PayPay銀行カードローンの審査の流れと審査基準
PayPay銀行カードローンの申し込みを検討しているけれど、審査に落ちないか心配ですよね。
PayPay銀行カードローンの審査の流れや審査基準がわかれば、申込前の不安が解消できて、安心して審査を受けられますよね。
PayPay銀行カードローンではどのような審査基準で融資を行っているのか?それが今回のテーマです。
この記事では、PayPay銀行カードローンの審査の流れや審査基準について解説します。
PayPay銀行カードローンの審査に不安がある方は、ぜひ参考にしてください。
PayPay銀行カードローンの審査の流れ
PayPay銀行カードローンの審査の流れを解説します。
PayPay銀行カードローンでは、融資の取引にPayPay銀行の普通預金口座があることが前提条件です。
取引開始にあたり、すでにPayPay銀行に「口座あり」の人と「口座なし」の人がいるかと思いますが、審査の流れおよび手順は同じです。
以下では、PayPay銀行カードローンの審査の流れについて説明します。
- PayPay銀行公式サイトから申し込み
- 仮審査
- 本人確認の電話(申込意思の確認)
- スコアリング・信用情報の照会
- 仮審査結果の回答
- 本審査
- 勤務先への在籍確認
- 契約完了
PayPay銀行カードローンの審査基準
PayPay銀行カードローンば独自の審査基準により、さまざまな角度からカードローンの審査を行っています。
審査基準は申込者の信用力や返済能力を測るためのモノサシであり、どれかひとつでも欠いてしまうとPayPay銀行カードローンの審査を通るのが難しくなります。
なおPayPay銀行カードローンは、実際には保証会社(SMBCコンシューマーファイナンス)が実質的な審査行っており、PayPay銀行は申込者が反社会的勢力に属していないかを預金保険機構を経由して警察庁のデータベースで確認しています。
ただし、あくまでもカードローンの審査は保証会社ではなくPayPay銀行の審査基準で進められることとなります。
属性のスコアリング審査
PayPay銀行カードローンの審査基準の1つ目は属性のスコアリング(自動与信システム)です。
スコアリングとは、申込者の属性(年収や職業)に点数をつけて、その合計スコアがPayPay銀行が定めた基準値を超えた人をスコアリングの通過者とする審査方式です。
ただし、個々の属性にどれくらい配点するか、合格ラインとする基準点はいくらか、また審査を受けた申込者のスコアはいくらだったのか、全貸金業者とも一切公表していません。なぜなら、これらの項目はPayPay銀行を含め各貸金業者の機密事項だからです。
申し込みフォームの入力項目からカードローン会社がどのような属性を重視しているかおおよそ分かるので、PayPay銀行カードローンに申込みする人も事前対策することはできます。
とにかく、まずはスコアリングを突破することがPayPay銀行カードローンの審査を通過するための第一関門です。
信用情報に基づく審査
PayPay銀行カードローンの審査基準の2つ目は信用情報です。
PayPay銀行カードローンの審査では、申込者の信用情報をPayPay銀行が加盟している個人信用情報機関に問い合わせて確認します。
PayPay銀行が加盟している信用情報機関はJICC(日本信用情報機構)です。
PayPay銀行の業態はあくまで銀行ですが、PayPay銀行は一般の銀行が加盟している信用情報機関の全国銀行個人信用情報センターには加盟していません。PayPay銀行は消費者金融、信販・クレジット会社が加盟しているJICC(日本信用情報機構)の正会員です。"
問い合わせの内容は主に以下の4つの項目となりますが、もし信用情報にいずれかの登録があれば、内容によってはPayPay銀行カードローンの審査に落ちてしまう可能性もあります。
- 過去に異動情報の登録がないか(長期延滞、債務整理、代位返済、強制解約等の有無)
- 他社で返済遅延していないか(何度も返済遅延を繰り返していないか)
- 他社の借入債務は適切か(他社借入件数および他社借入額の程度)
- 申込状況は適切か(短期間に複数他社に申込みを繰り返していないか)
信用情報の照会は、PayPay銀行カードローンでも重要な審査基準のひとつです。
たとえ他の審査基準が合格ラインを上回っていたとしても、肝心の信用情報に傷があればカバーすることができません。
申込者の信用情報に傷がないこと。これがPayPay銀行カードローンの審査を通過するための最低条件です。
勤務先への在籍確認
PayPay銀行カードローンの審査基準の3つ目は在籍確認です。
PayPay銀行カードローンの在籍確認が完了しないと次の手続きに進めないばかりでなくい、最悪の場合には審査が中止される可能性もあります。
