au PAY スマートローンのメリット・デメリット
au PAY スマートローンは、auブランドで有名な通信会社大手KDDIのグループ企業で消費者金融のKDDIフィナンシャルサービス(株)から新しくリリースされた個人向けキャッシング専用のローンです。
au PAY スマートローンとは一体どんなローンなのでしょうか?そして私たちの生活にau PAY スマートローンはどのように役立つのでしょうか?とても気になりますね。
au PAY スマートローンの提供元であるKDDIフィナンシャルサービスは、KDDIの子会社「au フィナンシャルホールディングス(株)」の系列下にあり、ローンの販売もau IDをお持ちの方専用となっています。
また、利用者に親近感を持ってもらうため、ローン金利が年8.0%~18.0%、最大限度額50万円とあえて最低限のスペックとしており、使い過ぎや金利の支払いを気にせず、気軽に安心して使えるローンです。
借り入れ・返済ともにすべて手持ちのスマートフォンから行えるのでローンカードを持つ必要もなく、秘匿性も高いのでとても使い勝手がよくなっています。
この記事では、au PAY スマートローンの基本的な使い方や利用上でのメリット・デメリット、そしてどんな人にau PAY スマートローンはおすすめなのかを徹底的に解説します。
au PAY スマートローンはどんなローン?
au PAY スマートローンは、「すべての手続きをスマホで完結でき、その後の借り入れ・返済に関してもスマホのみで利用できる」がコンセプトのローンです。
もちろん自宅や勤務先からau PAY スマートローン「会員さま専用サイト」にアクセスさえすれば、パソコン・スマホだけで借り入れや返済までもが行えます。
au PAY スマートローンは1万円から借り入れできるので、頻繁に借り入れや返済を繰り返しているヘビーユーザーほど利用価値の高いローンといえるでしょう。
auブランドのカードローンには、au PAY スマートローンのほかにauじぶん銀行カードローン「じぶんローン」もあります。ただし、銀行カードローンは審査基準が高いため、au IDを持っているからといって必ずしも審査に通るとは限らず、借り入れも容易ではありませんでした。
しかし、au PAY スマートローンは消費者金融のキャッシングであり、また当初より借入限度額を最大で50万円と少額であることから、銀行カードローンに比べて審査に通る可能性や、より広範囲の職業に就いている人が利用できることに大きな期待がもてます。
KDDIグループはau WALLETを核に一大au経済圏の確立を標榜し、顧客がすでに社会インフラとなっているスマホを活用して、au経済圏の中ですべての経済活動が完結できることを目指しています。
au PAY スマートローンも、その経済活動を支えるツールのひとつとして、今後の役割が期待されているのです。
au PAY スマートローンの商品概要
au PAY スマートローンの商品概要は以下のとおりです。
キャッシング・ローン商品概要 | |
---|---|
商品名 | au PAY スマートローン |
契約期間 | 2年(自動更新) |
資金使途 | 原則自由(事業性除く) |
入会条件 |
・au WALLET クレジットカードを持っていないこと(※au WALLET ゴールドカード含む) ・au携帯電話、auひかり、auひかりちゅら(*1)のいずれかを個人契約していること ・入会受付時、満20歳以上70歳以下の人 ・毎月安定した収入があること ・会社員、公務員、個人事業主、アルバイト・パート、年金受給者(年金以外に安定した収入のある人) |
貸付利率 | 8.0%~18.0%(実質年率) ※審査に応じて個別に適用金利を決定 |
極度額 | 1万円~50万円(設定可能単位1万円) |
利用限度額 | 1万円~50万円(設定可能単位1万円) |
審査時間 | 申込み完了から最短30分審査 |
即日融資 | 最短即日融資 |
無利息期間 | なし |
遅延利率 | 20.0%(実質年率) |
収入証明書 | 同社と他社を合わせて利用限度額が100万円を超える場合必要 |
担保・保証人 | 不要 |
保証会社 | なし |
(*1)auひかりちゅらとは、沖縄限定の光回線で沖縄県民に人気のあるインターネット回線のこと。
au PAY スマートローンはカードローン?
au PAY スマートローンはカードローンに分類されるのでしょうか?
