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銀行カードローンの審査に通らない理由!通りにくい人の特徴

銀行カードローンの審査に通らない理由!通りにくい人の特徴

カードローンに対する世間のイメージは、「消費者金融は通りやすいけど、銀行カードローンの審査は通りにくい」だと思います。

このイメージが、銀行カードローンへの申し込みの心理的な足枷となっていますが、本当に銀行カードローンの審査は通りにくいのでしょうか?気になりますよね。

本記事では、銀行カードローンの審査に通らない理由と通りにくい人の特徴を解説します。

銀行カードローンは消費者金融と比べてどのくらい審査に通りにくいのかを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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銀行カードローンの審査に通らない理由

銀行カードローンの審査に通らない理由として、安定した収入がない、勤続年数が極端に短い、信用情報に傷がある、などが挙げられます。

銀行カードローンはそれ以外にもさまざまな視点から総合的に審査しますが、より重視されている項目はどれなのでしょうか?それこそが銀行カードローンの審査を通るための鍵となります。

銀行カードローンには仮審査と本審査がありますが、より重要なのは保証会社が行う仮審査です。

仮審査に通らない人・通りにくい人にはどのような理由があるのでしょうか?

通らない理由①信用情報がブラック

信用情報に自己破産・個人再生・長期延滞・強制解約などの事故情報がある人は絶対に銀行からお金を借りることはできません。

先ほど述べたように、官報記載情報は全国銀行個人信用情報センター(KSC)に10年間は記録されるため、消費者金融よりもブラックに対して厳しい審査を行っています。

通らない理由②多重債務者

銀行カードローンは多重債務者に対してとても厳しい審査を行っています。

一般的に、多重債務者とはカードローンやフリーローンなどの無担保の借入金が4本以上ある人を示しますが、銀行カードローンでは2社以上の借り入れがあると審査に通るのはかなり厳しくなると考えてください。

金融庁は銀行に対して、多重債務者を救済するように求めています。

このため、消費者金融よりも他社借入の件数に対する目線が銀行のほうが厳しいのです。

通らない理由③消費者金融から借り入れがある

どこからも借り入れがない人が「お金を借りたい」と考えたとき、どこから借り入れを検討するものでしょうか?

一般的には信用のある銀行へ最初に申し込むというのが普通ではないでしょうか?

このため、銀行は消費者金融から借入がある人に対して「銀行の審査に落ちた人」とか「銀行から借りられない何か特別な事情がある人」というネガティブな目線で審査します。

つまり、消費者金融からの借り入れがあるというだけで審査では不利になってしまうのです。

通らない理由④申込情報が多い

信用情報に記録されている申込情報が多い人も審査に通りにくいと考えましょう。

ローンの申し込みが多いということは、それだけお金に困っている事情があるということです。

また、他社借入が少ない人でも「隠れた借金があるのかもしれない」という目線で見られてしまいます。

消費者金融の場合は1ヵ月に3回以内の申込情報がある程度であれば審査に通ることがありますが、銀行カードローンは、蓄積された申込情報が累計で3回以上あると審査に通過することは難しくなります。

厳しい審査を行う銀行カードローンは、他社の審査に落ちた人をわざわざ自社の審査に通過させるというようなことは行っていません。

通らない理由⑤クレジットヒストリーに遅れが散見

信用情報に記録されている借入金やクレジットカードなどの支払いに関する情報であるクレジットヒストリーに遅れが多い人も審査に通過することは困難です。

消費者金融では1年間に4~5回程度の遅れであれば審査に通過できる可能性がありますが、銀行カードローンの審査においては、年間2回を超える遅れがあると審査に通らないことがあります。

クレジットヒストリーは他の情報と合わせて総合的に判断されるため、遅れが多くても審査に通過できる場合もありますが、それでも銀行のほうが消費者金融よりも厳しい目線で審査を行います。

銀行カードローンの審査は通りにくいのはなぜ?

