派遣社員や派遣バイトがカードローン審査を通りやすくする方法

カードローン審査

派遣社員や派遣バイトなど、派遣と呼ばれる労働者がカードローンの審査を通りやすくする方法にはどのようなものがあるでしょうか?

またそのために派遣はどのような点に注意して、カードローンの審査対策をしたらいいのでしょうか?

派遣社員とは正社員のような正規雇用者でなく、契約社員やパート・アルバイトと同じ非正規雇用者といわれるグループに属しています。

正規雇用者と比べて非正規雇用者というのは、労働者としての身分も不安定で平均収入も低いので、カードローンの審査では不利ではないかと思われています。しかしそれは事実ではありません。

派遣でも一定の条件さえ満たすことができれば、ちゃんとカードローン審査を受けられて手にすることはできるのです。

ではその派遣がカードローン審査にどのようにすれば通りやすくなるか、それを考えるのがこの記事のメインテーマです。

それでは始めましょう。

目次

派遣のカードローン審査

派遣のカードローン審査を語る時、まず派遣とはどのような労働者なのか、どのような労働条件の下に働いているのか、その定義をしっかり理解しておく必要があります。

また最近は新しい傾向として、派遣社員の中に派遣バイトあるいは派遣パートという形の労働者も現れてきています。

この章ではまずその点について詳しく解説します。

派遣社員や派遣バイトが増えている理由

派遣とは、人材派遣会社が自社に登録された労働者を取引先企業に派遣し、企業から求められた労働力や技能を提供するサービス形態をいいます。

また人材の派遣を受けた取引先企業は、その労働の対価として派遣元に料金を支払い、派遣元はそのお金の中から派遣社員に対し給与を支払います。

近年労働人口構成や経営環境の変化により、パートやアルバイト、派遣社員や契約社員といわれる非正規労働者の数が著しく増加しています。

増加原因の理由のひとつは日本の硬直的な労働環境によるものです。

日本の労働界には「勤めやすく、辞めやすい」労働条件の規制緩和が長らく求められているものの、依然として正社員が法的に手厚く保護されているため、いったん正社員になると多少仕事に不満があってもなかなか辞めようとしません。

正社員が会社においてその地位を死守している限り、働く意欲があっても新しく仕事に就こうとする労働者には限られた仕事しかなく、その結果多くが派遣社員や契約社員とならざるを得ないのが実情です。

また一方で労働に対するニーズも多様化しており、自分で働く時間や日数を調整し自分らしい生き方を求める層も現れています。

このような理由もまた派遣社員や契約社員の数を増やしている要因だと筆者は考えています。

派遣バイト(含む派遣パート)とカードローン審査

また最近はこの派遣社員の中からさらに新しい働き方を求めている層が現れてきています。

それが派遣バイト、あるいは派遣パートといわれる労働者です。

派遣バイト、派遣パートとは、短時間・短日数勤務をメインとした新しい派遣スタイルのこと。

週に2~3日、あるいは1日4時間からなどのパートタイム勤務をしながら、派遣社員としての待遇を受けて働くのがこの職種の特徴です。

ただしまだまだ新しい勤務形態なので、あくまで派遣社員の一形態に過ぎません。

カードローン審査という面から見れば、単なるアルバイトやパートと違って派遣バイトは、派遣元に所属して派遣先で仕事をするので、給与の安定度とか、信用度というのは高くなります。

自ずとカードローン審査ではパート・アルバイトよりは通りやすいのではないかと筆者は考えています。

派遣の増加に対するカードローン会社の対応

それではこの派遣労働者の増加という傾向に対し、各カードローン会社はどのように考え、どのように対応しようとしているのでしょうか?

結論から先に述べれば、各社とも積極的に対応しようとしています。

少なくても元銀行員として筆者の経験でも、10数年前では銀行で派遣社員に対してカードローンを積極的に販売することはなかったし、仮に申込みしてきても審査落ちするのが当たり前でした。

しかし現在では、銀行カードローン、消費者金融問わず、派遣社員含む非正規雇用者にその雇用形態で差別することはなくなったし、「安定した収入」さえあれば誰でもカードローンを申込みして審査が受けられる状況になっています。

