キャレントのキャッシングに関する口コミ・評判と審査
キャレント(Carent)は東京都品川区に本社を置く株式会社IPGファイナンシャルソリューションズが運営している消費者金融です。
2016年までは個人向けの融資を行っていましたが、現在では「キャレント スーパーローン」という事業資金専用のビジネスローンのみを取り扱っています。
事業資金専用とはいえ、あくまでも法人を対象としたビジネスローン商品であるため、たとえ事業を営んでいたとしても、法人登記をしていない個人事業主(フリーランス含む)は利用できません。
キャレントは、電話や来店での申し込みには対応していませんが、インターネットからの申し込みなら来店不要で契約ができるため、東京に住んでいない人でも利用が可能となっています。
さらに、平日14時までの手続き完了で当日中に振込融資も可能ですので、事業資金を今すぐ借りたい経営者にとっては、まさに心強い消費者金融といえるでしょう。
この記事では、消費者金融キャレントの商品内容や口コミ・評判、審査基準、営業時間、必要書類、申し込みから融資までの流れについて紹介します。
キャレントで資金調達を検討している会社経営者の方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
キャレントのキャッシングローン商品概要
キャレントのローン内容 | |
---|---|
商品名 | キャレント スーパーローン(Carent Super Loan) |
貸付条件 | 法人(設立1年以上)かつキャレントとの契約が初めての方 ※個人事業主は利用できません |
利用限度額 | 1万円~500万円 |
貸付利率・金利 | 年7.8%~18.0%(実質年率) |
審査時間 | 最短30分 |
即日融資 | 最短即日 ※平日14時までの契約完了 |
全国対応 | 可能 |
必要書類 | 本人確認書類(免許書・保険証)、登記事項証明書など ※郵送またはFAXにてご提出 |
申込方法 | インターネット |
借入方法 | 振り込み ※ローンカード発行なし |
返済方法 | 銀行振込、口座振替(三菱UFJ銀行の預金口座が対象) |
返済方式 | 元金均等返済方式 |
返済回数 | 1~120回 |
返済期間 | 最長120ヶ月 |
遅延損害金 | 年20.0%(実質年率) |
担保・連帯保証人 | 原則として不要 |
保証会社 | – |
土日融資 | 不可 |
無利息期間 | なし |
キャレントの「キャレントスーパーローン」は、事業資金専用の法人向けビジネスローンです。
法人専用ローンですので、法人格を有していない個人事業主(自営業)は利用することができません。
資金使途は事業資金全般ですので、設備投資のほか、広告料や人件費などの運転資金としても活用することができます。
キャレントスーパーローンの借入限度額は1万円~500万円まで、金利は年7.8%~18.0%(実質年率)です。
金利は利用限度額に応じて、100万円未満は年13.0%~18.0%、100万円以上なら年7.8%~15.0%の範囲内で設定されます。
一般的に、企業が融資を受けようと考えた場合、真っ先に候補に挙がるのは、銀行や信用金庫などの金融機関、あるいは日本政策金融公庫でしょう。
しかし、銀行や日本政策金融公庫は審査の時間が長いため、お金が手に入るまでの間に、月々の資金繰りに困ってしまうというケースも考えられます。
キャレントは「少額・スピード特化型ビジネスローン」ですので、最短即日融資も可能です。
月末の資金繰りに困ったときや、売掛金が回収できずに手元の現金が足りなくなったときにも頼ることのできるビジネスローンです。
キャレントの口コミ・評価や評判
インターネット上でキャレントの口コミを探してみたところ、申し込みをしたものの審査に落ちたという内容のカキコミが多く見つかりました。
しかし、これはキャレントが過去に個人向け融資を行っていた経緯から、現在は法人専用であることを知らずに個人(個人事業者も含む)が申し込みをしてしまい、審査に落ちたというケースもあるようです。
そもそも法人が融資を申し込んで審査に落ちた場合、あえてそれをネット上に投稿するということは考えにくく、そうなると現在のほとんどの口コミは、過去の個人向け融資を行っていた時代のものであると判断できるため、口コミはあまり参考にならないと考えたほうがよいでしょう。
一部では、キャレントの応対について悪い口コミを書いている、まとめサイトや消費者金融紹介サイトもあります。
例えば、「総量規制について質問したのに、回答を得られなかったので対応が悪い」という内容がありましたが、そもそも法人融資は総量規制の対象外です。
この点だけを見ても、金融の知識に乏しいサイトが紹介している信憑性のない口コミということになりますので、インターネットで情報収集するときには、書いてあることをそのまま鵜吞みにせず、しっかりと情報を見極める力を持つことも必要です。
キャレントは闇金(ヤミ金)?