銀行カードローンの審査に多くの人が簡単に通らないのは、消費者金融と比較して銀行カードローンは厳しい審査を行っているためです。

金利面、保証会社の審査、信用情報機関への照会、申込条件、反社会的勢力の確認など、あらゆる側面で銀行は厳しいカードローン審査を行うため簡単には審査に通らないのです。

低金利の銀行カードローンほど審査は通りにくい

金利が低い銀行カードローンほど審査に通りにくいのでしょうか?

金利とはリスクマネジメントです。金利が低いカードローンはリスクの低い人にしか融資を行いませんし、反対に金利の高いカードローンはリスクの高い人に対しても融資を行うことができます。

銀行カードローンの最高金利は14.5%前後、消費者金融カードローンの最高金利は18.0%程度です。

銀行カードローンは消費者金融と比べて金利が低いため、おのずと審査が通りづらくなるのです。

保証会社の審査が厳しいから審査に通りにくい

銀行カードローンには保証会社の保証が必須です。

保証会社は銀行カードローンの返済が不能となった場合に銀行へ融資金の残金を保証する代位弁済を行うため、保証会社の保証さえつけば銀行はほぼ確実に融資を行います。

ただでさえ金利が低い銀行カードローンですが、さらに保証会社ができる限り代位弁済がならないよう厳しい審査を行うため審査が厳しいのです。

銀行カードローンの保証会社はなぜ審査が厳しい?

銀行カードローンの保証を行っているのは、アコムとかプロミスなどの消費者金融です。

消費者金融が保証審査を行うのに、消費者金融のカードローン審査よりも銀行カードローンの保証審査のほうが厳しいのはなぜでしょうか?

保証料として受け取れる割合が少ない

銀行カードローンの金利のうち、3割~5割は保証会社の収入である保証料に充てられます。

つまり、14.0%の銀行カードローンであれば、金利のうち4.0%~7.0%は保証会社の収入ということです。

保証会社は4.0%~7.0%のリスクに収まる人しか融資することができません。

しかし、消費者金融は18.0%すべてが債権者の収入になります(消費者金融の最高金利は18.0%がほとんど)。

つまり、銀行カードローンの保証を行う保証会社は、消費者金融と比較して4分の1から3分の1程度のリスクしか負うことができないため、銀行カードローンの審査は、保証会社の審査が厳しくて簡単には通らないのです。

信用情報の審査でKSCにも照会

銀行カードローンの審査では、消費者金融やクレジットカード会社などが加盟するCICとJICCの2社に加え、全国銀行個人信用情報センター(KSC)にも照会を行います。

消費者金融よりも照会を行う信用情報機関が多いため、銀行カードローンのほうが審査は厳しいのです。

KSCが加わると審査がどう変わる?

審査にKSCが加わると、消費者金融の審査では審査側に知られない情報を、銀行カードローンの審査では知られてしまうことになるため、消費者金融の審査に通過できる人でも銀行カードローンの審査には通らないという状況になってしまうことがあります。

具体的にはどのような情報を知られてしまうことになるのでしょうか?

官報記載情報まで照会される

自己破産や個人再生などの法的な手段によって債務を整理すると、国のお知らせである官報に個人名が記載されてしまいます。

KSCはこの官報記載情報を収集して、事故発生日から10年間は管理します

しかし、JICCとCICは官報記載情報に関しては収集しておらず、どのような情報でも5年で抹消されます。

このため10年以内に自己破産や個人再生を行った人は、事故から5年経過後は消費者金融からお金を借りられるのに対して、銀行からは10年経過しないとお金を借りられないのです。

この点が、KSCが加わることによって審査が厳しくなる理由の1つです。

銀行カードローンの申込情報が1年残る

銀行・信用金庫・農協などのローン申込みに関する情報は、KSCに1年間は保管されます。

JICCとCICでは、申込情報の保有期間は半年です。このため、消費者金融の審査では、最後の申込から半年以上経過していれば申込情報はクリアになり、審査で申込情報が問題となることはありません。

