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アイフルの審査の流れと審査基準をカードローン専門家が解説

アイフルの審査の流れと審査基準をカードローン専門家が解説

アイフルでお金を借りたいけれど、どうすれば審査に通るのだろうか?これからアイフルのカードローンを利用したいと考えている方にとって永遠のテーマですよね。

アイフルは独立系の消費者金融として幅広い年齢層に顧客をもつ大手の貸金業者です。銀行系グループの消費者金融であるアコムプロミスなどとは異なり、アイフルは独自の審査基準で融資をしているので、審査に不安を感じているカードローン初心者におすすめです。

この記事では、アイフルの審査の流れや審査基準について元銀行員の筆者が分かりやすく解説します。

アイフルの審査内容や基準、そして審査の流れから承認プロセスに至るまで詳しく説明します。

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目次

アイフルの審査の流れ

消費者金融アイフルでは、ほかのカードローンと同じように契約前には必ず審査があります。アイフル所定の審査を通らなければお金を借りられません。

アイフルの審査基準を通過すればカードローンを利用できますが、では「アイフルの審査基準とは一体何なのか?」というのが本記事のメインテーマです。

特に審査基準が甘いか厳しいかといった難易度に関する内容は気になるトピックスですよね。

その前に、まずはアイフルの審査の流れから説明したいと思います。なぜなら審査のおおまかな流れを知らずして、いきなり審査内容や審査項目などを説明しても理解が難しいからです。

アイフルの仮審査と本審査の流れ

アイフルのカードローンは、仮審査と本審査の2段階方式です。

仮審査と本審査の区別がなく、同時に審査を進めるカードローン会社もありますが、アイフルはほかの大手消費者金融と同じように2段階審査となります。

アイフルの仮審査(一次審査)では、申込者本人のから提供された情報に基づき、属性のスコアリングが行われます。

スコアリングとは、個人の属性(年齢や年収など)を項目ごとにスコア化し、その合計点がアイフルの定めた基準値よりも高い人を合格者とするカードローンでは定番の審査です。

スコアリングは属性の評価が低い人ほど相対的に合計スコアも低くなる仕組みですので、年収が低いとか、勤続年数も短いような人はこの時点で審査に落ちることもあります。

また、コンピュータによる自動審査のため短時間で完了することがほとんどです。アイフルがどのカードローン会社よりも早く審査回答してくれる背景には、自動審査システムを活用した与信にあると考えられています。

次にアイフルの本審査では、申込者から送られてきた書類(本人確認書類など)と申込内容の突合、個人信用情報機関への問い合わせ、勤務先への在籍確認などが行われます。

このように、アイフルの審査ではコンピュータと人的対応を組み合わせて多面的に審査をすることで、最終的に申込者の信用力や返済能力などを総合的に判定して合否の結果を伝えるという流れとなります。

アイフルの仮審査と本審査の流れおよび手順は以下のとおりです。

  1. アイフル公式サイトから申し込み
  2. 仮審査の開始(スコアリング・信用情報照会)
  3. 仮審査結果の回答
  4. 本審査の開始
  5. 必要書類の提出
  6. 勤務先への在籍確認
  7. 契約手続き
  8. 借り入れ

カードローンの審査というと契約までに時間がかかりそうなイメージですが、それは銀行カードローンの場合です。

アイフルのカードローンは審査が早いので、申し込みから最短20分で即日融資も可能です。
※お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。

アイフル「1秒診断」で審査に通るか事前に確認

アイフルの公式サイトには、カードローンの申込前に無料で利用できる「1秒診断」という名の借入診断機能があります。

「1秒診断」では、年齢、雇用形態、年収、他社借入金額の4項目を入力するだけで、アイフルでお金を借りられるかを判定してくれます。

ただし、あくまでも簡易的な借り入れシミュレーションにすぎないため、診断結果がいくらよかったからといって、必ずしも審査の通過を約束するものではありません。

筆者も元銀行員とはいえ現在はフリーランスのライターですから、職業で無職と入力したら、結果は「借入不可」と判定されました。やはり収入がない人にはアイフルの借り入れは難しそうです。

