オリックス・クレジット「VIPローンカード」の審査の流れと審査基準
オリックス・クレジット(株)のキャッシングサービスのひとつ「VIPローンカード」は、使い道が自由な個人向けカードローンです。
VIPローンカードを利用するためには所定の審査を通過しなければいけませんが、オリックス・クレジットは消費者金融ですので、審査基準やおおまか流れはほかの貸金業者とほぼ同じだと推測されます。
ただし、VIPローンカードの発行元であるオリックス・クレジットは、金融サービス業の大手であるオリックスグループが100%出資している消費者金融であるため、アコムやプロミスよりも審査が簡単だと思っていると痛い目をみるかもしれませんよ。
この記事では、オリックス・クレジット「VIPローンカード」の審査の流れと審査基準について解説します。
記事を読んだあとには、審査に対してネガティブなイメージを持っている方でも、「VIPローンカードなら審査を通過できるかもしれない!」と希望が湧いてくるはずです。
オリックス・クレジット「VIPローンカード」の審査の流れ
オリックス・クレジット「VIPローンカード」の審査を受ける前に知っておいてほしいことがひとつあります。
それは、VIPローンカードの申し込みはオリックス・クレジットの取り扱いとして、オリックスVIPフリーローンとの同時申込みとなるという点です。
VIPローンカードに申し込みをすると、VIPローンカードを優先して審査が行われますが、審査結果によっては、オリックスVIPフリーローンの利用や、あるいは両ローンを併用して借りることを提案される場合もあります。
VIPローンカードの申込者は、審査後の結果がこのようになる場合もあることをきちんと理解したうえで申し込んでください。
なお、VIPローンカードとVIPフリーローンの違いについては、以下の章「審査の結果、VIPフリーローンを勧められる可能性あり」で表にまとめていますので、ご覧になってください。
VIPローンカードでは、WEB契約「即契(そっけい)」とよばれるネットを使った申込方法が利用できます。
なお「即契」とは、WEB(パソコン・スマートフォン)のみで申し込みから契約完了まで対応可能なシステムのサービス名称のことです。
「即契」のメリットとしては、「来店不要」「最短即日融資も可能」などが挙げられます。
VIPローンカードのWEB契約「即契」を利用した審査の流れは以下のとおりです。
WEBで申し込み
オリックス・クレジット「VIPローンカード」の公式サイトへアクセスし、申し込みフォームに必要事項を入力のうえ送信。送信後、画面上に表示される「ご提出書類アップロード画面」から必要書類を提出。
なおVIPローンカードへの申込前に必要書類を手元に用意しておけば手続きが早く進められます。
※本人確認書類は必須、所得確認書類は必要に応じて必要。
入会審査・審査結果の連絡
申込者の入力内容に基づきオリックス・クレジットが入会審査を行います。
さらにVIPローンカードの審査終了後、申込者宛てにEメールまたは電話で審査結果の連絡が入ります。
【承認の場合】
オリックス・クレジットの審査担当者より申込者の勤務先に在籍確認が実施され、さらに本人宛てに申込内容の確認も行われます。
【非承認の場合】
VIPローンカードの審査結果が承認以外である場合、Eメールでの連絡となります。
ちなみにVIPローンカードは申し込みから最短60分で審査回答です。ただし、審査結果の連絡は平日9時~19時まで。
※申し込みの時間帯、審査状況によっては、審査結果の連絡が翌営業日以降になる可能性がある。
契約内容の確認・同意
WEB上で契約内容(法令書面)の確認後、「契約内容の同意」をクリックしてください。
なお法令書面とは、貸金業法第16条の2に基づき発行される書面のことです。
手続き完了・利用開始
契約内容の同意手続き完了後、借入れが可能となります。
VIPローンカードは、平日14:30までに「契約内容の同意手続き」を完了すると最短当日の融資も可能です。
資金の借り入れを急がれている方は、ぜひ振込融資を活用してください。
VIPローンカードの審査基準
VIPローンカードの審査の流れに続き、次は審査基準についてです。
VIPローンカードではどのような審査基準に基づき審査を行っているのでしょうか?