しかし、銀行カードローンでは1年以内に銀行などの金融機関に申し込みを行った情報が残っていますので、申込情報が原因で審査に通らないことがあります。

勤務先に固定電話がないと審査NGのケースが多い

銀行カードローンは必ず勤務先に電話をかけて会社への在籍を確認する在籍確認という審査が行われます。

銀行カードローンは会社に固定電話がないと、その時点で審査落ちとなることが一般的です。

固定電話がないと会社に在籍しているかどうかは確認が取れないからです。

また、固定電話がない会社の場合、正常に営業して今後も継続して行くことができる会社かどうか疑わしいと判断されてしまいます。

消費者金融では、固定電話で在籍確認ができない場合でも、書類での確認に代えてくれる可能性があることを鑑みれば、銀行カードローンのほうが在籍確認に関しても、審査が厳しいといえるでしょう。

銀行カードローンの審査では反社会的勢力を排除

2018年から銀行カードローンは融資の前に警察庁の反社会的勢力のデータベースへ照会を行うことが義務付けられました。

これによって、反社会的勢力の構成員は銀行からお金を借りられなくなりました。

消費者金融などでは、銀行ほど厳格な確認を行っていないため「融資を実行する対象」も銀行カードローンは厳しく審査しているといえます。

銀行カードローンの審査が通りにくいときは?

銀行カードローンの審査は厳しいですが、審査に通りやすくするためにはいくつかポイントがあります。

自分の身の丈にあった借入を行うこと、取引のある銀行へ申し込みを行うことなどが考えられます。具体的には以下の5つの方法が考えられます。

希望限度額を低くして申し込む

消費者金融カードローンは高額の融資を受けることが難しいですが、銀行カードローンだからといって高額の借入ができるわけではありません。

銀行カードローンを借りたいのではあれば、必要最小限の金額を借りるようにしましょう。

原則年収の2分の1以内

借入可能額は他社の借入額と、年収の関係が借入額に大きく影響します。

銀行カードローンは原則的に他社との借入額との合計で、年収の半分までしか借りられません。

このため、年収300万円の人であればいくら多くの金額を借りられたとしても他社との借入額との合計で150万円までしかカードローンを利用することができません。

銀行カードローンの中には限度額1,000万円などという高限度額のカードローンも存在しますが、銀行カードローンで1,000万円を借りるためには2,000万円以上の年収が必要で、到底現実的な話とはいえません。

高額の限度額設定になっているからといって、年収の半分よりも多くの金額に申し込んでも審査には通りません。

消費者金融並みの銀行カードローンも多数存在

現在、消費者金融は総量規制対象ですが、銀行カードローンの過剰融資が社会問題となっていることに鑑みて、銀行も消費者金融並みの「年収の3分の1以内」とするカードローンも増えています。

みずほ銀行などはいち早くそのように対応しましたし、その他の銀行も追随しています。

現在も、銀行カードローンの過剰融資について、金融庁は目を光らせているため、今後もこの方向性は加速すると見られます。

さらに銀行カードローンでは高額の審査に通過することは難しいでしょう。できる限り必要最小限の金額を申し込むほうが審査には通りやすいといえます。

預金口座のある銀行のカードローンへ申し込む

預金がある銀行へ申し込みを行うと、審査に通過できる確率が上がることがあります。

銀行とすれば「万が一、返済が滞った際には預金を差し押さえることができる」ためです。

このように、預金がある銀行へ申し込みを行うことで、当該銀行にとっては信用情報などから判定されるリスク許容度よりもリスクが低い顧客になることになるため、審査に通過できる可能性も上がるのです。