闇金の中には、個人向けの貸付けだけではなく、法人向けの融資を取り扱っている業者も存在します。
貸金業者のビジネスローンに申し込みするときは、闇金ではないことをしっかりと確認する必要がありますが、キャレントの運営会社である「株式会社IPGファイナンシャルソリューションズ」は、東京都知事から認可を得て営業している正規の貸金業者ですので、その心配はなさそうです。
金融庁ホームページにある「登録貸金業者情報検索サービス」で、キャレントの登録番号(東京都知事(4)第31399号)を入力すると、運営会社のIPGファイナンシャルソリューションズが表示されることを確認できます。
正規の貸金業者は、貸金業法に基づいて営業しているため、高額な利息を請求したり、強引な取り立てを行ったりすることが法的に禁止されています。
違法行為が発覚すれば、営業停止処分などの処罰の対象となりますので、正規の貸金業者はまずこのようなことは行いません。
キャレントの審査は甘い?
キャレントは法人向けのビジネスローンですので、企業が融資を受ける場合には、用意しなければならない書類も多く、慎重審査ゆえ時間がかかるのが一般的です。
そのため、個人向け融資のように審査が甘いということはありません。
キャレントのように上場していない貸金業者は、銀行のような画一的な審査とは違い、柔軟な視点で返済能力を審査してくれる傾向にありますが、だからといって審査が甘いわけではありません。
とはいえ、キャレントは独自の審査基準を設けており、銀行や信用金庫とは異なる基準で企業を審査してくれますので、資金調達を急いでいる経営者や、金融機関や国からの融資が難しいという場合には、キャレントに相談をしてみるといいでしょう。
キャレントはブラックでも審査に通る?
ブラックリストとは、個人信用情報機関に登録されている金融事故の記録(長期延滞や自己破産などの債務整理)を指しますが、これはあくまでも個人が対象ですので、法人融資に関する情報は、個人信用情報機関に登録されることはありません。
法人融資では、純粋に返済能力があるかどうかで審査通過の可否が判断がされますが、企業から代表者に資金が流れるということも考えられるため、貸金業者や銀行では企業の代表者の個人信用情報を調査します。
そのため、代表者がブラックだった場合には、ローンの審査に影響を及ぼす可能性も考えられます。
ただし、ブラックになってから数年経過しており、代表者自身の生活がしっかりと立ち直っていて、会社経営が健全な状態であれば、審査を通過できる可能性も十分あります。
当然ながら、会社の経営状況が悪化していて、返済の見込みがないと判断されれば、いくらキャレントといえども審査で落とす判断をします。
キャレントの審査に落ちたら?
キャレントの審査に落ちてしまったからといって、ほかの銀行や大手消費者金融のビジネスローンに申し込んだとしても、審査を通過できる可能性は低いと考えられます。
キャレントのビジネスローンは融資スピードを強みにしていますが、お世辞にも金利が低いとはいえません。大手消費者金融であるアコムの「ビジネスサポートローン」、アイフルの「事業サポートプラン<法人プラン>」のいずれもキャレントと同じく最高金利は年18.0%です。
金利の高さは審査の難易度を表していますので、キャレントよりも金利の高い消費者金融のビジネスローンを探すのは難しいでしょう。
一方、銀行の融資では自己査定といって、お金を貸す企業や個人一人ひとりの信用力を加味したランク分けが義務付けされています。
そのため、お金を貸してもらいたいときに希望する金額を満額で借りるためには、条件がよほど整っていなければ難しいわけです。
銀行は銀行法によって、預金者の保護を一番に考えなければなりません。
銀行が融資できるのは、預金者がお金を預けてくれるからであり、返済が滞れば預金者に迷惑がかかることになります。そのため、ちょっとでも返済に疑義が生じてしまう企業には、お金を貸してくれないのです。
資金繰りを立て直すには、1ヵ月や2ヵ月では難しい話ですが、真っ先にコスト削減や売上単価の見直しをするところから手掛ける必要があります。
なお、売掛金の回収に時間がかかっている場合は、ファクタリング(売掛債権の買取サービス)で資金調達する方法も検討してください。
売掛金があればファクタリング業者に売却して現金化できますので、経営状況が悪くても、売掛先に問題がなければ利用できる可能性が高いでしょう。
キャレントの営業時間
キャレントの営業時間は平日9:00~18:00まで。土日祝日は休業日となります。
インターネットからの申し込みは24時間365日いつでも受付中ですので。営業時間を気にすることなく手続きが可能です。
しかし、審査業務は平日しか行っていないので、土日祝日に申し込みをしても、審査結果は翌営業日以降の回答となります。
月末に資金繰りで忙しくなることが予想できる場合には、なるべく早めにキャレントへ相談してみることをおすすめします。
キャレントの審査時間
キャレントの審査時間は、申し込みが完了してから最短30分です。