VIPローンカードの審査ではおおよそ以下の3つの審査基準に基づき融資の可否を判断していると筆者は考えています。
- 属性(スコアリング)
- 信用情報
- 在籍確認
上記3つの項目はいずれもVIPローンカードの審査では欠かすことのできない手続きだと筆者は考えています。
なお、商品概要によると、VIPローンカードの申込対象者は「日本国内に居住し、年齢満20歳以上69歳までの方で毎月定期収入のある方」となっています。
20歳未満の未成年や70歳以上の高齢者など、年齢条件を満たせない方は仮に定期的な収入があったとしても、最初からVIPローンカードの審査を受ける資格がないので注意してください。
ここからはVIPローンカードの審査基準についてさらに詳しく解説します。
属性のスコアリング審査
VIPローンカードの審査基準の1つ目は属性のスコアリング(自動与信システム)です。
スコアリングとは、コンピュータが申込者の属性(年収や職業など)を数値化していき、算出されたスコアの合計点がオリックス・クレジットの定めた基準値を超えた人をスコアリングの合格者とする審査方法です。主に申込者の信用度や返済能力を調査するために実施されます。
一方、スコアリングがオリックス・クレジットの基準に満たなかった申込者は、この段階で審査に落とされてしまいます。
もちろんVIPローンカードは、審査に落ちても再度申込みして審査を受けることは可能です。
ただし、VIPローンカードには、「一度申込みして審査に落ちたら6ヵ月間は申込みすることができない」という申込みルールがあります。
そのため、どうしてもVIPローンカードを手に入れたい方は、その申込みできない期間に「どうして自分は審査に落ちたか」その原因を振り返り、十分に対策してから再審査に臨まねばなりません。
信用情報の照会
VIPローンカードの審査基準の2つ目は信用情報です。
VIPローンカードの審査では、信用情報チェックという欠かすことのできない手続きがあり、これはカードローンの審査においてとても重要な審査基準となっています。
また、信用情報はスコアリングに優先されるので、いくら属性の評価が高かったとしても、本人の信用情報に問題があれば審査に落ちてしまいます。
オリックス・クレジットの指定信用情報機関は、(株)日本信用情報機構および(株)シー・アイ・シーの2社です。
オリックス・クレジットはこれら2社の信用情報機関に申込者の信用情報を問い合わせて、登録されている情報に問題のある情報がないかを確認します。
オリックス・クレジットが問題と判断する登録情報については、下記章の「信用情報機関への問い合わせで問題情報の登録があった」で詳しく解説しますが、いずれにしても問題のある情報があれば、その時点で審査が中断され、登録情報の精査が行われた結果、最悪の場合は審査落ちします。
VIPローンカードの審査では、信用情報に特に問題がなければ、審査通過の可能性はかなり高くなります。
在籍確認などの手続きをすべて通る
VIPローンカードの審査基準の3つ目は、確認の手続きをすべてパスすること。
オリックス・クレジットのローン審査では、在籍確認、本人確認、申込内容の確認を徹底しており、それぞれの審査手続きを無事に通過すれば、VIPローンカードの審査を通過する可能性があります。
在籍確認とは、オリックス・クレジットの審査担当者が申込者の勤務先に電話をかけて、本人の在籍と働いている事実を確認する手続きです。
在籍確認は審査でも重要な手続きなので、これなしでVIPローンカードを手にすることはできません。
ちなみにオリックス・クレジットの在籍確認では、審査担当者が勤務先に電話をかけるときは個人名を名乗るルールです。
しかし、申込者が「個人名だと都合が悪いから、会社名で電話をかけてきてほしい」と希望すれば、オリックス・クレジットを名乗る対応もしてくれるので、申込後すぐにオリックス・クレジットに電話をしてその旨を相談してください。
また、審査担当者には在籍確認の手続きとは別に、本人確認や申込内容の確認を目的として申込者に電話をかける手続きがあります。
それぞれの手続きで、「家族や知人・友人が本人になりすましていないか」「申込内容の確認に対し、本人の受け答えに矛盾がないか」をチェックしています。