本人だけではなく、家族に預金がある場合も「家族の支援によっていざというときの返済支援を期待することができる」ため、審査に通りやすくなることがあります。

また、高額預金者を審査に落としてしまうと機嫌を損ねて預金を下されてしまうことがあり、筆者も何回もこのケースで高額預金を下された経験があります。

銀行にとって預金を守るという意味でも預金者は審査に通りやすくなります。

給与振込のある銀行のカードローンへ申し込む

給料が振り込まれている銀行のカードローンに申し込むと審査に通りやすくなります。給料で毎月安定的な入金が口座にある方が審査に有利だからです。

銀行はいざというときには口座の支払いを停止させることができるため、給料を差し押さえて返済に充てるということも比較的に容易です。

また、銀行にとって「給与振込がある顧客」はメインバンクとして利用している顧客ですので、メインバンクとして他の銀行にカードローンの融資を取られるわけに行きません。

そのため、カードローンのみならずメインバンクではあらゆるローンの審査で通りやすくなります。同じ理由で年金を受給している銀行でも審査には有利になります。

さらに、銀行は給与振込者の給与振込をいつでもチェックすることができるため、「手取りの給料はいくらか」とか「ボーナスはどのくらいか」をリアルに知ることができますし、もしも給与振込がなくなった場合には、「転職した可能性が高い」と判断することができ、給料が減った場合の把握も容易です。

顧客の管理が容易になるという点でも、給与振込者は審査に通過しやすくなります。

会社のメインバンクに申し込む

銀行にとって、メインとして取引を行っている企業の従業員も給与振込者と同じようにとても重要な顧客です。

取引先企業の社長の大事な従業員は、銀行も大事にします。

銀行とすれば「メイン取引先企業の従業員を審査に落として社長の機嫌を損ねるわけにはいかない」と考えているため、稟議書などにも「当店メイン先の〇〇の従業員であるため融資をしたい」などと記載することが一般的です。

保証会社の仮審査に落ちてしまった場合でも、保証会社に事情を話して再審査が行われることもあります。

筆者も「なんとか審査に通してください」と保証会社に頼み込んだことがあります。

もちろん、それでも審査に通らない人も少なくありませんが、会社がメインで取引している銀行へ申し込んだほうが審査に通りやすい傾向があることは間違いありません。

できれば、社長に銀行担当者を紹介してもらい「彼に融資をしてほしい」と口添えしてもらいましょう。

そのほうが銀行員には「社長の顔を潰すわけにはいかない」という心理が働くため、銀行員は審査に通すために躍起になるものです。

住宅ローンの借り入れがある銀行に申し込む

住宅ローンを借りている顧客というのは、銀行にとって給与振込者以上に重要な顧客です。

住宅ローン利用者に対しては金利を優遇している銀行も少なくありません。

また、他の銀行からカードローンを借りてしまったら、その銀行へ住宅ローンを借り換えられてしまうリスクもあるため、できる限り自行で顧客を抱え込みたいと考えています。

銀行が知らないところでカードローンのような借入が増えてしまえば、銀行にとっては住宅ローンという高額融資の返済が焦げ付く可能性があります。

つまり、銀行にとって住宅ローン融資先の融資のニーズはできる限り応じなければならないものなのです。

住宅ローンの借り入れがある人は、住宅ローンを借りている銀行のカードローンへ申し込んだほうが、審査に通りやすいと同時に有利な条件で借りられる可能性があります。

まとめ

銀行カードローンの審査は決して甘くはありません。信用情報、申込基準、他社借入に対する考え方などのあらゆる面で消費者金融の審査よりも厳しくなります。

また、銀行カードローンは消費者金融のキャッシングのように総量規制の対象ではありませんが、だからといって高額の借り入れができるわけではありません。

銀行カードローンの審査に落ちないためには、希望限度額は必要最低限の金額を申告して、取引密度が高い銀行を選ぶなど、少しでも審査に落ちるリスクを最小化できるようにしましょう。

この記事の執筆者

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知って得するお金の情報サイト「知っ得!カードローン」の運営者です。キャッシング専門ライターとして活動を始めてから、今年で6年目になります。貸金業務取扱主任者資格、ファイナンシャル・プランニング技能検定2級(FP)、日商簿記検定2級に合格。生活困窮者や自己破産者を救いたい一心で記事を書いています。