利用限度額を設定して、個人向けに融資を行うのがau PAY スマートローンの基本機能なので、広義の意味ではカードローンの一種だともいえます。
ただし、au PAY スマートローンはカード発行なしのため、専用ローンカードは発行せず、手持ちのスマホだけで借り入れ・返済できる新しいタイプのキャッシングサービスです。
通常「専用カード発行あり」のカードローンでは次のようなデメリットがあります。
- カードを自動契約機で受取り→ローンカードの発行に手間や時間がかかり手続きも面倒
- カードを自宅へ郵送→郵送物による家族バレの心配
au WALLETスマートローンはスマホだけで借りられるので、郵送物もなく、家族にバレる心配も一切ありません。また、カードという現物の発行もないので紛失、盗難や不正使用にあう心配もありません。
au WALLETスマートローンはカードレスでキャッシングが可能なので、極めて秘匿性の高いローンだといえます。
「スマホだけで簡単にローンを利用したい」「郵送物に不安があるのでローンの申込みが心配」などのニーズがある方にとって、au WALLETスマートローンはまさにおすすめのローンといえるでしょう。
au WALLET プリペイドカードとスマートローンの違い
auブランドにはau WALLET プリペイドカードがありますが、au WALLETスマートローンとの違いはどの点にあるのでしょうか?
また、au WALLET プリペイドカードの利用者にとってau WALLETスマートローンを併用するメリットはあるのでしょうか?
au WALLET プリペイドカードとは、先にお金をカードにチャージして買い物や食事に使うタイプのカードです。したがって、手元にお金がないとそもそもチャージができないというデメリットがあります。
場合によっては、今買いたいものがあっても、次の給料日までプリペイドカードの利用を控えねばなりません。
一方、au PAY スマートローンは個人向けのキャッシングローンなので、利用者が必要なときにすぐにお金を借りられるというメリットがあります。
流動性の高い現金が借り入れでタイムリーに手に入るので、急に欲しいものができたとしても、購入機会を失うリスクをカバーできます。
これがau WALLET プリペイドカードとau PAY スマートローンの機能の大きな違いです。
au WALLET プリペイドカードとau PAY スマートローンは、それぞれの機能にも長所と短所がありますが、相互利用することでその時々の資金繰りに応じて臨機応変に対応ができます。
※au WALLET プリペイドカード信者やキャッシュレス派の人は、au PAY スマートローンで借りたお金をプリペイドにチャージすれば財布もかさばらずスマートに利用できます。しかもプリペイドの利用残高に応じてau WALLET ポイントが貯まるなどさらにお得です。
au PAY スマートローンは消費者金融であり総量規制の対象
au PAY スマートローンの提供元はKDDIフィナンシャルサービスです。
このKDDIフィナンシャルサービスは、2014年10月からクレジットカードの「au WALLET クレジットカード」を販売している会社でもあり、すでに会員数が400万人に達しています。
そしてKDDIフィナンシャルサービスは、2017年6月に貸金業者(消費者金融)として、au PAY スマートローンの販売を開始しました。
ご存じのように消費者金融は総量規制の対象となる業種です。したがって、au PAY スマートローンは総量規制を受けることとなり、融資額を他の貸金業者からの借り入れと合わせて年収の3分の1以内に収める必要があります。
しかし、au PAY スマートローンは他の大手消費者金融の商品とは異なり、当初より利用限度額を最大50万円までに抑えているため、同業他社よりも総量規制から受ける影響力は少ないものと考えています。
au PAY スマートローンを借りられる人
au PAY スマートローンが借りられるのはどのような人達なのでしょうか?