アイフルの審査を通るためには、アルバイトやパートでも何でもいいので、毎月1回以上の安定した収入が必須であることがわかります。

また、「1秒診断」の入力項目にはアイフルの審査基準を紐解くヒントが隠されています。なぜなら、これららの項目はアイフルが審査で最も重要視しているからこそ採用されているのです。ここさえしっかりと押さえておけば、アイフルの審査を確実に通る近道となることは間違いありません。

ちなみに「1秒診断」をやったからといって、それらの情報が個人信用情報機関に登録されることはないので安心してください。あくまでも借り入れの目安を計るための簡易診断機能であり誰でも登録不要で試すことができます。

アイフルの審査基準

アイフルも消費者金融である以上は、一定の審査基準を設けて貸付対象者を選別します。

アイフルの審査基準は企業秘密ですので一般には公開されていません。そのため審査の中身を知るためには、アイフル公式サイトの貸付条件などの情報から推定するしかありません。

しかし、元銀行員の筆者としては、消費者金融の審査基準は共通した項目も多いのである程度は予測がつきます。アイフルの審査基準は主に以下の3点であると考えています。

  • 属性スコアリング
  • 信用情報の照会
  • 在籍確認

これらの項目が一体どのようにアイフルの融資判断に影響を及ぼすのでしょうか?アイフルの審査基準について考えてみましょう。

アイフルの審査基準①属性(スコアリング)

アイフルの仮審査では、まず始めにスコアリング(自動審査システム)が行われます。

スコアリングとは、統計的手法を用いて個人の属性に点数を付けて、スコアの合計点がアイフルの定めた基準値を超えた人を合格者とする手法です。

属性のスコアリングは、カードローンでは定番の審査方法ですが、消費者金融によってスコアリングの取り扱い方や通過基準は異なります。その違いは以下の2つです。

  • 消費者金融によってスコアの基準点に差がある
  • 消費者金融によってスコア算出時にどの属性を高く評価するかに違いがある

これにより、「一方のカードローンの審査には落ちたけど、もう一方の審査には通った」という現象が起こるのです。アイフルがどのスコアを高く評価しているのかは外部の人間にはわかりませんが、1秒診断の項目から推測すると「収入と返済のバランス」を重視していると考えられます。

アイフルの審査基準②信用情報の照会

アイフルの審査では、申込者の信用度や返済能力を調べるために、アイフルが加盟している指定信用情報機関のCIC(シー・アイ・シー)とJICC(日本信用情報機構)に本人の信用情報を照会しています。

信用情報の照会では、ローンやクレジットカードの申し込みや契約、返済情報や他社借入状況などがわかります。

信用情報に異動情報(金融事故情報)が登録されている人のことを業界では通称でブラックリストとよびますが、ブラックは消費者金融や金融機関が最も嫌っている属性です。

信用情報に傷がなければ大して問題はありませんが、ローンやクレジットカードの利用で返済遅れが複数回または長期間あるとアイフルの審査では不利になると考えておきましょう。

アイフルの審査基準③勤務先への在籍確認

在籍確認とは、カードローンの申込情報に基づき、本人の勤務先(自営者の場合は自宅)に電話をかけて、本当に本人が働いているのかを確認するための手続きのことをいいます。

なぜ在籍確認をするのかというと、勤務先の確認をすることで、間接的に収入源を探ることができるからです。なかには無職にもかかわらず虚偽の勤務先を申告して収入があるかのように偽って申し込む人もいるので、この手続きはアイフルの審査では欠かせない手続きとなっています。

原則として在籍確認が完了するまではアイフルカードは発行されません。また、どうしても在籍確認がとれなかった場合、最終的には審査に落ちることとなります。

アイフル審査の在籍確認はどのタイミング?

勤務先への在籍確認がアイフルの審査で欠かせない手続きであることを説明しました。

アイフルのカードローンを申し込むと、すぐあとに本人に電話がかかってきて審査の途中で在籍確認がある旨の説明があります。そのタイミングでアイフルにいろいろな相談ができるので、在籍確認をスムーズに終わらせたい場合や、諸事情により在籍確認ができない場合などがあれば、自身の要望をきちんとアイフルのオペレーターに伝えることが肝心です。

  • 電話の日時は指定できるのか?
  • 電話をかける担当者の性別を指定できるのか?
  • 本人以外が電話に出てもいいか?