在籍確認とは、PayPay銀行の担当者が申込者の勤務先に電話をかけて、本人が職場に在籍して本当に働いているかどうかを確認する手続きです。
申込者の勤務先に電話をかけたにもかかわらず、本人が在籍していないことが判明すると、嘘をつかれただけでなく安定した収入もないことを意味するので、PayPay銀行カードローンにとって在籍確認は絶対に欠かすことのできない重要な審査となっています。
例えばネット銀行であるPayPay銀行にとって在籍確認することが難しい例をひとつ取り上げてみましょう。
申込者の職業が自営者グループのひとつ「漁師」だった場合です。漁師なので銀行が電話をかける先は基本的に自宅になります。
しかし、銀行が在籍確認で自宅に電話をかけたとしても、漁師は朝が早いのですでに本人は船に乗って海の上です。また、携帯電話にかけても海の上では場所によってつながらないこともあります。
漁師がカードローンを申込みした先が本人の事情を良く知る地元の地銀や信用金庫ならまだしも、ネット銀行にそのような個別事情が詳しく分かるわけでもありません。
こうしてPayPay銀行が何度も本人に電話をかけてもつながらない場合、在籍確認ができず最後にはメールで「審査落ち」を通知することになります。
漁師はやや極端な例ではありますが、銀行カードローンの場合は消費者金融のように在籍確認で書類対応もしていないので、電話で確認することだけが頼りです。
在籍確認でジャパネット銀行から電話がかかってきたら、とにかく優先的に電話に出るか、あるいは勤務先に電話がかかってもきちんと対応できるよう、事前に職場の同僚にも協力を仰いでおきましょう。
PayPay銀行カードローンの審査時間
PayPay銀行カードローンの審査受付時間は以下のとおりです。
申込時間 | 審査結果メールの到着時刻 |
---|---|
月曜~金曜日の14時まで | 最短翌営業日以降※2 |
月曜~金曜日の14時以降 |
※2.PayPay銀行では基本的に土日・祝日の審査対応はありません。
PayPay銀行カードローンの審査に通るコツ
ここまでPayPay銀行カードローンの審査の流れおよびその審査基準について紹介してきました。
続けてこの章では、PayPay銀行カードローンの審査を受けるうえで知っておいてほしい5つのポイントについて解説します。
PayPay銀行カードローンは、ネット銀行の特質を活かして、お堅い他の一般銀行にはない興味深いサービスや面白い取り扱いがあります。
そこで審査との関連から筆者が特に興味をひかれた点を中心に詳しく解説します。
希望限度額の大小で審査の難易度は変わらない
PayPay銀行カードローンの審査を確実に通るために、本人の希望額よりも小さな限度額で申し込みしたとしても、審査では必ず有利になるとは限りません。つまり、希望限度額の大小で審査の難易度は変わらないのです。
PayPay銀行カードローンの審査で大事な点は、あくまで「借入と返済のバランス」であって、たとえ申込額が小さくても本人収入と返済でバランスを欠いていれば審査落ちします。
当たり前のことなのですが、PayPay銀行としても「限度額を低くして申し込みすればカードローンの審査に通る」という通説を否定したかったのだろうと筆者は考えています。
あらためて申し込みは「収入と返済のバランス」が大事であるということを考えさせてくれる一言でした。
ただし、本人の年収に対して希望限度額を低くしての申し込みは、カードローン会社にとって貸付けリスクが下がりますので、カードローンの審査を通りやすくする手段として有効です。
参照希望限度額が少額でも高額でも審査の内容はまったく同じ|PayPay銀行
PayPay銀行との取り引きは審査結果に影響しない
銀行カードローンでは、申込者がその銀行で他の取引(定期預金や給与振込指定など)実績に応じてカードローンの審査で有利になることがあります。特に地方銀行や信用金庫はその傾向が強いと感じます。
しかし、ネット専業銀行であるPayPay銀行では、そのコツがあまり有効ではないので注意が必要です。これは明確にPayPay銀行の公式サイトにも書かれています。
ここに登場するネットキャット(PayPay銀行カードローンのマスコット猫)がこうつぶやいています。
銀行はハードルが高い、なんとなく厳しそう、っていうのは完全な思い込みだよ。「その銀行と取引がないとダメそう」「通帳を持ってないと無理そう」と思い込んで、銀行のキャッシングに申し込むのを避けちゃう人もいるんだけど、それは自分で可能性を狭めているだけなのさ。
「連絡が取れない人」は、審査に落ちる可能性も|PayPay銀行
