の最低返済額をいくらにするかという点です。

毎月返済額が低ければ低いほど利用者には楽で便利であり、また申込みのハードルが下がります。

それは同時に低い申込限度額でも銀行が認可してくれる可能性を示しているので、申込みの対象者層が広がることを意味します。

一方、某メガバンクカードローンのように、毎月返済額を1万円以上からにしてしまうと、それだけで利用者には負担になるので、申込みのハードルが上がることになります。

楽天銀行カードローンのように最低返済額を2,000円に設定すれば、より多くの方が申込みしようという気になるので、印象として審査のハードルが下がり、楽天銀行カードローンの審査は甘いと感じる人が増えることになります。

楽天会員なら審査優遇が受けられるから

楽天銀行カードローン「スーパーローン」が審査甘いと思われるその理由に、楽天会員なら審査優遇が受けられるからというのがあります。

またこれは噂でも何でもなく、きちんと楽天銀行がカードローンの公式サイトに「楽天会員ランクに応じて審査優遇が受けられる※」と書いているので本当です。

※必ずしも全ての楽天会員が審査の優遇を受けられるとは限りません。

楽天会員は楽天グループのサービスや商品の利用実績に応じて5段階に分けられており、下のランクからレギュラー、シルバー、ゴールド、プラチナ、そしてダイヤモンド会員となっています。

このうち審査優遇の対象になるのは、レギュラー会員を除き、シルバー会員からダイヤモンド会員までの上位4ランクです。

今のところどのランクの方がどの程度、審査優遇が受けられるか明確な指標が公開されていないので不明ですが、それでも楽天会員となり高ランクであればあるほど、審査には有利であることは間違いありません。

また高ランクの方は楽天グループの利用実績を通じて楽天銀行も個人情報を十分把握できているので、わざわざ信用情報機関に問い合わせする必要もないでしょう。

このように楽天会員なら審査優遇が受けられる可能性があり、これが申込者に楽天銀行カードローンが他社に比べて審査が甘いと思われる原因かも知れません。

審査に落ちても6ヶ月経過したら再審査が受けられるから

楽天銀行カードローン「スーパーローン」が審査甘いと思われるその理由に、初回の審査に落ちても6ヶ月経ったら再び審査が受けられるからというのがあります。

通常、カードローンの審査に落ちたら再度その業者のカードローンは申込みしたくないのが人情ですが、楽天銀行はその面でも配慮が見られます。

楽天銀行カードローンの公式サイトには、初回の審査で落ちたら6ヶ月以内の再申込みは不可ですが、6ヶ月を超えると新たに申込みができるという表記があります。

Q.以前に、楽天銀行スーパーローンの審査に落ちました。再度お申込できますか?
A.過去6ヶ月以内にお申込をされたお客さまのお申込はご遠慮いただいております。過去6ヶ月以上前にお申込いただいた方については、再度お申込いただけますが、審査の結果によってはご融資できない場合もございますので、あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。
引用:カードローンの審査・時間や在籍確認について|楽天銀行

利用者に人気の高い楽天銀行カードローンだけに、どうしてもこのカードローンを手に入れたい方にはうれしい配慮です。

楽天銀行が申込みを空ける期間を最低6ヶ月以上と設定しているのは、信用情報機関において申込み情報の保存期間が6ヶ月間ということを意識したものだと考えられます。

一度審査に落ちても6ヶ月以上経てば信用情報機関からその情報が削除されるので、楽天銀行も意識せず再審査することができます。

他行に比べてもそのような配慮が行き届いている分、楽天銀行カードローンの審査が甘いと思われているのでしょう。

楽天銀行の判断で保証会社なしでも審査が受けられるから

楽天銀行の判断で保証会社なしでも借りられることから、楽天銀行カードローン「スーパーローン」は審査が甘いと思われている可能性があります。

筆者も金融ライターとして長年カードローンのテーマに関わっていますが、保証会社の保証なしでカードローンが借りられる可能性を認めている銀行は楽天銀行が初めてです。

楽天銀行カードローンでは基本的に楽天カードかセディナが保証会社を務めますが、商品概要書の条件で明確に「当行(楽天銀行)が認めた場合は不要です」と書かれています。

つまり楽天銀行が「この申込者は信用力、返済能力が極めて高く、保証会社をつける必要がない」と判断したら、本当に楽天銀行の審査だけでカードローンが借りられるということになります。