繰り返しますが、担当者による在籍確認、本人確認、申込内容の確認をすべて問題なくクリアすることで、VIPローンカードの審査を通過する可能性が上がります。
※審査の結果次第では勤務先の電話口にて申込内容の確認が行われる場合がある。ただし、その電話で本人に確認がとれない場合には改めて携帯電話または自宅に電話があります。
VIPローンカード審査の注意点
VIPローンカードの審査では、他の消費者金融とは異なる対応が2点ほどあります。
この章ではそれらについて詳しく解説します。
審査通過の条件
VIPローンカードでは保証会社による保証を受けられることが審査通過の条件となる場合があります。
このケースでは保証会社として消費者金融の新生フィナンシャル(株)が保証することになるので、申込者は新生フィナンシャルの「保証委託契約約款」を承諾しておく必要があります。
一般的な消費者金融のキャッシング審査では消費者金融そのものが申込者の審査をするので保証会社による保証を必要としません。
※逆に銀行カードローンの多くは、消費者金融に保証を委託している
しかし、VIPローンカードでは、オリックス・クレジット自身が消費者金融ですが、審査の結果、申込者の信用度によって、別途、新生フィナンシャルの保証を必要とする場合があります。
もちろん新生フィナンシャルも保証会社としてオリックス・クレジットと別に独自の審査を行います。
審査の結果、オリックスVIPフリーローンを勧められる可能性も
審査の結果によって、オリックス・クレジットからVIPローンカードもしくはVIPフリーローンのどちらか一方を、またはその組み合わせでの借り入れを勧められる場合もあるので覚えておいてください。
ただし、オリックス・クレジットのカードローンの審査では、VIPローンカードの審査が優先して行われます。
また、審査の結果、オリックスVIPフリーローンの利用を勧められた場合、他社からの借入れがあれば、オリックスVIPフリーローンの借り入れ分をその返済に回すことを利用の条件とされることもあります。
VIPローンカードおよびオリックスVIPフリーローンの詳細については、以下の表を参考にしてください。
条件/ローン名 | VIPローンカード | オリックスVIPフリーローン |
---|---|---|
申込条件 | 日本国内に居住する年齢満20歳以上69歳までの安定収入のある方 | 日本国内に居住し、年齢満20歳以上65歳未満で年収400万円以上の方 |
契約額(コース) | 30万円~800万円 | 100万円~800万円 |
金利(実質年率) | 1.7%~17.6% | 3.0%~14.5% |
資金目的 | 原則自由(事業性資金を除く) | 貸金業法に基づくおまとめローン |
返済方式 | リボルビング払い | 元利込定額返済/ボーナス返済併用可 |
契約期間 | 最長20年・1回~240回 | 1年以上8年以内・12回~96回 |
担保・保証人 | 原則不要(審査の結果、保証会社新生フィナンシャルの保証が必要な場合あり) | 不要 |
オリックスVIPフリーローンは貸金業法に基づく「おまとめローン」です。
オリックスVIPフリーローンを利用すると複数債務の返済を一本化できるので、条件次第では月々の返済額や完済時の返済総額を軽減できますが追加の貸付はできません。
VIPローンカードの審査時間
VIPローンカードの審査の流れや審査基準とともに、読者の関心が高いのが「審査にはどれくらい時間がかかるのか?」「即日融資できるのか?」などの時間に関することではないでしょうか。
この章では、そのVIPローンカードの審査時間について解説します。
VIPローンカードは最短60分で審査回答
VIPローンカードのアピールポイントのひとつは、申込みから最短60分で審査回答が得られることです。
もちろん他の大手消費者金融では申込みから最短30分で審査回答をしてくれる会社も複数あるので、VIPローンカードの審査時間のみ突出して早いわけではありません。しかし、その日のうちに審査回答がほしい方にとってはそれでも十分な審査スピードですよね。