法人融資は決算書を読み解く必要がありますので、個人ローンとは違った視点で審査されますので、一般的には審査に時間がかかります。
しかし、キャレントの審査時間は最短30分回答ですので、資金調達を急ぎたい経営者にとって心強いですね。
キャレントの即日融資
キャレントはビジネスローンにしては珍しく即日融資に対応しています。
キャレントの公式サイトにも平日14時までの手続き完了で、最短即日振込も可能であることが明記されています。
なお、振り込みは全国の金融機関に対応していますが、三菱UFJ銀行の口座なら、返済方法で口座振替を選択できるのでたいへん便利です(三菱UFJ銀行の口座以外は銀行振込で返済)。
キャレントの在籍確認
キャレントは法人向けのビジネスローンですので、個人向けローンのような在籍確認はありません。
しかし、法人が存在しているのかを確認するために、会社に電話がかかってきます。
会社に電話をされて、社員を不安な気持ちにさせたくないという経営者もいるでしょう。
そこで、キャレントの公式サイトから申し込みをするときに、希望の連絡時間帯を選べますので、申し込みが完了したあとは、なるべく代表者自らが率先して電話に出るようにしてください。
なお、キャレントは申込者のプライバシーに配慮して電話をかけてくれます。もし万が一、ほかの社員が電話に出たとしても、担当者の個人名を名乗ってくれますのでどうぞ安心してください。
キャレントの必要書類
キャレントと契約する際に、運転免許証や保険証などの本人確認書類や登記事項証明書の提出が必要です。
また、審査状況に応じて、事業の決算書や収支状況などを確認できる以下の書類を求められる場合もあります。
- 決算書
- 事業計画
- 収支計画
- 資金計画
- その他、キャレントが必要とする書類
書類の提出方法は、郵送またはFAXのいずれかとなりますが、郵送は時間がかかるため、資金繰りを急いでいるときは迷わずFAXを選びましょう。
なお、本人確認書類以外はいずれも枚数が多いものばかりであり、FAXの送信にも時間がかかることが予想されるので、時間には余裕をもっておきましょう。
キャレントの申し込みの流れ
キャレントの申し込みから融資までの流れを3つのステップに分けて解説します。
キャレントの公式サイト内にある「最短3分!!簡単申込み!」ボタンをクリックして申し込み。
基本情報の入力および同意事項に同意したあとに、申し込みフォームの申込者情報、勤務先情報、現在の借入状況などの必要事項に入力します。
借り入れに関する情報は、銀行や消費者金融、クレジットカード利用分もすべて入力しますが、住宅ローンやマイカーローンは含めずに入力してください。
借入期間は、返済期間が一番長いものを入力し、1年未満は繰上げて「1」と入力します。
入力に慣れている人であれば、約3分で申し込みは完了です。
審査結果は、申込時に登録したメールアドレスに送信されます。
受信メールが迷惑フォルダに入っている可能性もありますので、連絡が遅いと感じたら、迷惑フォルダも忘れずにチェックしてみてください。
必要書類をFAXまたは郵送のどちらかの方法で提出します。
資金調達を急いでいる人は、郵送ではなくFAXで書類を提出しましょう。
平日14時までに書類を提出と契約まですべての手続きが完了できれば、当日中の振込融資も可能です。
キャレントの増額や追加融資
キャレントのビジネスローンは、追加融資や借入限度額の増額にも対応しています。
追加で借り入れしたいときや利用枠を増やしたいときには、キャレントに電話をするかEメールで問い合わせをしてください。
追加融資や借入限度額の増額をする際には、再度審査があります。
キャレント公式サイトにも「都度、慎重に審査」と明記されていますので、既存の借り入れに延滞があったり、他社借入が増えていたりすると、これ以上の融資は難しいと判断されてしまい、審査を通過できない可能性が高くなります。
追加融資や増額の審査は、新規の申し込みよりも審査基準が厳しくなりますので、最低でも半年以上の返済実績を作ってから申し込みをするとよいでしょう。
まとめ
ビジネスローンのキャレントは、株式会社IPGファイナンシャルソリューションズが運営する消費者金融です。
商品名である「キャレントスーパーローン」は、以前は個人向けのキャッシングサービスでしたが、現在は事業者の借り入れニーズに応えるため、法人専用のビジネスローンとなりました。
事業者向けのローンは、個人向けのローンやキャッシングのサービスとは異なり、提出すべき必要書類の数も多く、融資までに時間がかかる場合がほとんどです。
そのため、申し込みする前に必要書類をあらかじめ準備しておくことで、契約が完了するまでの時間を大幅に短縮することができます。
キャレントのビジネスローンは、平日14時までの手続き完了で最短即日振込も可能ですので、会社の資金繰りに悩む企業の経営者に、ぜひとも検討していただきたいローン商品です。
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