シングルマザーがカードローンを使うときに注意すべきこと4選

カードローンを知る・学ぶ

「結婚式に参加して、今月の生活費が足りない!」「子供の部活の遠征資金を準備しなくちゃ」と言うような、想定外の出費で不安な思いを抱くシングルマザーは少なくありません。

そして、このような「困ったとき」に頼りになるのがカードローンの存在です。

カードローンは無担保、保証人なしで借り入れできる個人に向けたローンのひとつ。あらかじめ利用できる限度額が決まっており、限度額の範囲であれば何度でも自由に繰り返し借り入れできるローンです。

カードローンは住宅ローンやマイカーローンなどの使い道が決まったローンとは違い、資金使途は原則自由。

もちろんカードを発行してもらうには審査が必要になりますが、一度ローンカードを入手しておけばいつでも気軽に資金を準備できますので、イザというときに慌てずに済むという訳です。

とはいえ、良いことばかりではありません。いくら気軽に資金を準備できると言っても、あくまでも返さなければならないお金です。

母子家庭のシングルマザーがカードローンを使うときには、どのような点に注意しておかなければならないのか?について考えてみましょう。

シングルマザーがカードローンを使うときの注意点4選

母子家庭のシングルマザーに知ってほしい、カードローンを使うときに注意すべきこと4選をご紹介します。

借りられる金額と返せる金額は違う

シングルマザーに限らず、お金を借りる人すべてに当てはまることですが、必ず覚えておいて欲しいことは、借りられる金額(限度額)と返すことのできるお金は違うということです。

カードローンの審査を通り、借り入れできるようになった場合、個人毎に借り入れ限度額が決められます。限度額は、現在の年収や生活環境や家族構成、信用情報などから総合的に判断して決定されます。

たとえば限度額が20万円に設定された場合です。

本来、必要なお金は10万円であるにも関わらず、せっかく借りられるからと言って、限度額ギリギリまで借りてしまう人が度々見受けられます。

返さなければならないお金と分かっていても、簡単に手に入れたお金の管理は難しく、必要以上にお金を使ってしまいことが多いのです。

予定した以上に使ってしまった場合には、返済できなくなってしまうということが十分に考えられますので、必要以上に借りないことが大切です。

毎月の返済額に無理はないかを確認する

「毎月の返済は2,000円、3,000円からOK」などの広告を見ると、それくらいの金額なら無理なく返済できると考えてしまいがちですが、しかしながら、毎月の最低返済額は借入額によって異なるため、あらかじめ自分がいくら返済しなければならないのか、事前に確認しておくことが必要です。

それでは大手消費者金融A社の返済限度額を確認してみましょう。

A社の公式HPには返済金額の計算例が掲載されています。借入残高が5万円の場合には、5万円×所定の一定割合3.61%=1,805円。返済額は1,000円未満を切り上げて計算するため2,000円となります。

参考

5万円の場合:5万円×3.61%=1,805円…2,000円
50万円の場合:50万円×2.53%=12,650円…13,000円
150万円の場合:15万円×1.99%=29,850円…30,000円

各社、借入残高による毎月の返済額は公式HPに掲載されていますし、ローンカード契約時には説明を受けることになります。

返済に無理はないか、返済期限はいつか、返済できないときにはどのような方法を取るといいのかなど、事前にカードローンの担当者に聞いておくと安心です。

特にシングルマザーの場合、自身の収入のみで返済をしていかなければなりません。

返済できないからといって滞納するのはよくありません。早めに窓口やオペレーターに相談をして指示を仰ぎましょう。くれぐれもそのままにはせず、カードローン会社から督促を受けることがないように、支払う意思を明確にしていきましょう。

大手消費者金融の場合ですと、毎月の返済額のうち利息分のみを支払えばOKとしてくれる会社がほとんどです。問い合わせをすれば、いくら払えばいいのかを教えてくれます。

利息の支払いのみだと借入残高は減りませんが、返済する意思は伝わりますし、滞納によるブラック予備軍になることも防ぐこともできますよ。

借入先を慎重に選ぶ

消費者金融でお金を借りることに対して、「怖い」「金利が高い」「周りの人に知られると恥ずかしい」などをイメージする人は多いようです。

確かに、以前は消費者金融からお金を借りたことによって、怖い思いをした人はいたようなのですが、現在は法律も改正され無理な取り立てなどは一切ありません。

またカードローンの審査で勤務先へ在籍確認をする際にも、会社名は名乗らず担当者の個人名で対応してくれますので、借入が会社にバレたくないシングルマザーには嬉しい配慮ですね。

しかしながら、申し込む前に考えておかなければならないのは、どこから借りるのかということ。

カードローンの取り扱いをしているのは、消費者金融の他、銀行や信用金庫などの金融機関です。それぞれに特徴がありますので、どこから借りるべきか、しっかりと検討しましょう。

収入のないシングルマザーはどうする?

シングルマザーの中には体調不良で働けない、仕事が見つからないなどの理由で、生活費を工面するためにカードローンの利用を考える人もいます。

しかしながら、収入のないシングルマザーはいずれの会社からもローンカードを発行してもらえる可能性は限りなくゼロに近いです。

切羽詰まってしまうと、よく分からない業者や闇金などからお金を借りてしまうケースが考えられますが、それだけは絶対にNGです。

まずは身近な家族や友人、知人からお金を借りられないか相談をしましょう。もし相談できる人がいないのなら、最寄りの福祉事務所(市役所、区役所など)へ相談し、生活保護の申請をしてください。

くれぐれも闇金にだけには近づいてはダメですよ!「シングルマザーでもお金が借りられる」という甘い言葉に騙されないように注意してください。

この記事の執筆者情報

・飯田道子/CFP・海外生活ジャーナリスト
金融機関勤務を経て96年にFP(ファイナンシャル・プランナー)資格を取得。現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住相談や金融・保険情報を得意としている。趣味が高じてスキーやスキューバーダイビングのインストラクターも経験。現在は、数秘&カラーの上級トレーナーとしての顔も持つ。