まさに時代の変化を見る想いです。

派遣社員と契約社員の違いとカードローン審査の対応

ここで派遣社員と契約社員の違い、およびカードローン審査の対応について簡単に触れておきましょう。

なぜなら派遣社員と契約社員とを一緒にして理解している方もいると考えるからです。

派遣社員と契約社員の違い

派遣社員と契約社員は、非正規雇用者というジャンルでは一緒になりますが、雇用関係や給与の支給方法では全く異なっています。

まず派遣社員ですが、派遣社員は派遣元に労働者として登録し、仕事は派遣元が契約した派遣先企業に出向いて行います。

つまり雇用契約は派遣社員と派遣元の間で結ばれます。

一方で契約社員の場合、契約社員が仕事を請け負う企業と直接雇用契約を結び、作業もその契約先の従業員と一緒に行います。

これが両者の大きな違いです。

その結果、仕事の内容も派遣社員では、派遣元の営業マンが派遣先と交渉を行い事前に決めてくれるので、派遣社員は派遣先に出向いて労働だけをすればいい立場です。

一方、契約社員の場合は本人自ら契約先企業と仕事の内容を交渉で決めなければなりません。

これは労働条件も同じで、派遣社員では派遣元が示した労働条件を派遣社員が納得して合意したらその契約に基づき給与が支払われますが、契約社員の場合は自ら契約先と交渉して自分の給与ほか、労働条件を勝ち取る必要があります。

カードローン審査の対応

それでは派遣社員と契約社員の間にカードローン審査での差はあるのでしょうか?

結論からいえば、あるようでないというのが答えです。

両者とも非正規雇用者という点では同じなので、正社員等の正規雇用者に比べて身分の安定性、収入の高さでは劣ります。

一方で派遣社員と契約社員の間で平均給与の高さからいえば契約社員の方が勝っていますし、雇用の安定度もどちらかというと契約社員の方が上です。

ただし有期雇用という面からいえば、どちらも働ける期間は契約で決められているし、契約期間が切れても続けて働けるという保証もありません。

むしろ多くの派遣先企業を取引先に持つ派遣会社に登録した派遣社員の方が、1社限定で契約している契約社員より、継続して働ける期間が長ければ、給与水準も勤務年数も逆転する可能性もあります。

そういう意味ではカードローン会社の審査における評価は、派遣社員であっても契約社員であってもあまり違いはなく、あくまでケースバイケースといえるでしょう。

契約社員がカードローン審査を通りやすくする方法とは?

派遣の審査ポイント1、安定した収入

この章からは「派遣」がカードローン審査を受ける場合の審査ポイントについて詳しく解説します。

審査ポイントの一番手は「安定した収入」です。

派遣や他の申込者に関わらず、カードローン審査で業者が最も重視しているのは収入が安定していることです。

収入が安定していないと返済に困ることになり、たとえ臨時的に大きな収入が入る方でも収入が不安定ならカードローン審査では落ちます。

その点、派遣の方の収入が安定していれば心配ありません。

収入に関しては問題なく審査基準をクリヤーしています。

ではその点に関して観点を変えてもう少し深く掘り下げていきましょう。

派遣は収入が低くても借りられる

皆さんはカードローンの審査は収入が高い方が有利と思いますか?

たしかに収入が高いと使えるお金も多くなるので審査に有利と考えられます。

それはある意味、事実だし間違いではありません。

しかし現在、多くのカードローン会社が収入面で審査のポイントにしているのは、収入の高さより返済面を考慮した収入とのバランスなのです。

すなわち返済と収入のバランスが取れていれば、たとえ収入額が少なくても申込みできて審査は受けられます。

これは派遣社員の場合でも同じで、たとえ収入が低くても審査のポイントを満たせればカードローンは借りられるということを意味しています。

収入基準の最低ラインとは?

それでは派遣社員の場合、その収入基準の最低ラインはどのあたりにあるのでしょうか?

近年、カードローンの申込みで収入に金額指定している金融機関は少なくなっていますが、それでも過去からの推移を振り返れば、内々では一定の基準ラインはあると考えていいでしょう。