au PAY スマートローンの対象者は、au IDを持っていて、auの各種サービスやコンテンツを利用しているユーザーです。
au PAY スマートローンは、ドコモやソフトバンクのユーザーはもちろん、au IDを持たない一般の人も利用することができません。
仮にau IDを持っていたとしても、上記の入会条件をすべて満たすことができなければau PAY スマートローンは借りられません。
しかし、満20歳以上かつ毎月安定した収入があれば、パートやアルバイトでも利用できるのがau PAY スマートローンです。
職業や年齢を問わず、幅広い層に利用できるのがau PAY スマートローンといえます。
au PAY スマートローンのメリット
この章では、au PAY スマートローンのメリットを取り上げます。
au PAY スマートローンの主な利用上のメリットは以下の5つです。
メリット
- 郵送物なし・カードレス「Web完結」
- スマホ1台で借り入れから返済すべて対応
- au WALLET 残高にチャージすればキャッシュレスで利用可能
- 最短即日融資も可能
- 消費者金融のキャッシングとしては金利が低い
郵送物なし・カードレス「Web完結」
au PAY スマートローンのメリット1つ目は、ネットからWEB完結申込みできるという点です。
au IDを連携すれば基本情報が自動で入力される仕組みになっていますので、申し込みフォームへの入力が楽になります。
一般的に消費者金融では、総量規制で50万円を超える限度額を申込みすれば、本人確認書類に加えて所得証明書の提出が必要ですが、au PAY スマートローンでは、最大でも利用限度額が50万円に設定されているため、個人ローンの申し込みが初めてでも、同業他社に借り入れがなければ収入証明書の提出が不要になる可能性があります。
ただし、提出の要否はKDDIフィナンシャルサービスの判断によるので、他社に借り入れがなくても、KDDIフィナンシャルサービスに要求されれば収入証明書を提出しなければなりません。
スマホ1台で借り入れから返済すべて対応
au PAY スマートローンのメリット2つ目は、スマホを使ってローンカード不要(カードレス)で借り入れ、返済のすべてができる点です。
スマホ1台ですべての取引に対応できるので、カードがあることで借り入れが家族にバレるなどの心配がありません。さらにカード紛失、盗難、不正使用などの懸念もなくなります。
スマホを使用して、セブンイレブンのATMからスマホ上に表示されたQRコードを読み取るだけで借り入れ・返済ができます。
au PAY スマートローン専用アプリをKDDIフィナンシャルサービスの公式サイトから事前にダウンロードしておけば、いつでもセブンイレブンのATM取引を利用できます。
au WALLET 残高にチャージすればキャッシュレスで利用可能
au PAY スマートローンのメリット3つ目は、借り入れたお金をそのままau WALLET 残高にチャージ(すれば)、(すぐに)キャッシュレスですぐに使える点です。
au WALLET 残高にチャージされた分は、「au PAY」や「au WALLET プリペイドカード」を通じてキャッシュレスで買い物や支払いに利用できるので重宝します。
さらに利用した金額に応じてau WALLET ポイントとして貯まり、それも再度買い物や支払いに使えるのも副次的なメリットです。
最短即日融資も可能
au PAY スマートローンのメリット4つ目は、審査時間がとても短いことです。早ければ申し込みから最短30分で審査完了の通知がメールで届きます。
前日の夜間あるいは当日の午前中までに申し込みを済ませておき、金融機関の営業時間内で審査結果が得られるように工夫すれば、振込での即日融資も可能です。これは消費者金融ならではのサービスであり、申し込みしたその日のうちにお金を借りたい人や、借り入れを急ぐ人にはとても便利なシステムです。
ただし、申込時間や審査状況によっては、審査回答が翌日以降になることもあるので、だれもが「最短30分審査回答・即日融資も可能」でないことだけは理解しておいてください。
消費者金融としてはキャッシングの金利が低い
au PAY スマートローンのメリット5つ目は、消費者金融のキャッシングとしては同業他社より金利が低くなる可能性があることです。
au PAY スマートローンの公式サイトでは、金利は年8.0%~18.0%(審査に応じて個別に適用金利を決定)と表示されています。
他の消費者金融では借入限度額が50万円以下の場合、カードローン金利が上限の年18.0%となることが多いです。
しかし、au PAY スマートローンでは、当初から限度額が最大でも50万円に設定されているので、審査の結果、適用金利が年8.0%となる場合もあります。
これは銀行カードローンにも匹敵する低金利なので、au PAY スマートローンが消費者金融のローンであることを考慮すれば、利用上の大きなメリットといえますね。