筆者の推測に過ぎませんが、このような対応はおそらく楽天会員で高ランクの方か、楽天会員でなくても非の打ち所のない属性や信用度を持つ方に限られると考えています。

楽天会員で高ランクの方は、楽天カードも楽天グループのサービス(楽天市場や楽天オークションなど)の決済で利用しており、返済状況も全く問題ないでしょうから、すでにカードローンの審査基準を十分に満たしています。

そういう方には、楽天銀行も自行の審査だけでカードローンを利用してもらうことを考えていることでしょう。

ただそのあたりの事情は一般の申込者には分からないので、単純に「楽天銀行の判断で保証会社なしでも審査が受けられる」と聞くと、楽天銀行カードローンの審査が甘いに違いないと思う方が現れても不思議ではありません。

金利半額など、他行ではやらないキャンペーンに積極的だから

金利半額キャンペーンなど、一般的な銀行ではまずやらない販促活動に積極的だからという理由で楽天銀行カードローン「スーパーローン」が審査甘いと考える人がいます。

普通の銀行だと、カードローンは銀行収益の儲け頭なので、その要となる金利を半額にするなど、他ローンへの影響力が大きすぎて、いくら申込者を増やす手段としても使わないことがほとんどでしょう。

それが他ローンの金利に波及して全体の貸出金利が下がることを恐れるからです。

しかし楽天銀行はあくまで楽天グループのひとつに過ぎず、楽天のCEO(経営最高責任者)からすれば楽天銀行の収益など他の楽天部門のトータル収益で補えばいいので、キャンペーンとしてカードローン金利を半分にすることなど、問題にするほどのことでもないのでしょう。

積極的なキャンペーンの結果、カードローン会員が増えればいいので、繰り返し何度でも実施しています。

これは他の一般銀行には真似できない芸当だと筆者は考えています。

楽天銀行はキャンペーンとして金利半額など他の銀行ではなかなか真似できない方法をとるため、カードローンの販売に積極的で、結果として審査が甘いと考える人が多いのかもしれません。

楽天銀行カードローンは審査甘くない

前章では楽天銀行カードローン「スーパーローン」の審査は甘いのか?そう思われる理由について解説してきました。

しかし実際のところ、楽天銀行カードローンの審査はそう甘くはありません。

楽天銀行の決めたカードローンの審査基準に従って厳格な審査を行っています。

その結果、条件に満たない申込者は、当然ですが確実に審査に落ちています。

ただそれが誰にも分かる形で明確に表に出ていないので、楽天銀行カードローンの条件の一部を見て「審査が甘い」と判断しているのだと考えています。

そこでどのような方が楽天銀行カードローンの審査に通らないか、その特徴を詳しく解説します。

安定した収入がない

カードローンを借りると毎月の返済が必ず伴います。

そのため楽天銀行としても申込者に安定した収入がないと返済財源がないので、カードローンの審査に通すことができません。

安定した収入とは、毎月一定額の収入が定期的に入ってくる状態をいい、隔月(2ヶ月ごと、3ヶ月ごと)に収入が入ってくるとか、収入の大半が歩合給に偏っているような場合、それを収入が安定しているとはいいません。

楽天銀行としても申込者がどのような収入状態なのか見極めて、安定した収入がない人は審査を通さない可能性が高いです。

信用履歴(信用情報)に相当な傷がある

楽天銀行および保証会社が加盟する信用情報機関に申込者の信用履歴(信用情報)を問い合わせして、その履歴に大きな傷を見つけたらカードローンの審査を通さない可能性があります。

信用履歴は、申込情報、契約情報、借入れや返済の利用履歴、そして過去の金融事故情報などから成っていますが、特に楽天銀行が注目するのが過去の金融事故履歴や返済状況です。

金融事故情報は登録があれば、それは本人が過去の取引でその業者とトラブルを起こし、最終的に債務の返済責任を放棄し金銭的被害を与えた記録なので、楽天銀行も無視することはできません。

なぜならそのような方にカードローンを貸しても再び同じようなトラブルを起こされるリスクが極めて高いと判断するからです。

また返済状況では返済遅延に注目してチェックします。

返済遅延とは毎月の約定返済日に返済せず期日を後にずらして返済する行為のことです。

返済遅延の回数が多いと、楽天銀行も本人が自己管理にルーズな性格であると判断するので、返済遅延の回数が3回以上あると審査を通さない判断をします。

他社での借入額が年収の4~5割を超えている

楽天銀行カードローン申込時に、本人の他社での借入額が年収の4~5割を超えている状態だと審査が通らない可能性が高いです。

審査が甘いと評価される楽天銀行でも、さすがに総借入額が年収の半分近くある方にさらにカードローンを貸すと、すでに本人の返済状況が相当苦しくなっているはずなので、楽天銀行カードローンの借入金がそのまま他社の借金返済に回されるリスクがあります。

