駐車場代が払えない…意外と高い駐車場の料金!滞納するとどうなる?

お金の悩み

自動車を買ったら、車を置いておく場所(駐車場)が必要です。

そもそも、自動車を購入するためには車庫証明書が必要になることがほとんどですので、駐車場が用意されていないと車を購入することすらできないのです。

車の維持費用というと、ガソリン代やオイル交換代、車検や自動車税などを連想する人が多いかと思いますが、地域によっては駐車場代が最も高い維持費用になってしまうこともあります。

自動車を購入するときに、駐車場代を維持費として想定していない人も多いので、駐車場代を支払うお金を想定していなかったために支払いに遅れてしまうということも少なくありません。

しかし、駐車場代を支払えないと大きなリスクがあるので注意が必要です。

駐車場代を払えないとどうなってしまうのでしょうか?お金がなくて駐車場代が支払えないときの対処法について解説していきたいと思います。

駐車場代の相場はいくら?

自動車を購入するときにはあまり想定していない駐車場代ですが、実はその支出は少ない金額ではありません。

場合によっては、駐車場代は自動車の維持費の中で最も高い支出になってしまうこともありますので、駐車場代にいくら支払わなくてはいけないのか、これから車を購入しようとしている人は特に理解をしておいてください。

駐車場代の相場は地域によって差がある

駐車場代は地域によって差があるのが実情です。

田舎で土地が余っているような場所では、知り合いの地主にただで停めさせてもらっているという人もいるでしょう。

そもそも地方では駐車場代は安く、安ければ毎月2,000~3,000円程度ですし、地方の都市圏では5,000円~10,000円あたりが相場で、高くとも20,000円まででしょう。

毎月の駐車場代が数千円程度であれば、駐車場代が払えない人なんてほとんどいません。

しかし、首都圏になると1ヶ月20,000円~40,000円程度が相場になり、場合によっては50,000円ということもあるようです。

毎月数万円の出費となると、家計の固定費としては非常に大きな金額であるという事がわかります。

都会で車を持つことはステータスの象徴であると言われますが、それはこの駐車場代がかかるということが原因の1つとなっているようです。

都会は自動車を持たなくても移動や仕事に支障がなくて利便性が高い反面、車を所有するとなると駐車場代が維持費として地方よりもかなり多くかかってしまうことを覚悟したうえで車を購入する必要があります。

都会なら年間35万円以上の支出になることも

1ヶ月の駐車場代が3万円以上になると、駐車場代だけで年間支出は35万円以上になってしまうこともあります。

ちなみに自動車税は普通車なら年間3万円~5万円程度で、軽自動車ではさらに税金は安くなります。

また、自動車保険もいくら若い人が車両保険までつけたとしても年間3万円程度です。

車検代は新車であれば3年に1回、それ以降は2年に1回で、特に問題なければ10万円程度の支出ですみます。

しかし、駐車場代は車の車種や所有者の年齢に関係なく発生する固定費です。これは自動車税や保険料と比較して最も高い車の維持費ということが言えます。

車を買う際には「どこに車を停めるのか」「駐車場代はいくらなのか」ということまで考えて買わないと、駐車場代が払えなくて車が維持できなくなってしまう可能性があるのです。

駐車場代を払えないとどうなる?

意外と高い固定費になってしまう駐車場代ですが、1ヶ月で3万円以上もの高額な駐車場代の支払いを滞納してしまうと、それなりのペナルティを受けることになります。

駐車場代が払えないと、最後は財産の差し押さえにまで至ってしまうこともありますので、まずはどれくらい延滞すると法的措置をとられるのか、契約解除されるのかについて契約書をよく確認しましょう。

一般的には、駐車場代を支払わないと以下のような手続きが行われることになります。

電話や郵便で督促がくる

最初は大家さんや管理会社から電話や郵便で督促が行われることが一般的です。

どのタイミングでどんな督促が行われるのかは大家さんや管理会社によって異なりますが、最初は簡単に督促できる電話や郵便になることがほとんどです。

内容証明郵便で督促される

電話や郵便での督促がきても駐車場代を払わない場合、次は内容証明郵便で督促が行われます。

内容証明郵便とは、郵便の内容や差出人、受取人を郵便局が証明する郵便で、督促を行った事実の客観的な証拠となる書類です。

なぜ、証拠が残る方法で督促が行われるかと言えば、大家さんや管理会社側が法的な手続きによって回収を図ることを視野にいれているためです。

つまり、内容証明郵便が届いた段階で、大家さんや管理会社が法的措置を検討しているということを理解して、速やかに対処した方がいいでしょう。

支払督促が裁判所から届く

駐車場代を数ヶ月にも及んで滞納し、金額が高額になる場合には支払督促が裁判所から届くことがあります。

支払督促とは裁判所が「支払いしなさい」と督促することで、この書類が届いてから2週間以内に異議申し立てをしないと、差し押えの仮執行が行われます。

しかし、異議申し立てをして裁判をしたとしても、契約通りに駐車場代を払っていないのは自分ですので、裁判に勝てる見込みはまずありません。

支払督促が届いてから速やかに滞納している駐車場代を支払わないと、財産の差し押えが行われてしまうことになります。

また、金額が少額の場合には少額訴訟を行われることもありますが、いずれにせよ駐車場料金を払わないのであれば何かしらの法的措置をとられることになるでしょう。

駐車場が使えなくなる

法的な手続きになる前に駐車場を追い出されてしまうことも覚悟しておいてください。

大家さんとしてみれば駐車場を払わない人の車をいつまでも置いておくよりも、新しい借主を探して駐車場代を払ってもらった方が間違いなくメリットがあるため、契約書には「〇〇ヶ月駐車場代を払わなかった場合には強制的に契約を解消する」などと記載されていることも珍しくありません。