au PAY スマートローンのデメリット
au PAY スマートローンのメリットに続いて、次はデメリットを取り上げます。
au PAY スマートローンのデメリットは主に以下の4つです。
デメリット
- 利用限度額が最大50万円まで
- 総量規制の対象
- 提携先のセブン銀行ATMは利用手数料が発生する
- 無利息サービスがない
各項目については以下で詳しく解説しますが、au PAY スマートローンのデメリットについては、KDDIフィナンシャルサービスも競争力維持の視点から、今後も段階的に改善されていく可能性があります(新サービス導入や期間限定キャンペーンなど)。
今後もau PAY スマートローンの動きをよく観察しておきましょう。
利用限度額が最大50万円まで
au PAY スマートローンの利用限度額は最大50万円です。
これは利用者によって評価が分かれるところですが、限度額50万円は利用者によっては物足りない限度額かもしれません。そういう意味ではデメリットともいえます。
ただし、その限度額の不足をカバーする方法はいくつもあります。例えば他の限度額の大きいカードローンを契約して併用する、一時的にクレジットカードについているキャッシング枠を使うなどです。
au PAY スマートローンにはこのローン特有のコンセプトがあります。利用者はそのコンセプトをよく理解したうえで効率よく活用するようにしましょう。
総量規制の対象
au PAY スマートローンの提供元は消費者金融のKDDIフィナンシャルサービス株式会社です。
KDDIフィナンシャルサービス株式会社は、他の貸金業者と同様に貸金業法による総量規制を受けています。具体的には、他社の借り入れを含めて総借入額が年収の3分の1を超えることができません。
au PAY スマートローンの審査において、すでに他社借入れがあれば、その融資額がau PAY スマートローンの限度額の決定に強い影響を与えることになります。
とりわけau PAY スマートローンは、当初から最大限度額が50万円と小さいため、高限度額の他社カードローンよりも総量規制の影響を強く受けがちです。
審査の結果、最悪の場合にはau PAY スマートローンが借りられないことも起こります。これはau PAY スマートローンにとって大きなデメリットです。
提携先のセブン銀行ATMは利用手数料が発生する
au PAY スマートローンを利用するうえでのデメリットは、提携先セブン銀行ATMで借り入れや返済を利用するたびに手数料がかかることです。
具体的には以下のような基準で利用手数料が1回ごと100円~200円(税別)かかります。
条件 | 1回あたり |
---|---|
借入または返済金額が1万円以下の場合 | 100円(税別) |
借入または返済金額が1万円を超える場合 | 200円(税別) |
他社が自社ATMおよび提携先ATMを使った借り入れや返済で手数料を無料対応しているのと(他社のカードローンが自社ATMおよび提携先ATMの手数料を無料にしているのと)比べると、au PAY スマートローンのこの対応は確かにデメリットです。
一方、1回当たりの借入金額を大きくして、利用回数を意識的に少なくすれば、支払手数料を減らすこともできます。
また、セブン銀行ATMでの返済ではなく、取引金融機関からの口座振替(口座引き落とし)を利用すれば手数料はかかりません。
au PAY スマートローンでは、ATM利用手数料がかかるということを前提に、工夫して支払手数料の節約に努めましょう。
無利息サービスがない
au PAY スマートローンのデメリットとして、消費者金融にもかかわらず「無利息サービス」がない点が挙げられます。
アコム、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)、アイフルなど、主要な大手消費者金融においては、「30日間無利息サービス」はすでに多くの顧客が周知の付帯サービスです。
しかし、無利息サービスがau PAY スマートローンにはない点だけを取り上げれば、確かにデメリットといえます。
金利というのは直接利用者の懐具合を痛める行為だけに、他社のように初回1回限りでも、一定期間の金利がタダになるのは嬉しいことですよね。
ただ無利息サービスがないというだけで、au PAY スマートローンが他社のローンより劣ると診断するのも早計です。
個人ローンは利用者の個人的ニーズに照らし、そのスペック全体を総合的に判断して初めて適正に評価できます。
au PAY スマートローンには無利息サービスはないものの、それをカバーしてさらに上回るたくさんの利用メリットがあるのも事実です。
メリットデメリットをよく理解して、au PAY スマートローンの申し込みを検討しましょう。
au PAY スマートローンと他社カードローンを比較
この章ではau PAY スマートローンと大手有名カードローン(消費者金融・銀行)の金利と限度額を比較して一覧表形式にまとめてみました。