一般的に

  • 銀行カードローン…年収200万円以上
  • 消費者金融…年収100万円~150万円

このあたりがひとつのガイドラインになっているのではないかと考えています。

ただし派遣社員といっても労働条件は様々ですし、前述したように「返済と収入のバランス」が取れていれば借りられる可能性があるので、これはあくまで目安に過ぎません。

申込限度額次第で収入はさらに低くても借りられることもあると考えて下さい。

派遣の審査ポイント2、勤務年数と個人信用情報

派遣のカードローン審査の2つ目のポイントは勤務年数と個人信用情報です。

1番目のポイントで「安定した収入」が大事であると述べましたが、この安定・継続という条件を担保しているのが職場での「勤務年数」なのです。

ただし派遣社員は通常仕事をしているのは派遣先なので、ここでの勤務年数というのはあくまで雇用契約先である「派遣元」での登録年数と読み替えて下さい。

勤務年数は長いほど有利になる

当然ですが、カードローン審査において勤務年数は長ければ長いほど有利です。

これは正規・非正規雇用関係なく共通した基準です。

ただし派遣社員の場合は派遣元での登録年数がすなわち勤務年数なので注意が必要です。

また単に派遣元に登録しただけで一度も派遣先で仕事をしていないとか、登録後の派遣期間が短いというのも審査面からは不利になります。

さらに2018年10月からは労働者派遣法の3年ルールが施行されたことに伴い、派遣社員は同じ派遣先で3年を超えて継続して働くことができなくなりました。

参照先:厚生労働省 労働者派遣法改正法

そのため派遣元としては、派遣社員の勤務年数が3年を超える場合、派遣社員を派遣元で正社員として無期に直接雇用するとか、新たに派遣先を替えて派遣するという処置が必要になります。

また派遣社員はカードローンの申込み時期をよく考えて行わないと、その3年ルールのすき間に入ってしまって、せっかく務めた勤務年数がカウントされなくなる可能性もありますので注意して下さい。

勤務年数の目安とは?

ところでその勤務年数については、業者の設定した最低ラインはどれぐらいと思われますか?

これについても業者の対応はバラバラであり、これといった決まりがないのが実情です。

最近はAI(人工知能)を使ったカードローン審査が大手消費者金融中心に取り入れられており、それと併せて勤務年数に対する取扱いの弾力化がさらに進んでいます。

極端な話、入社して1回でも勤務実績があれば、勤務年数に関してはOKという金融業者まで現れています。

それでも筆者としては、申込者が派遣という雇用形態を考えると、やはり勤務年数は最低でも6カ月以上、できれば1年以上確保してから申込みして欲しいと考えています。

そうすれば1年間勤務した証明でもある源泉徴収票も取れるので、カードローン審査ではかなり有利になると考えています。

個人信用情報が汚れていないこと

カードローン審査ポイントのもうひとつは本人の個人信用情報が汚れていないことです。

いくら派遣社員が収入や勤務年数等の条件を満たしていても、肝心の個人信用情報が汚れていてはさすがに審査通過することはできません。

特に過去の取引履歴がとても大事で、61日以上または3カ月以上の返済延滞(滞納)があるとか、破産や債務整理などの金融事故を起こしていたら、仮に正社員が申込みしたところで審査落ちします。

さらに情報審査で大事な点としては

  • 最近の返済で何度も返済遅延していない
  • 他社の借入件数が少ない、あるいは借入残高が過大でない
  • 短期間に複数他社にカードローンを同時申込みしていない

などがあります。

カードローン申込みに関わらず、くれぐれも自分の個人信用情報は汚さないよう日頃から注意を払っておきましょう。

派遣の審査ポイント3、在籍確認

派遣のカードローン審査で重要な3つ目のポイントは在籍確認です。

とりわけ派遣の場合は、在籍確認の電話を派遣元で受けるか、派遣先で受けるかというややこしい問題があります。

またそれに伴い色々な状態が発生します。

そこでこの章では派遣に伴う在籍確認について詳しく解説します。

原則、在席確認で申込書に記入する先は派遣元

在籍確認で派遣が申込書に記入する先は原則派遣元となります。

派遣社員は派遣元が雇用主なので、金融業者が電話する先も派遣元が基本です。

ただし派遣社員の場合、雇用主は派遣元でも働いている職場は派遣先という(しかも派遣先が突然変わる場合あり)特殊な勤務形態なので、申込みを受けた金融業者側も、在籍確認の対応でそれに合わせて弾力的な対応も考えておかねばなりません。

そのためには、申込書の連絡欄には派遣元で確実に連絡がつく先はもとより、できれば派遣先の電話番号も書いておけば、業者に対して配慮が行き届いてよいのではないかと考えています。

在籍確認で派遣元社員が「そんな人はいない」と答えた時の対応

派遣先の正社員がすべて自社で登録されている派遣社員のことを知っているわけでもありません。

たまたま在籍確認の電話を受けた社員がそのようなケースだった場合、金融機関に対して「そんな人はいません」と答えてしまう可能性もあります。

そうなると在籍確認ができないのでカードローンも発行されないし困ってしまいますよね。

そういう場合は派遣社員自ら、事前にできるだけ多くの派遣元の従業員に電話があることを頼んでおく必要があります。

またその場合、電話が掛かる理由として「クレジットカードを申込みしており在籍確認の電話が掛かると思うので対応をお願いします」とでもお願いしておけば疑われることもないでしょう。