無駄に審査を長引かせないためにも、できる限り在籍確認がスムーズに終わる方法を考えて、なるべくアイフルに協力するようにしましょう。

一般的には、勤務先への在籍確認は本審査の最終段階で実施されることが多いです。在籍確認は本人にとってもアイフルにとってもナイーブな手続きなので、審査の通過がある程度確定した段階で実施されるケースがほとんどです。

在籍確認の電話ですが、日時が土日・祝日や夜中となる場合には、社会的な常識に従って後日に回される可能性もありますので、借り入れを急がれている方は早めに申し込んでおきましょう。

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アイフルの審査基準を通過できない人

アイフルには所定の審査があるため、審査基準を満たせずに落ちてしまう人も一定数います。

カードローンの審査は総合評価なので、どれか1つの基準を満たしていても、ほかの基準を満たせないと審査で落とされることもあります。審査に通らない主な原因は何でしょうか?

アイフルの審査に通らない人、落ちる人の特徴やその原因を探っていきましょう。

アイフルの年齢条件を満たしていない

アイフルの貸付条件には、「満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方」という記載があります。

この条件に照らし合わせると、年収ゼロの無職や専業主婦(主夫)、年金以外の定期収入のない年金生活者などはすでにこの基準から外れていることになります。また、満19歳以下の未成年あるいは満70歳を超える個人も年齢制限に引っ掛かるので、たとえこのような属性の人がアイフルに申し込んでも審査を通過することはできません。

自動車を購入するときに組めるディーラーローンでは未成年や専業主婦でも保証能力のある連帯保証人を立てれば融資可能なケースもありますが、アイフルではそのような弾力的な対応は期待できないので注意しましょう。

定期的な収入がない

アイフルのカードローンが利用できるのは、定期的かつ安定した収入のある方です。自身に収入のない専業主婦(主夫)や無職の方は残念ですが審査には通りません。

定期的な収入とは、月1回以上の継続した収入のことをいいます。もちろん定期的な収入にはさまざまな定義や解釈がありますが、少なくとも収入が入ったり入らなかったりするような不安定な状況を定期的とか継続的とはいいません。例えば自営業で収入のある月とない月があるような方です。

世の中には収入の入りが不定期な仕事や職種の人も一定数いらっしゃいますが、このような方がアイフルに申し込んでも審査に通らない可能性があります。さらに、たとえ1回の収入金額が大きくても、収入のサイクルが不定期でも同じです。

勤続年数が短い

勤続年数が極端に短いと、アイフルの審査では不利になる可能性もあります。

例えば最近アルバイトやパートを始めたばかりの方や、転職して間もない方などが該当します。

勤続年数が長いほど仕事を辞めたりリストラされるリスクも低くなりますが、逆に勤続年数が短いと、収入が安定しておらず職を転々としているのではないか?と疑われてしまいます。

転職などにより月収がアップすることもありますが、勤続年数の評価ではその点は考慮されません。仕事そのものや職場の環境が合わずに辞めてしまう可能性も否定できないからです。

勤続期間が短い状態での申し込みは、アイフルの審査に通りづらくなるばかりでなく、信用情報にも消費者金融に申し込んだ事実が登録されます。

銀行カードローンでは勤続年数が最低でも1年以上なければ審査の面で不利となりますが、消費者金融のカードローンなら勤続期間が1ヶ月もあれば審査の対象となります。

申込時に嘘をついた

インターネットからの申し込みでは、プログラムがそのまま入力内容を読み込んでスコアリング判定するので、申し込みフォームの入力内容が乱雑だとスコアの結果も当然悪くなります。

また、担当者による目視でのチェックの際に、あまりにも印象が悪ければアイフルの審査に落ちてしまうこともあります。

特に悪質なケースは、アイフルに嘘を申告することです。あくまでも申し込みフォームへの入力項目は自己申告ですので、年収、勤務先、雇用形態などで嘘をつくのは比較的容易です。

しかし、本審査をするときに本人確認書類や収入証明書および信用情報の照会で裏付け調査されるので、遅かれ早かれいずれは嘘がバレてしまいます。

もちろん嘘がバレるとアイフルもカードローンの審査に通すことはありませんし、アイフルの信用を失うと今後一切取り引きができなくなる可能性もあるので絶対に嘘だけはつかないでください。