それはカードローン本来の使われ方ではなく、そこまでして楽天銀行はカードローンを貸したくはないでしょう。

他社での借入額が年収の4~5割近くにある方は、楽天銀行カードローンを申込みしても審査落ちするだけなので最初から申込みしない方が賢明です。

在籍確認が取れない

楽天銀行カードローンの在籍確認が最後まで取れない方は、審査に通らない可能性が高いです。

在籍確認とは、申込者の収入元を確認することを目的として、楽天銀行の審査担当者が勤務先に電話をかけて、本人の在籍と働いている事実を確認する手続きをいいます。

在籍確認の手続きで最後まで確認が取れないと、それは申込者が申告してきた職場で働いていないことを意味するので、楽天銀行としても審査に通すわけにいきません。

また一定の期限までに在籍確認が終わらなければ自動的に審査が打ち切られます。

在籍確認が取れない理由は大きく二つあります。

ひとつは本人が働いていないにも拘わらず、働いているフリをして嘘の勤務先を申告したケース、そしてもうひとつは勤務先が確認に非協力的で確認が取れないケースです。

前者の理由は在籍確認ができなくても自分が嘘をついているので自業自得ですが、後者の場合はやり方次第では確認できる場合があります。

後者の問題点を解決するには、事前に楽天銀行へ相談して、また職場の協力を取り付けておく姿勢が必要です。

楽天銀行および保証会社の取引でトラブルを起こしていた

楽天銀行の信用情報機関への信用照会で申込者の登録情報に問題があった場合、内容によってはカードローンの審査で落とす判断をすることはすでに述べました。

一方、信用情報機関では登録情報の保存期間が決められており情報を永久保存してくれるわけではありません。

貸金業者にとって長く保存する必要性の高い情報でも5年から10年経てばルールによって信用情報機関から完全に消去されます。

しかし貸金業者の事業は10年を超えてもさらに続くので、そのうちに過去に金融事故を起こした本人が再び「ほとぼりが冷めた」とばかり、新たにローン商品の申込みをしてこないとはいい切れません。

楽天銀行や保証会社との取引で過去にトラブルを起こして業者に迷惑をかけた相手が、一定期間過ぎたから免罪が晴れたとばかり、再び楽天銀行カードローンを申込みしてきても簡単に審査を通すわけにはいかないのです。

そのため楽天銀行や保証会社では、会社独自に過去の取引情報(含む金融事故情報)を社内で半永久保存しており、将来に向けこのような申込みリスクに備えています。

楽天銀行および保証会社の取引で過去にトラブルを起こしていた方は、楽天銀行カードローンを申込みしても全く審査には通りませんので潔く諦めましょう。

まとめ

これまで繰り返し解説してきたように、たしかに他行に比べて楽天銀行カードローンは審査甘いと勘違いをさせる要素が沢山あることは事実ですが、それは逆にいえば、楽天銀行がいかにカードローンの販売に積極的で、ローンを利用者に取って魅力あるものにしようとする努力の証(あかし)でもあります。

カードローンユーザーにとって、それは決して悪いことではありませんよね。

ただし、それと審査が甘いかは全く別物で、すでに説明したように楽天銀行カードローンは決して審査が甘いわけではありません。

楽天銀行カードローンの審査を通るためにはしっかりと対策することは大事であり、申込者も審査では最後まで気を抜かず真剣に取り組んでもらいたいと考えています。

この記事の執筆者情報

・nobu shige/元銀行員
四国の4大地方銀行のひとつに約30年勤めた元銀行員。銀行員時代は基幹店舗での勤務歴が長くその間の主業務は得意先担当。銀行から企業融資開拓チームメンバーに選ばれ取引拡大に注力。融資業務を通じて中小企業融資から、住宅ローン、カードローンなど個人向けローンにも精通した融資のオールラウンダー。本店勤務もあり労務問題や福利諸制度にも見識あり。銀行員時代に培った幅広い経験と知恵を記事に盛り込み、読者に役立つ記事作りをめざしています。