正社員のどの範囲までお願いすべきか、その会社の規模や従業員の数にもよりますが、少なくてもその対策をやっておくほうがやらないより良い結果を生むことは間違いありません。

個人情報保護を理由に一切電話に答えてくれない場合

個人情報保護法が施行されて以降、企業の間でこの対応が神経質なほどに行われています。

特に大きい企業ほどこの対応がシビアであり、私が勤務していた銀行でもその対応に自分でも辟易(へきえき)するほどでした。

法律が施行されてから、外部から「○○さんはいらっしゃいますか?」と勤務先に電話を掛けても「個人情報に関することなので、本人が在社しているかどうかも含めて答えられない」と電話をつないでくれないことが多くなりました。

これは在籍確認の場合も同じで、業者が確認のために電話を派遣元に入れても「個人情報保護」を理由に対応してくれない可能性は十分あります。

そのような時は一体どうしたらいいのでしょうか?

この場合、電話が確認に使えないことは確実なので、その他の方法が在籍確認に使えないか、在籍確認なしでカードローンを発行できないか、派遣社員が率直に事情を話してカードローン会社に相談するしか方法はありません。

あとは相手の反応を待って再度考えることにしましょう。

派遣元への電話がつながらなくて派遣先に電話した場合

それでは派遣元への電話がつながらなくて、続けて金融機関が派遣先に電話した場合はどうでしょうか?

金融機関が派遣先に電話を掛けて、たまたま電話を受けた社員の近くに派遣社員がいたら、「その人なら今隣にいますので電話を代わります」とか、都合が悪い場合は「その人は今作業中で電話に出られません」とか、対応してくれるでしょう。

ただあくまで金融機関が確認したいのは「派遣が派遣元に登録」していて働いている事実ですよね。

それでも金融機関がわざわざ派遣先に電話を掛けるその目的って一体何でしょう?

筆者が察するに、派遣社員が派遣先企業に派遣されている事実を電話で確認したいのだと思います。

その事実が確認できれば、あとは本人から提出された確認書類、たとえば派遣元名が入った社会保険証とか社員証の写し、給与証明書等で総合判定すればいいわけですから。

在籍確認は絶対電話で済ませなければならないという明確なルールはないので、あとは金融機関の判断次第というわけです。

複数の派遣元を掛け持ちの場合~電話の優先順位とは?

ひとりの派遣社員が複数の派遣元に登録して働くことは可能でしょうか?

結論からいえばそれはできます。

まさしく派遣バイトのように、1週間の中でそれぞれの派遣元での働く時間や曜日を調整すれば働くことは可能です。

ではこのような場合、カードローンの申込みを受けた金融機関はどの派遣元に在籍確認の電話をしたらいいのでしょうか?

それは派遣社員として、時間的または日数的に最も働いている派遣元はどこかで決まると考えています。

金融機関としては優先的にその派遣先に電話を掛けて在籍確認を取るのが望ましいでしょう。

ただそれが金融機関にはっきり分かるよう、派遣社員としては派遣元別、総勤務時間のデータを金融機関に示す必要があり、申込み時にはきちんとその内容を申告するよう忘れないようにして下さい。

在籍確認での電話が難しい時の対応

在籍確認は電話だけで済ませられないケースはいくつもあります。

まして派遣社員のように雇用形態が複雑な職種の場合、電話だけで済ませられないケースも色々発生することでしょう。

また最初から勤務先に電話を掛けられることを嫌がる申込者もいます。

このような場合、電話に代えて在籍確認できる方法はないのでしょうか?

以下の2つのケースで考えてみました。

書類による対応

在籍確認において、銀行カードローンの場合は電話による対応が厳格ですが、大手消費者金融の場合は書類による対応にも弾力的です。

もちろん大手消費者金融といっても、希望したら誰でも書類対応してくれるわけでもありません。

しかし諸般の事情でどうしても書類対応しか選択肢がない場合は、事前に相談したら検討してくれる可能性はあります。

ただしその分、書類確認は厳格になるので、たとえば必要書類は会社名の入った社会保険証と給与証明書(直近2ケ月分)とか、社員証と源泉徴収票(会社名が入ったもの)というように、確認書類を複数組み合わせたものとなる可能性が高いです。

在籍確認不要のケースとは?