信用情報に傷がある

申し込みの時点で、本人の信用情報に傷があるとアイフルの審査にはほぼ通りません。

アイフルの審査では、本人の信用や返済能力を調べるためにアイフが加盟しているCIC(シー・アイ・シー)とJICC(日本信用情報機構)に申込者の信用情報を照会していますので、そこに個人の信用を失墜するような情報が登録されていたら間違いなくアイフルの審査に落ちてしまいます。

収入に比べて希望限度額が高すぎる

カードローンの希望限度額が本人の年収に比べて過大(高すぎる)だとアイフルの審査に通りづらくなります。

このような場合、そもそも本人が借り入れや返済に伴う責任感が希薄なケースが多く(だからこそ実力以上の申し込みをするのですが…)、このような人にアイフルが希望どおり貸付しても、すぐに返済遅延や滞納を起こしてしまうリスクが高いでしょう。

アイフルも貸金業者としてそのような人との取り引きは極力避けたいと考えるので、審査で落とす判断をします。

ただし、属性や信用情報に問題がなければ適性の金額へと減額措置が取られ、希望どおりの金額は借りられないものの、ひとまずカードローンを発行してもらえる可能性もあります。

他社借入件数が4件以上ある

申し込みの時点で、すでに他社借入が4件以上あると、多重債務者と判断されてアイフルの審査に落ちる可能性が高くなります。

多重債務者とは、複数の貸金業者から無担保・無保証の借金(カードローン・キャッシング)をしている人のことです。

多重債務の定義は貸金業者によって多少の違いはありますが、一般的には他社借入の件数が4件以上あれば十分に多重債務者と呼べるでしょう。

多重債務者の中には借金で借金を返す人が一定数います。そして返済していくことが難しくなると最終的には自己破産するケースも珍しくありません。

アイフルとしてもわざわざそのような貸付リスクの高い申込者に対して審査を通すような愚は犯しません。

また、多重債務者は貸金業法の総量規制による年収の3分の1をすでに超過している可能性もあるので、法律の面からみてもアイフルからお金を借りるのは難しいでしょう。

他社借入の合計額が年収の3分の1を超えている

アイフルは正規の貸金業者ですので総量規制の対象です。総量規制の下では、貸金業者は総額で本人の年収の3分の1までしか融資ができません。

申し込みの時点で、もし本人の借入金額の合計がすでに総量規制の基準(年収の3分の1)を超えているとか、今回の申し込みで大幅に基準値を超えてしまうようであれば、たとえアイフルが貸したいと思っても審査で落とさなくてはいけません。

貸金業者では、年収の3分の1を超える貸付けが原則として禁止されますので、たとえアイフル以外の消費者金融に申し込んだとしても融資は受けられません。

返済比率(返済負担率)が極めて高い

返済比率(返済負担率)とは、年収に占める年間返済額の割合をいいます。

返済比率は2割以内が目安とされていますが、これが4割を超えているとアイフルもリスクを回避するために審査で落とす可能性が高くなります。

現実問題として、給与以外の定期収入が何もない場合、返済比率が4割を超えると生活のどこかで資金の過不足が常に生じる状況となります。

返済比率が高い状態で病気やケガで入院してしまうと一気に収入が途絶え、そうなった途端にローンの返済ができなくなり、支払いの遅延や滞納が起こります。

アイフルとしても貸したお金は絶対に返してもらわないと困るので、すでにこのような借入状態の人には追加融資をしない判断をする可能性が高いでしょう。

複数のカードローンに連続して申し込んだ

短期間に複数のカードローンに申し込む行為を多重申込み(別名:申込ブラック)といいますが、これもアイフルの審査に落ちる原因となります。

多重申込みの定義は消費者金融によってさまざまですが、一般的には1ヵ月~3ヵ月くらいの短期間に3社以上の申し込みがあると多重申込みと判断されます。

消費者金融は、このような短絡的な行動をとる人のことを「余程お金に困っている人」「信用に足らない人物」とみなし、取り引きすることを特に嫌います。

個人信用情報機関に登録されてるカードローンやクレジットカードなどに関する申込情報は6ヵ月が経過すると削除されますので、適度に間隔を空けてから申し込むようにしましょう。

在籍確認が取れない

勤務先への在籍確認がとれない場合、アイフルの審査で落ちてしまうことがあります。

在籍確認ができない主な理由は、勤務先の電話番号が間違っている、電話をかけたが誰もいなかった、個人情報保護法により本人に取り次いでもらえなかったなどが挙げられます。