ただ誰でも申し込みしたら最短60分で審査回答が得られるわけではありません。申込みの受付時間や審査状況によっては、審査結果の回答が翌営業日以降になることだってありますし、審査結果の連絡は平日の9:00~19:00までの対応となります。
さらにVIPローンカードの審査では土日祝日の対応はないので注意してください。
VIPローンカードは即日融資にも対応
VIPローンカードの審査は最短60分回答ですので、当然、最短で即日融資も可能です
平日14:30までに、WEBにて「契約内容の同意手続き」が完了すれば、オリックス・クレジット公式サイトから振込融資の申込みができ、当日中に申込者指定の金融機関口座に融資金が振込されます。
VIPローンカードの審査に落ちる要因と対策
VIPローンカードの審査の流れや審査基準を知っていても実際に受けてみなければ結果もわかりません。
さらにVIPローンカードの審査に落ちてしまったら、通ると期待をしていた分だけさすがに落胆するかもしれませんよね。
もう二度とローン審査など受けたくないと思う方もいるでしょう。でも早急にお金が必要だから申し込んだ訳なので、そうも言っていられないのが実情です。
この章では、審査を受けてそんな思いをしないためにも、VIPローンカードの審査に落ちる要因や、それを未然に防止するための対策を詳しく解説します。
安定した収入がない
VIPローンカードの申込条件が「本人に毎月定期収入のある方」であったことは、これまで述べてきたとおりです。
つまり、申込者に毎月安定した収入がないとオリックス・クレジットに判断されたら、VIPローンカードの審査に落ちてしまうことになります。
毎月定期収入のある状態とは、収入金額の大小にかかわらず必ず月1回以上の安定的に収入が入ってくる状態をいいます。
サラリーマンの月給がいい例です。また、アルバイト・パート・派遣社員・契約社員・学生・自営業でも安定した収入があればVIPローンカードは申し込みが可能です。
一方、歩合給のように一回当たりの収入金額がかなり大きくても入ってくる頻度が不定期だと、それは毎月定期収入のある状態とはいいません。
そのほかに収入がない無職の人も審査で落とされます。まずは定期的な収入を確保するところからスタートしてください。
申込者の収入形態がどのようなものか自分で見定め、そのような状態にしていくことがVIPローンカードの審査を通過するための第一歩となります。
総量規制に触れている
VIPローンカードを販売しているオリックス・クレジットは消費者金融です。
会社名に「クレジット」が含まれているため、クレジットカード会社や信販会社だと思われがちですが、消費者金融として貸金業法に則り運営されています。
そのためオリックス・クレジットは貸金業法による総量規制を受けており、申込者に対する融資額は、他社からの借り入れを含めて年収の3分の1までに制限されています。
VIPローンカードの申込時に、すでに総量規制に触れる他社借入(年収の3分の1超)があった場合は、VIPローンカードに申込みしても審査に落ちます。
さらに、仮に他社借入が年収の3分の1以内にあったとしても、VIPローンカードの限度額は、年収の3分の1の金額から他社借入分を差し引き、オリックス・クレジットが承認した金額が上限額となるので、審査において相応の影響を受けます。
これは申込者でも大枠で計算できるので、申込前に他社借入額と年収の3分の1を比較して審査に落ちる可能性があるなら、VIPローンカードの申し込みを控えるか、他社借入の返済が進んで十分な余力ができるまでVIPローンカードの申し込みを待つかの判断が必要となってきます。
信用情報に問題がある
VIPローンカードの審査では、オリックス・クレジットが申込者の信用情報を外部の信用情報機関に問い合わせますが、その照会で問題となる信用情報の登録があれば審査落ちのリスクが上がります。
問題のある信用情報とは以下のようなものです。
- 異動情報の登録
- 返済遅延の繰り返し
異動情報とは、金融事故情報のことで、具体的には3ヵ月以上の長期滞納、債務整理、代位弁済、強制解約等の情報を指します。