相互比較を通じてau PAY スマートローンの良さを感じていただければ幸いです。
au PAY スマートローンと他社カードローンの金利および限度額を比較したのが以下の表です。
カードローン・キャッシング | 金利(年率) | ご利用限度額 | |
---|---|---|---|
消費者金融 | au PAY スマートローン | 8.0%~18.0% | 1万円~50万円 |
プロミス | 4.5%~17.8% | 1万円~500万円 | |
アコム | 3.0%~18.0% | 1万円~800万円 | |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% | 1万円~800万円 | |
アイフル | 3.0%~18.0% | 最大800万円 | |
レイク | 4.5%~18.0% | 1万円~500万円 | |
銀行 | 楽天銀行スーパーローン | 年1.9%~14.5% | 10万円~800万円 |
みずほ銀行カードローン | 2.0%~14.0% | 10万円~800万円 | |
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 1.4%~14.6% | 10万円~800万円 | |
三井住友銀行カードローン | 4.0%~14.5% | 10万円~800万円 | |
りそな銀行カードローン 「りそなプレミアムカードローン」 | 3.5%~12.475% | 30万円~800万円 | |
auじぶん銀行カードローン「じぶんローン」 | 通常:年1.48%~17.5% <au限定割> 誰でもコース:年1.38%~17.4% 借り換えコース:年0.98%~12.5% | 通常:10万円~800万円 <au限定割> 誰でもコース:10万円~800万円 借り換えコース:100万円~800万円 | |
住信SBIネット銀行カードローン | 1.59%~14.79% | 10万円~1,200万円 | |
オリックス銀行カードローン | 1.7%〜14.8% | 最高800万円 | |
PayPay銀行カードローン | 2.5%~18.0% | 10万円~1,000万円 |
au PAY スマートローンのスペックの特徴をこの比較表だけできちんと述べることは難しいです。
au PAY スマートローンは限度額が最大50万円までなので、限度額以内に限っていえば、適用金利が年8.0%~18.0%の範囲内と、他の大手消費者金融より低金利で利用できる可能性が高いです。
また、ローン利用者がau IDをお持ちの方に限定されているため、すでにau携帯電話の機種代および通信料金の支払い、au光などのインターネット回線の支払いを通じて、KDDIフィナンシャルサービスに返済状況を把握されています。
そこで返済面で特に問題がなければ、「信頼できる申込者」として、au PAY スマートローンの審査にも有利に働くでしょう。ひいてはau PAY スマートローンの適用金利を低くすることも可能です。これは他のカードローンにはないメリットといえます。
au PAY スマートローンの利便性、付帯サービスに関しては、無利息サービスがないのを除き、他大手消費者金融が提供するものとほぼ遜色ないレベルにあると考えています。
加えてカードレスキャッシングなので、借り入れから返済まですべての取引を自分の仕事や時間帯に縛られることなく、自宅のパソコンや手持ちのスマホから簡単に行えるのもau PAY スマートローンの魅力です。
au PAY スマートローンとauじぶん銀行カードローンを比較
続いては、au PAY スマートローンとauじぶん銀行カードローン「じぶんローン」のスペック比較です。
どちらもauブランドのカードローンであるため、一見すると競合相手のようにも見えますが、逆に両社(および両ローン)は補完関係にあると考えています。
その理由は、両社は設立時期が異なるものの各々通信大手KDDIと強い関連があること、業態が消費者金融と銀行と異なること、そして商品スペックでも金利、限度額に大きな違いがみられることなどです。
これでは競争しようにも違いがあり過ぎます。同じターゲットを目指してわざわざ競合しなければならない要素は少ないように筆者には見えます。
むしろこれらはすべて個別に特徴を持ったローン会社として、顧客のニーズに沿った営業を展開できるため、両社は競合先というよりむしろ相互補完先といってもよい関係と呼んでもいいのではないでしょうか。
au PAY スマートローンにとって真の競合先はauグループ以外の消費者金融や銀行カードローンであるといえるでしょう。そのような視点から見れば、またこの表の見方も変わってくると思います。
カードローン | 発行元 | 業態 | 金利(年率) | ご利用限度額 |
---|---|---|---|---|
au PAY スマートローン | KDDフィナンシャルサービス | 消費者金融 | 8.0%~18.0% | 1万円~50万円 |