会社が休みで誰もいない場合には、別の日に在籍確認をしてもらうか、自ら出社して電話にでるなどの対応が必要です。

在籍確認というのは、むしろカードローンを利用したい本人がアイフルに協力して自分の勤務先や働いている場所をきちんと証明すべきものです。

そのようなシンプルな手続きさえも電話や書類で証明できないような人は、アイフルの審査で落とされてしまいます。

過去にアイフルとの取り引きでトラブルを起こした

過去にアイフルとの取り引きでトラブルや事故を起こした人が、再びアイフルに申し込みをすると審査に落ちてしまう可能性があります。

アイフルでは過去の取り引きや金融事故に関する情報をデータとして保有しています。

また、信用情報機関に登録されているローンやクレジットカードの申し込みや契約、返済状況まで調べることができるので、そこでもし返済遅れや長期延滞を何度も繰り返していることが判明すると、それがアイフルの審査に落ちる直接的な原因となります。

アイフルの審査に落ちたときの対処法

これまではアイフルの審査基準に通らない原因や落ちる理由などについて説明してきました。

この章では、カードローンの審査に一度落ちた人が再度アイフルへ申し込んだ場合、どのように改善をすれば審査を通ることができるのか?について考えてみました。

これはアイフルの審査に1回落ちた人だけではなく、今回はじめて申し込む人にとっても参考にしていただける内容です。ぜひ審査の面で役立ててください。

属性の評価を上げる

アイフルの審査に落ちた原因のひとつとして、スコアリング(自動審査システム)がアイフルの定めた基準を超えられなかったことが考えられます。つまり、属性の評価が低いために審査で落とされてしまうのです。

このようなケースでの対策法としては、とにかく次のカードローンを申し込むまでの間に、できる限り自分の属性を改善し、評価を上げることです。

具体的な方法としては、一生懸命に働いて収入を上げる(ボーナスでも可)、勤続年数を増やす、雇用形態を非正規雇用(アルバイトやパートタイマー)から正規雇用(正社員)に上げるなどがあります。

これらの実現には忍耐や時間も必要ですが、属性評価を一番早く引き上げるための近道となります。属性が改善されればアイフルの審査に通りやすくなるばかりか、以前よりも好条件で借りられる可能性もあるので一石二鳥というわけです。

異動情報が消えるまで待つ

異動情報とは、個人信用情報機関に登録されたいくつかの信用情報のうち、3ヵ月以上の返済滞納、債務整理(自己破産・任意整理・個人再生)、代位弁済、強制解約などのいわゆる金融事故情報に関する記録のことです。

これらの情報が個人信用情報機関に登録されているということは、過去に関係した貸金業者に対して金銭的被害や迷惑を与えたことを示しているので、アイフルがこの異動情報にナーバスになるのも仕方ありません。

また、これらの異動情報が信用情報機関から抹消されるまでに5年~10年はかかります。したがって、それまでの間、本人はローンやクレジットカードの取り引きが一切できなくなるので、登録情報が抹消されるまでは我慢強く待つしかありません。

ただし、これだけは忠告しておきますが、いくらお金が必要だからといって間違っても闇金にその解決を求めてはいけません。

闇金は財務局または都道府県からの営業許可を得ていない非正規の業者です。法外な金利や過剰な取り立てが問題視されており、事態をもっと悪くするだけです。くれぐれも、このような悪徳業者への接触は避けてください。

すぐに他社のカードローンに申し込まない

カードローンの審査に落ちると、悔しさも手伝って急いで他社に申し込みたくなる気持ちもわからなくはありません。

しかし、その性急な態度がローンを申し込む場合には逆効果になることを十分に認識してもらいたいと思います。

消費者金融はローンの申込状況を個人信用情報機関を通じて正確に把握しています。個人信用情報機関では、ローンの申込情報を最低6ヵ月間は記録しておくことが共通のルールになっているので、照会すればあなたの信用情報はすぐに閲覧可能です。

短期間に複数のカードローン申込みは、消費者金融に不信感を植え付けるだけの結果となります。申し込みの間隔を6ヵ月間は空けることで、その影響は小さくなるのでぜひ心得ておいてください。