銀行カードローンではこのような対応はまず期待できませんが、大手消費者金融では場合によって在籍確認なしでカードローンの借入に応じてくれる可能性はあります。

ただしそれは申込み限度額が10万円以下で、申込者の各属性も良好、かつ個人信用情報にも特に問題がなかった場合など、あくまで例外的な取り扱いだと考えて下さい。

基本的には金融機関はすべて在籍確認を行った上でカードローンを発行するということで理解しておきましょう。

派遣がカードローン審査に通りやすくする方法

それではいよいよ最後に、派遣がカードローン審査に通りやすくする方法について紹介します。

これらの方法を駆使して、一人でも多くの方が審査通過されることを期待しています。

できるだけ低めの限度額で申込みする

申込みに際してはできるだけ低めの限度額で申込みすれば、金融業者の貸出リスクも下がるので審査に通しやすくなります。

まずカードローンを手にすることを優先するなら、希望限度額はとりあえず横においてできるだけ低く申込みしましょう。

いったんカードローンさえ手に入れれば、あとは利用実績を積むことで増額申請を使って不足分をカバーできます。

ただしその場合でも最低6ケ月は実績づくりが必要になりますので焦らずに取引を続けましょう。

銀行カードローンは避けて消費者金融で申込む

派遣がカードローンを申し込む場合、どの金融機関で申込みするかは審査を無事に通る上でとても大事なポイントです。

その場合、まずは銀行カードローンを避けて消費者金融で申込みする方が審査通過率を上げる良い選択だと筆者は考えます。

もちろん銀行カードローンでも派遣は申込みできますが、銀行でも2017年以降、カードローンの自主規制が強くなっており、借入れ条件が厳しくなった結果、正社員でも審査が通りにくくなっているのが現状です。

ましてや労働条件でハンディのある派遣だとますますそのハードルが上がっています。

その点、消費者金融ではすでに総量規制という審査ハードルがありますが、派遣等、非正規雇用者へのキャッシングには前向きであり貸出実績も多くあるので、申込みしたら積極的に応えてくれると考えています。

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審査が通りやすいカードローン会社を選ぶ

公開されているカードローンの審査通過率を見て、審査が通りやすいカードローン会社を選ぶのも審査通過のための方法です。

銀行カードローンで自行の審査通過率を公表している先はありませんが、大手消費者金融では一部を除き大半が公表しています。

数字による月別の変動も多少ありますが、それぞれの消費者金融の審査通過率を見れば大体どの業者が通過しやすいか判断できます。

派遣にとって申込みした結果、続けて審査落ちして、その結果も信用情報機関に残ることを考えれば、できれば初回の申込みで無事審査通過したいものですね。

その点からも各社の審査通過率を見て、最初にどの金融業者に申込みするか判断するのは合理的な方法だと考えます。

申込み条件に「派遣社員可」の条件が入っている先を選ぶ

審査通過率と同じく、金融業者から公表されている申込み条件に沿って申込みするのも審査を通りやすくする方法です。

それは業者の申込み要領に「派遣社員可」の条件が書かれている先を選ぶこと。

金融機関にはこのような特定の職種や属性の方、たとえば「派遣社員」「パート・アルバイト」「年金受給者」などの表記を避けて、単に「安定した収入のある人」と表現している業者が多くいます。

しかし申込み要領の中に「派遣社員可」の文字を入れているということは、それだけ「派遣社員」に対して積極的に対応する意思を示してくれているので、それなら他の審査に厳しいカードローン会社を選ぶ理由もありません。