auじぶん銀行カードローン「じぶんローン」 | auじぶん銀行 | 銀行 | 通常:年1.48%~17.5% <au限定割> 誰でもコース:年1.38%~17.4% 借り換えコース:年0.98%~12.5% | 通常:10万円~800万円 <au限定割> 誰でもコース:10万円~800万円 借り換えコース:100万円~800万円 |
※審査判定時にau IDが有効なこと、およびau携帯電話、指定の固定通信サービスが設定されているなど共通条件あり
au PAY スマートローンのキャッシングがおすすめな人
最後にau PAY スマートローンの特徴を踏まえ、どのような方に使ってほしいのか筆者の意見を述べさせて頂きます。
以下のようなタイプあるいは利用ニーズのある人にau PAY スマートローンの利用をぜひおすすめします。
au IDをお持ちの方
au PAY スマートローンはau IDをお持ちの方を対象としたローンですので、auのサービス利用者におすすめです。
au PAY スマートローンの借り入れをau WALLET 残高へのチャージに使うことで、臨機応変に買い物や支払いに対応できるので、必要のない余分な現金を財布に入れて持ち歩く必要もありません。
au PAY スマートローンがその機能を通じて、活躍する場はますます広がっているといっても過言ではないでしょう。
少額キャッシング希望者や低金利で借りたい人
au PAY スマートローンは少額キャッシング希望者や低金利で借りたい人にもおすすめです。
消費者金融は銀行カードローンと比べてやや割高な金利がネックですが、au PAY スマートローンはスマホの積極的活用、システムの合理化・効率化などでリーズナブルな金利を実現しています。
もちろんどの程度の金利となるかは最終審査次第ですが、それでも最大限度額50万円のローンで最低金利年8.0%を実現しているのは注目に値します。
1回の利用が数万円以内でも、低金利で使える可能性があるのがau PAY スマートローンの魅力です。ぜひご利用をおすすめします。
カードレスで利用したい人
日常的に財布やカード類を持たず、スマホのみカードレスでATMから借り入れや返済を利用したい人にau PAY スマートローンはおすすめです。
政府の主導もあって、世の中は決済がキャッシュレスの方向に大きく舵を切りつつあります。
今はまだ現金信仰の強い日本社会ですが、先行するクレジットカードがすでに、利用者の多いコンビニ、量販店、飲食店などの支払いでキャッシュレス対応ができるようになっています。
現在はPay Pay、楽天Pay、au Payなど、QRコード・バーコードを読み取る形式のスマホ決済は、各社が市場を独占しようと群雄割拠の状態にありますが、遠からずスマホによるキャッシュレス決済がクレジットカードに追いつき一般化する日もやってくるでしょう。
スマホひとつでお金を借りられるau PAY スマートローンも同じスマホを使っているという点で、それらの動きを先取りしたローン商品のひとつといえます。
来るべきキャッシュレス時代に備えて慣れておくためにも、au PAY スマートローンを早めに手に入れて利用しておくのもよいのではないでしょうか。
au PAY スマートローンの会社概要
- 商号
- auフィナンシャルサービス株式会社
- 本社所在地
- 〒105-0003
東京都港区西新橋2丁目3番1号 マークライト虎ノ門13階 - 電話番号
- TEL:0120-07-1000
- 設立
- 1978年(昭和53年)10月23日
- 資本金
- 223億7,000万円
- 代表者
- 中井 武志
- 主な事業内容
- ローン事業、クレジットカード事業、決済代行事業、後払い決済事業、銀行代理業、損害保険代理業
- 取扱商品
- au PAY スマートローン、au PAY カード
- 加盟信用情報機関
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
※貸金業法に基づく指定信用情報機関 - 貸金業者登録番号
- 関東財務局長(3)第01503号
- 日本貸金業協会会員
- 第005845号
- 公式ホームページ
- https://loan.kddi-fs.com/
まとめ
au PAY スマートローンの基本的な使い方、利用上のメリットやデメリット、どんな人に利用してもらいたいかなどを詳しく解説してきました。
別の記事に、au PAY スマートローンの審査、申込方法、借入方法、返済方法についても解説しているので、気になった方はぜひチェックしてください。
この記事を読まれた方が、au PAY スマートローンに興味を持ち、ぜひ利用したいと思っていただけることを強く期待しています。
利用限度額 | 1万円~50万円(要審査) |
---|---|
金利(実質年率) | 8.0%~18.0% |
審査時間 | 申し込み完了から最短30分 |
即日融資 | ‐ |