申し込みや電話の応対に問題がなかったか反省する

申し込みフォームに入力漏れや間違いがなかったか、アイフルから電話がかかってきたときの応対に問題がなかったか、よく振り返って反省してみるのも次の失敗を繰り返さないための対策です。

申し込みフォームに入力すべき重要な個所を面倒臭がって埋めなかったとか、記憶だけに頼ってうろ覚えで適当に入力してしまった、あるいはアイフルからの電話に横柄な態度で対応したために審査で落とされた可能性は十分あります。

同じ過ちを繰り返さないためにも、謙虚になって自分の行動を反省してみましょう。

アイフルの審査通過率を上げるテクニック

本章では、アイフルの審査を通るためのテクニックを3つだけ紹介したいと思います。

絶対に審査を通る方法なんてありませんが、つまらないミスによる審査落ちを防ぐためのテクニックです。

繰り返しになる箇所もありますが、それだけ重要なことなので、何度も読んでよく内容を理解しておいてください。

申し込みでは絶対に嘘をつかない

カードローンを申し込むときに、アイフルに嘘をついて欺こうとする行為は厳禁です。

人間は弱い生き物なので、お金を借りるときに自分をよく見せようとしてこの悪い部分が出てしまうことがあります。

しかし、カードローンの契約が一般の約束事と大きく異なる点は、ローンの根拠が「信用」で成り立っていることです。

嘘をつくことは、その「信用」を自らが破壊する行為に外ならず、当然嘘が相手にわかった時点で信用は地に堕ちてしまいます。そうなってからではもう手遅れです。あとは何を取り繕っても判定が覆ることはありません。

アイフルのカードローンを申し込むときには、小さな嘘でも軽んぜず、すべて事実を伝えましょう。

アイフルからの電話はいつでも取れるようにしておく

アイフルに申し込むと、申込内容の確認と借り入れの意思を確認するために本人確認の電話がかかってきます。

アイフルがわざわざ本人に電話をかけてくる理由はそれだけではありません。電話の応対をみて「本当に信頼に値する人物かどうか」をチェックする意図もあります。

そのように重要な電話にもかかわらず、平気で無視をするとか、自分の都合を優先して電話にでるのを後回しにするような方も実際にいます。こういう態度がアイフルの審査結果に好影響を及ぼすはずはありません。最終的には悪戯の申し込みとして判断され、審査も否認となるでしょう。

どんなことがあっても、審査中はかかってきた電話にはすぐに対応し、知らない番号であっても無視しない態度が大切です。もちろん電話にでたらきちんと最後まで丁寧に応対するのは申し上げるまでもありません。

カードローンの複数申込みは厳禁

カードローンやキャッシングの多重債務者は、消費者金融に信用がない状態です。

多重債務者とは、複数の貸金業者に借金がある個人のことを指しますが、本来であれば消費者金融に信用がある個人というのは、他社借入が1~3社までの人をいいます。

しかし、「鉄砲、数打てば当たる」とばかりに、希望限度額を小さくして複数の消費者金融に融資を求める人が一定数います。仮に契約に至ったとしても、借入件数が異常なので、最終的にはそれが消費者金融に対して自分の信用を下げる行為であることを早く気づいてほしいと思っています。

カードローンの申し込みでは、6ヵ月以上の適切な期間を空けて、節度を保ちながらお金を借りたい会社を絞り込み、1件ずつ契約していく堅実な姿勢が大切です。

まとめ

アイフルの審査の流れや審査基準をメインに説明しながら、審査の内容や心構えについても詳しく解説してきました。

アイフルではカードローン以外にも「借り換えMAX」「おまとめMAX」「アイフルSuLaLi(スラリ)」「事業サポートローン」といったさまざまなキャッシングのサービスを取り扱っています。

このようにアイフルの利用を検討されている方は、豊富な商品ラインナップの中から自分のニーズや審査の難易度も勘案しながら選んでみてもいいのではないでしょうか。

その際には、本記事で紹介したアイフルの審査に通るためのテクニックなどを参考にしながら申し込んでみてください。

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この記事の執筆者

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知って得するお金の情報サイト「知っ得!カードローン」の運営者です。キャッシング専門ライターとして活動を始めてから、今年で6年目になります。貸金業務取扱主任者資格、ファイナンシャル・プランニング技能検定2級(FP)、日商簿記検定2級に合格。生活困窮者や自己破産者を救いたい一心で記事を書いています。