異動に関する情報が信用情報機関に登録されているということは、過去に申込者が金融業者に対して金銭的な被害を与えたことを意味しているので、カードローン会社はトラブルを懸念して審査で落とす判断をします。
一方、返済遅延とは、ローン利用者が業者と契約で交わした毎月の返済日にきちんと返済せず、返済日を遅らせて返済する行為をいいます。
最終的に返済は済ませていますが、約定返済日を守っていない点で返済遅延は条件違反であり、利用者が業者に対し信用を落とす要因のひとつとなります。
返済遅延を発生させた頻度にもよりますが、VIPローンカードの審査でも申込者が過去に続けて3~4回くらい返済遅延を繰り返しているようなら十分に審査落ちの対象となります。
毎月の返済管理を徹底することが、VIPローンカードの審査通過のために必ず必要です。
他社借入件数が多すぎた
他社借入の件数が一定数を超えていると、貸付けのリスクを回避するためにVIPローンカードの審査に落ちてしまう可能性があります。
オリックス・クレジットは消費者金融ですので他社借入の対応は銀行カードローンほど厳しくはないものの、それでも3社~4社の契約があると多重債務者と判断され審査の通過はより厳しいものになると考えられます。
VIPローンカードに申し込む前には、使わない・使っていないカードローンは解約しておくこと、そのほかにも複数の借り入れはおまとめローンや借り換えローンで1社にまとめるなどが唯一の審査対策となります。
※複数債務のおまとめを目的としてVIPローンカードを検討しているのであれば、同社のオリックスVIPフリーローンをおすすめします。
短期間に複数のカードローンを申し込んだ
VIPローンカードの審査で、短期間に他社で複数申込みしていることがわかると、信用が低下して審査落ちを招きます。
短期間の複数他社申込みとは以下のようなケースです。
- 直近の1ヵ月間に3社以上の申し込み
- 6ヵ月間に4社以上の複数申込み
通常はこのようなサイクルで申し込みをすることは稀なケースであり、金融業者としてもこのような申し込みをしている方は「個人としての資金繰りが相当厳しく、貸してもすぐに返済遅延を起こす人」とみなします。
当然、このような方がVIPローンカードに申し込みをしてきても、オリックス・クレジットとしても審査で落とす判断をせざるを得ません。
信用情報機関に登録されるカードローンの申し込みに関する情報の保有期間は6ヵ月です。したがって、適度に期間を空けてからカードローンに申し込みをすれば信用の低下を緩和することができます。
保証会社の新生フィナンシャルとトラブル
VIPローンカードの保証会社である新生フィナンシャルとの取り引きで過去に事故やトラブルを起こしていた人はVIPローンカードの審査を通過できない可能性があります。
VIPローンカードの保証会社が新生フィナンシャルになるかどうかはオリックス・クレジットの判断によりケースバイケースです。
新生フィナンシャルが保証会社になった場合、新生フィナンシャルが保証するための審査がありますので、そこで社内ブラックであることが判明すると当然ですが保証を受けられないので、VIPローンカードの審査にも落ちてしまいます。
なお、オリックス・クレジットが保証会社の保証が必要ないと判断した場合は、新生フィナンシャルによる保証の審査はありません。
申し込みで嘘がバレた
申し込みフォームに嘘を入力していたことがオリックス・クレジットにバレると、VIPローンカードの審査で落とされる可能性が高まります。
嘘の種類は多岐にわたりますが、特にVIPローンカードの審査落ちに直接つながる虚偽事項には以下のようなものがあります。
- 実際の年収よりも多めに申告した(百万単位)
- 現在は無職にもかかわらず過去の勤務先名を申告した
- アリバイ会社を利用して偽造書類を作成してもらい提出した
特に最後の偽造書類の提出は絶対やってはならない嘘の種類で実質的に犯罪行為です。
もちろんカードローン審査は、そのような嘘を見破るために行われるので、オリックス・クレジットも怪しい雰囲気の申込者には徹底して審査してくるし、易々と審査を突破することは難しいでしょう。
対策としては、VIPローンカードの申し込みフォームには、事実のみ、正確にかつ丁寧に入力する、これしかありません。