ここでマスコット猫のネットキャットが言いたいことは、ようするにPayPay銀行としては、「安定した収入があって返済能力がある」と判断できる人なら貸しますよということです。
この点を押さえておけば、仮に申込時点でPayPay銀行に取引がなくてもカードローンの審査を恐れる必要はないということになりますね。
ただし、PayPay銀行は「他の取引がなくてもカードローンの審査には影響しない」と述べているだけで、取引で預金残高の多い人がカードローンに申し込みしても審査に関係ないとまでは言及していません。筆者としても、従来からPayPay銀行との取り引きのある人は、カードローンの審査でも十分に有利であると考えています。
申し込みができるのは職業についている人だけ
PayPay銀行カードローンの審査では、必ず何かの職業に就いて安定した収入のある人しか審査してくれないので忘れないようにしてください。
わかりやすい例が年金受給者のケースです。確かに年金受給者は定期的に入ってくる年金収入がありますが、PayPay銀行の場合はこれだけでは申込条件を満たしたことになっていないのです。
PayPay銀行カードローンでは審査を受けられる方の条件として「お仕事をされていて、安定した収入がある方」となっており、年金受給者は仕事をしていないのでこの条件を満たしていません。
もちろん無職や働いていない学生も基本的に仕事に就いておらず収入もないのでPayPay銀行ネットキャシングでは対象外です。
ただし、同じ学生でも年齢が20歳以上でアルバイトなどによる安定した収入があればPayPay銀行カードローンに申し込みが可能です。
専業主婦でも配偶者に安定した収入があれば申込可能
PayPay銀行カードローンの審査で面白い点は、専業主婦も「配偶者に一定の安定した収入」があれば申し込みができることです。
無職や年金受給者同様、専業主婦も働いていないので収入がありません。そのため、銀行や大手消費者金融では専業主婦に対して積極的にカードローンを販売していない先が多いのですが、PayPay銀行では可能です。
また、その申込条件も単に専業主婦の「配偶者に一定の安定した収入」があることだけが必須条件であり、婚姻関係証明書、配偶者の同意書等の銀行への提出のようなややこしい手続きもありません。
ただし、金融機関として在籍確認だけは必要なので、専業主婦の申し込みでは、PayPay銀行が配偶者の勤務先に在籍確認の電話をします。そのため、勤務先に電話があることについて、専業主婦は事前に配偶者の了解を得ておく必要があります。
PayPay銀行カードローンを借りられるのは、「専業主婦だけ」で専業主夫は対象外ですのでこの点も注意してください。
審査に落ちてもPayPay銀行は再審査に前向き
PayPay銀行カードローンの審査に落ちてしまうと、「もう申し込みはできないの?」「二度と審査に通らないのかな?」とそんな心配をしてしまいますよね。
でもそんな心配は無用です。PayPay銀行ではカードローンの審査を何度でも受けられます。PayPay銀行の公式サイトでもその件についてきちんとコメントしています。
勤続年数が1年増えたり、雇用形態が準社員・契約社員から正社員になったり、収入が少し上がったり……みたいに、1年もあれば何かしら変化があるだろ。毎回、一からしっかり丁寧に審査してるから、以前審査に落ちたとしても、まったく気にせずに申し込んだほうがいい。
審査に落ちても、また申し込んでみて。状況が変われば通る可能性あり!|PayPay銀行
PayPay銀行では取引年数や口座のあるなしに関係なく徹底して公平な審査をしているので、過去にカードローンの審査に落ちたことも次の審査には影響しないと説明しています。
ただし、PayPay銀行カードローンへ再度申込みする以上は、銀行としても申込者に対しても一定の条件を満たすことを求めています。
それは前回の申込みより属性含む条件が何か改善・向上していること。具体的には勤続年数が1年増えたとか、雇用形態が契約社員から正社員になった、収入が少し増えたなどです。
そういう意味では、「再度審査を受けてもどうせ落ちるのではないか?」と余計な心配するよりも、再審査に向かって一生懸命に努力して自身の申込条件の改善・向上を目指しましょう。
まとめ
PayPay銀行カードローンの審査の流れおよび審査基準について詳しく解説してきました。
PayPay銀行はインタネット専業銀行としてとてもユニークな存在です。PayPay銀行カードローンにも一般の銀行カードローンにはない面白いサービスや対応があります。そのため、筆者としてもぜひ審査に通って利用してもらいたいと考えています。
この記事を通じて、PayPay銀行カードローンとその審査の内容に興味を持っていただき、無事にカードローンを手に入れられることを願っています。