確実に審査に通りたいのなら、まずは申込み要領に「派遣社員可」の条件が入っている先を選ぶようにしましょう。

社会保険証が得られるなら、もらってから審査を受ける

もし派遣元で社会保険証が得られる状態なら、もらってから審査を受けるのが審査を通りやすくするコツです。

申込者が派遣社員になる前の健康保険が国民健康保険だとします。

派遣社員として登録後、働いて一定の勤務条件を満たすと国民健康保険を社会保険に切り替えられる状態になります。※

もしそのタイミングでカードローンを申込みするなら、ぜひ社会保険証をもらってから申込みすることをおすすめします。

社会保険証が手に入るということは、すでに同じ会社で一定の勤務実績がある証拠ですし、国民健康保険証に比べてもカードローン会社の評価が高くなります。

当然審査の通過率も上がってきますのでぜひ活用しましょう。

※派遣社員が社会保険の加入資格を得るには正社員の労働条件をベースに一定の要件を満たす必要があります。詳しくは登録予定の派遣元に確認して下さい。

参照先:厚生労働省 短時間(パート等)で働く皆様へ…社会保険の適用拡大

他社の返済履歴をきれいにしておく

これは派遣に限らず、すべてのカードローン申込者に共通している事項ですが、審査において他社の返済履歴をきれいにしておくことは審査を通りやすくするコツです。

審査において全ての金融機関は、加盟する信用情報機関に申込者の個人情報を問い合わせして信用状態をチェックします。

その際、過去の他社での返済履歴チェックは必須事項なので、その確認で何度も返済遅延している、3ケ月以上返済を延滞(滞納)している、クレジットカードの決済を怠ったなどの事実があればかなりの確率で審査落ちします。

また同様に、申込前には他社の借入残高を極力減らしておくのも審査通過を容易にするコツです。

銀行カードローンは自主規制と返済比率の視点から、消費者金融は総量規制の観点から、申込者が他社でいくら借入残高があるか、大いに関心を持っています。

そのチェックでもし他社借入額が過大だと審査落ちの可能性が高まるので、できれば事前に他社の借入額を減らしておくと審査通過率は高まると考えています。

同時申込みは避け、間を開けて申込みする

カードローンの複数同時申し込みは、審査においてかなり影響を受ける場合が多いので、できるだけ間を開けて申込みされることをおすすめします。

特に1~2カ月の短期間に3社以上同時申込みすると、カードローン会社としても「この申込者はよほど資金繰りが厳しいに違いない」「貸したらすぐに返済をギブアップされる可能性がある」と考えて、最悪すべての受付先で審査落ちの可能性もあります。

また申込み情報は、信用情報機関に6ケ月間は記録されてしまうので、そのあといくら続けて申込みしても同様な理由でまったく審査が通らない状態が続きます。

そのような状態にならないためにも
申込者はできるだけ申込期間を開けて計画的に申込みするようにして下さい。

申込書はていねいに書き、ウソは絶対つかない

カードローン申込書の記入において、ていねいに漏れなく書くことはもちろん必要ですが、ウソも絶対書かないようにして下さい。

申込書の記載は自己申告が基本です。

そのため収入証明書類の提出が必要な大きな借入限度額を除いて、すべて自分が申込書に書いた内容を元に審査が行われます。

その際、見栄やハッタリで申込者が起こしやすいミスが、収入額を実際より大きく申告する、勤務年数をごまかして長く勤務しているように見せかけるなどです。

しかし派遣の場合は、それでなくても正社員に比べて信用度が低く、申込み限度額に関係なく最初から確認書類を求められる場合があり、もし収入でウソを書いていたら簡単にばれてしまいます。

勤務年数にしても、追加で社会保険証等の提出を求められたら、発行年月日から勤務年数がすぐに分かるので、こちらも場合もウソを書いていたらばれます。

ウソがばれた場合の金融機関の対応は厳しいです。

審査落ちするどころか、もし他にローンの利用中だとしたら、ウソがばれたのを契機に利用停止や利用限度額の減額を受けてしまうかもしれません。

カードローン審査にあたり、申込書の記載はていねいに漏れなく申告する、ウソは絶対書かない、これが審査を通りやすくするその一歩だと自覚して下さい。

派遣とカードローンの審査|まとめ

派遣社員や派遣バイトがカードローンの審査を通りやすくする方法について詳しく解説してきました。

あらためてまとめると

1.派遣はフルタイム労働の派遣社員に加えて、派遣バイト・派遣パートという形態の労働者も増加しており、カードローン会社も派遣を含めた非正規雇用者に対する利用環境をさらに整備している。

2.派遣に対するカードローン審査のポイントは、安定した収入の確保、派遣元での一定の勤務実績、個人信用情報を汚さないこと、在籍確認をきちんとこなすこと、などなど。

3.特に在籍確認は派遣の場合、派遣元と派遣先を巻き込んで複雑な対応になる場合もあるので、派遣社員自らカードローン会社とよく相談、協力してきちんと終わらせる必要がある。

4.派遣がカードローン審査を通りやすくするコツはたくさんあり、この記事でも8点取り上げているので、できれば参考にして欲しい。

となります。

この記事の内容が派遣労働者のカードローン審査を受ける上で参考になることを願います。