駐車場を追い出されてしまうと、自動車を停めておく場所がないので車を所有することができなくなりますし、臨時でコインパーキングなどを利用したらむしろ駐車場代はもっと高くなってしまいます。

法的手続きを取らない方針の大家さんや管理会社もいるかもしれませんが、契約の解除はほとんどの駐車場で行われると考えた方がいいでしょう。

強制執行が行われる

滞納している駐車場代を支払わないと、財産の差し押えが行われますが、差し押えは給料に対しても行われます。

給料の差し押えが行われると、裁判所から会社へ通知が届きますので、駐車場代を払っていないことや財産を差し押えられたことが会社にバレてしまいます。

差し押えが行われると、自分の社会的地位にまで悪影響が及んでしまうことは覚悟しておいてください。

駐車場代が払えないときの対処法

駐車場代を払えない理由が「お金がないから」では済まされません。

これまで説明したように、法的措置を取られるとか、駐車場を追い出されてしまうなど何かしらのペナルティがあります。

自分で希望して駐車場を契約したのですから、何かしらの方法で対処をする必要があります。

どうしてもお金がなくて駐車場代が払えない場合には、以下の方法で対処してください。

大家や管理会社と話し合う

黙って延滞するよりも、大家さんや管理会社と話をして、駐車場代が払えない理由や、いつになったら支払えるのかを話した方がいいでしょう。

法的措置など大家さんも管理会社もできることなら行いたくはないので、それなりの事情があるなら一定期間なら待ってくれますし、払えないのであれば「○日までには出て行ってくれ!」という話になり、契約を解除されるだけで法的措置を免れられる可能性があります。

値段の安い駐車場を借りる

毎月の駐車場代が高くて支払いが難しいのであれば、値段の安い駐車場へ借り換えるという方法もあります。

毎日車を使用せず、休日に運転するだけであれば自宅近くに駐車場を借りる必要はありません。

自宅や駅から少し離れた郊外に駐車場を借りて、駐車場代を安く抑えるという方法も検討しましょう。

車の売却を検討する

駐車場代が払えないということは、残念ながら自動車を維持する経済力がないということでもあります。

どうしても生活や仕事に車が必要不可欠なものでないのなら、家計を圧迫している自動車を持ち続けていることそのものを考え直した方がいいかもしれません。

車を売却すれば売却代金を手元に残すことができますし、ローンを返済することができるかもしれません。

駐車場代をはじめとして、車の維持費は年間数十万円かかりますが、これらの費用も払わなくて済みます。

相場と比較してそれほど高くない駐車場代を払うことすらできないのであれば、本格的に車の売却を検討した方がいいかもしれません。

金融機関からお金を借りて駐車場代を支払う

1ヶ月分の駐車場代くらいであれば、滞納する前に金融機関からお金を借りて支払ったほうが早いかもしれません。

毎月のようにローンから駐車場代を支払うことはおすすめできませんが、「タイヤがパンクして買い替えた」「車検が思ったより高額になった」などのイレギュラーな理由でお金がないときに限り、臨時で駐車場代を借りてしまっても問題ないでしょう。

駐車場代を借りられるのはカードローンだけ

金融機関から借りたお金で駐車場代が支払えるのはカードローンだけです。

銀行にはさまざまな金融商品の取り扱いがありますが、駐車場代というすでに契約済の月額料金を支払えるローンはカードローンしかありません。以下でその理由について解説します。

マイカーローンやフリーローンなどでは駐車場代は払えない

マイカーローンは低金利かつ車関連の多くの費用を借りることができので、「駐車場代も支払えるのでは?」と考える人も多いですが、残念ながらマイカーローンでは駐車場代を借りることはできません。

マイカーローンは車両本体や修理費用、車検代などの事前に見積書が出る使い道にしか利用できないローンです。

駐車場代はすでに契約済の月額料金ですので、毎月恒常的に発生する費用には見積書は出ません。

このような使い道には残念ながら金利の低いマイカーローンを使用することができません。

同様に契約時に見積書が必要になるフリーローン(多目的ローン)でも駐車場代を借りることはできません。

カードローンは駐車場代以外も借りられる

カードローンとは、限度額の範囲内で自由に借入ができ、借りたお金は事業資金以外であれば何にでも使用することができるローンです。

毎月の駐車場代や家賃などの支払いにも利用できるので、駐車場代や生活費など見積書が出ない使い道にカードローンは活用することができます。

アコムやプロミス、アイフルなどの大手消費者金融には30日間の無利息期間がついているので、次の給料日までにどうしてもお金が足りず、少しの期間だけお金を借りたいという方におすすめです。

毎月のように恒常的にカードローンを利用して駐車場代を支払うことはおすすめできませんが、急な出費が重なり、お金が足りずに駐車場代が払えないときの対処法として、カードローンを利用することで迅速に対応することが可能です。

まとめ

自動車を購入するときに駐車場代を車の維持費として考えていない人は少なくありません。

しかし、実は駐車場代は車の維持費の中でも最も大きな費用の1つで、1年間で数十万円もの高額な支出となってしまうこともあります。

駐車場代を長期間延滞すると財産の差し押えが行われることもあるほど重大な行為ですので、車を持つのであれば駐車場代は絶対に払わなければなりません。

金融機関からお金を借りるならカードローンを利用するという方法もありますが、あくまでもローンの利用は臨時的にお金が足りないときだけにしてください。

毎月カードローンから駐車場代を借りなければならないほど、駐車場代が家計の中で大きな負担になっているのであれば、車を手放すか、安い駐車場に変えるという方法を検討した方がいいのではないでしょうか。

執筆者:手塚大輔/金融ライター

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