VIPローンカードの申込みでは、下手に小細工せず真摯に審査を受けるようにしてください。
VIPローンカードの増額審査
VIPローンカードの増額をしたいときには、申込時の初回審査と同じように、増額のための審査があります。
増額審査はVIPローンカードの場合、契約額(コース)または利用可能枠を増枠する審査となりますが、いずれにしても、枠そのものが大きくなる審査なので、初回時よりも慎重に審査が行なわれます。
また、VIPローンカードの利用限度額が当初50万円以下でも、増額審査で限度額が50万円を超えたら、オリックス・クレジットに新たに収入証明書を提出する必要性も出てきます。
増額審査をスムーズに進めるためにも、所定の必要書類は早めに手元に準備しておいてください。
また、以下の3点が増額審査を上手く迅速に進めるための対策となります。
- 適度な利用実績作り
- 契約後も信用の状態を維持する
- 再度の在籍確認に向けた準備
適度な利用実績作り
VIPローンカードの増額審査では、適度に借り入れおよび返済実績を作り、オリックス・クレジットに優良な利用者であることをアピールすることが最も大切です。
また、利用にあたっては、1回だけ大きく借りて後は返済だけという利用方法よりも、1回当たりの借りる金額は小さくても、限度額内で何度も反復利用し、返済も遅滞なく行うという利用方法が最も増額審査には効果的です。
もちろん、ときには借入枠のピークまで借りて、「今の利用可能枠では借入枠としてやや不安」と増額の必要性を訴えるテクニックも必要になります。(※ご利用は計画的に)
契約後も信用の状態を維持する
VIPローンカードの増額審査では、あらためて申込者の信用情報をチェックします。
契約後にカードローンの返済が遅れたり、契約前に比べて借金が増えたりなど、信用の維持ができていなければVIPローンカードの増額審査には通りません。
異動情報に該当するようなネガティブな情報が登録されていれば問題外ですが、一方で数回程度、返済遅延が発生していても増額審査の通過は厳しくなるでしょう。
さらに返済遅延に関する情報は、カードローンだけではなく、クレジットカード、携帯端末機代金、奨学金等の返済状況まで信用情報機関にきちんと登録されています。
それだけに、カードローンを契約してからも自分の信用をきれいなまま維持することが、VIPローンカードの増額審査を通るための近道です。
再度の在籍確認に向けた準備
VIPローンカードの増額審査では在籍確認も行われます。
増額審査での在籍確認で、初回審査時と勤務先が変わっておらず、さらに初回審査の在籍確認が問題なく終わった方は特に気にしなくてもよいのですが、注意しなければならないのは初回審査以降、働いている職場が変わった方の場合です。
そのような方は、再度の在籍確認に向けた準備として以下の2点に特に注意してください。
・オリックス・クレジットの審査担当者より新しい勤務先に電話をかけられても在籍確認が問題なくできるか事前にチェック。もし職場での対応に不安がある場合は、職場内での根回し等、十分に対策しておくこと。
・初回審査以降、オリックス・クレジットの登録情報が変更(更新)されておらず、そのままだと審査担当者が新しい勤務先に電話をかけてもつながらないリスクがあるので、事前に登録情報を再確認し、最新の勤務先情報(含む連絡先)に変更しておくこと。
まとめ
VIPローンカードの審査基準や審査の流れについて解説してきました。
VIPローンカードは、消費者金融ながら低金利が魅力でさらに即日振込にも対応している利便性の高いカードローンです。
審査の通過に自信がある方は、即日融資を受けられるように早めに申し込むことをおすすめします。
VIPローンカードを利用するためには、オリックス・クレジットの審査基準を通過する必要がありますが、筆者としてもできれば記事の読者全員がVIPローンカードの審査に通ってほしいと考えています。
金利 | 年1.7%~17.6% |
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借入限度額 | 最高800万円 |
審査時間 | 最短60分 |
即日融資 | 最短即日 |